第十二章「合コンは、決戦?」31
夜まで降り続けば、雨が雪に変わるのでしょうか。
「Remember?」
う~~~~ん。
確か、このブログでも、かつて登場して頂いた、スペイン人のALTの方?
・・・・・・・とはいっても、
毎日ほぼ決まった時刻に来てくだされば、こっちも少しは英語を考えておく
のですが、いきなり「なつかしい~」なんて単語、思い浮かびマセン・・・・。
(いえ、それと、正直夕方5時から0時まで立ち尽くめで店番した身としては、
疲れて、頭は回転シテオリマセン・・・)
たぶん、わざわざ飲んだ帰りに立ち寄ってくださったのでしょうが、
ホント、無愛想で、ゴメンナサイ。m(__)m
ま、愛しのヒロイン・むっちゃんなら、当意即妙に応答できるのでしょうが。
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第十二章「合コンは、決戦?」31
(最初から読んでみたいと思ってくださった方は、
「新米館主・御仮屋睦」の目次ーFC2小説
を是非に。m(__)m
(いや、それは、かなり難しいぞ~)
一射目はわずかに三メートルばかり飛び、ニ射目は勢いよく飛んでいってしまい。
この両極端な結果から、「的を射る」射ちを導き出すのは、いかに弓の達人であって
も無理に近い。的を射ることは出来なくても、必死の祝子の努力を誉める場面なのだ
ろう、と思う。
しかし、どうやら祝子は、本気で的を狙うつもりのようだ。
「角度は、このくらいに抑えて・・・」
引き絞った弓を構えた。本人は無意識なのだろう、下唇を噛み締めている。
「はい」
的が動き出す。
ヒュッ!
(えっ!当たるの!)
矢が放たれた瞬間、思った。そのくらい力加減、タイミングはぴったりだ。
カッ!
(ホントに、当たったよ~)
「ああ~、睦さん。当たらないと思っていたでしょ~」
周囲がまだ呆然としているなか、すかさず祝子は視界に入っていた、睦の表情を
指摘した。
「ヤッタ~ッ!!」
さすが、祝子は若い。握りこぶしでガッツポーズ。喜びを、全身で表現する。
遅れて、周囲から拍手が起こる。
(つづく)
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