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2012年1月25日 (水)

第十二章「合コンは、決戦?」31

 夜まで降り続けば、雨が雪に変わるのでしょうか。

1201251s
 深夜、一人の外国人の方、ほろ酔い加減で登場。

 「Remember?」
 う~~~~ん。
 確か、このブログでも、かつて登場して頂いた、スペイン人のALTの方?

 ・・・・・・・とはいっても、
 毎日ほぼ決まった時刻に来てくだされば、こっちも少しは英語を考えておく
のですが、いきなり「なつかしい~」なんて単語、思い浮かびマセン・・・・。
(いえ、それと、正直夕方5時から0時まで立ち尽くめで店番した身としては、
疲れて、頭は回転シテオリマセン・・・)

 たぶん、わざわざ飲んだ帰りに立ち寄ってくださったのでしょうが、
                ホント、無愛想で、ゴメンナサイ。m(__)m

 ま、愛しのヒロイン・むっちゃんなら、当意即妙に応答できるのでしょうが。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
     第十二章「合コンは、決戦?」31
(最初から読んでみたいと思ってくださった方は、
    「新米館主・御仮屋睦」の目次ーFC2小説
                       を是非に。m(__)m

 (いや、それは、かなり難しいぞ~)
 一射目はわずかに三メートルばかり飛び、ニ射目は勢いよく飛んでいってしまい。
この両極端な結果から、「的を射る」射ちを導き出すのは、いかに弓の達人であって
も無理に近い。的を射ることは出来なくても、必死の祝子の努力を誉める場面なのだ
ろう、と思う。

 しかし、どうやら祝子は、本気で的を狙うつもりのようだ。
 「角度は、このくらいに抑えて・・・」
 引き絞った弓を構えた。本人は無意識なのだろう、下唇を噛み締めている。

 「はい」
 的が動き出す。
  ヒュッ!
 (えっ!当たるの!)
 矢が放たれた瞬間、思った。そのくらい力加減、タイミングはぴったりだ。

  カッ!
 (ホントに、当たったよ~)

 「ああ~、睦さん。当たらないと思っていたでしょ~」
 周囲がまだ呆然としているなか、すかさず祝子は視界に入っていた、睦の表情を
指摘した。
 「ヤッタ~ッ!!」
 さすが、祝子は若い。握りこぶしでガッツポーズ。喜びを、全身で表現する。

 遅れて、周囲から拍手が起こる。
                        (つづく)

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