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2012年6月12日 (火)

『おさがしの本は』門井慶喜著

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 ふと気がつけば、鹿児島県出水市から“上京”して、3か月。
 振り返ってみれば、
 「オレって、3か月前までは鹿児島に住んでいたんだよな~~」。

  で、結局普段の生活は、アパートの一室と職場を往復している
だけだよな・・・・というのが、自省。
 せっかく“文化の中心地”東京近辺に住むことになったんだから、
もっと楽しまなきゃ!!。

 そこで、にわかにMy趣味となった「映画鑑賞」。
 この3か月観た作品は?と、指折り数えてみれば、
 
  ・種まく旅人~みのりの茶
 ・僕達急行ーA列車で行こうー
  ・僕等がいた 前篇
  ・僕等がいた 後編
  ・ももへの手紙
  ・HOME 愛しの座敷わらし
  ・ガール~GIRL~
  ・シグナル~月曜日のルカ~

 うむ・・・、まだ、たった8本ですか・・・。
 いつか、東京で単館上映されているような、作品も観に行きましょう。
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 さてさて。
 ちょっと印象深かった小説を。
 『おさがしの本は』門井慶喜著、光文社文庫

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 東京近郊の人口約30万人ほどの、とある市立図書館に勤める青年職員が主人公。
 「レファレンス(調べもの・探しもの、お手伝いします)・カウンター」を担当。
 市当局、利用者の無理解に、ちょっとゲンナリ・・・状態。

  そんなところへ、にわかに“図書館廃止”が現実味を帯びてきて・・・・

 廃止論者である上司・図書館長と議会の委員会での対決が、クライマックス。
(ヒラ職員である主人公は、参考人として発言)

 そんなストーリー。
(イエ。少ないヒントから、該当する著作を見つけるという“謎解き”小説でもあり、
そちらがメインと解釈することも可でしょう)

 自分的には、
 ちょっとそれはないんじゃねえ~
  と思ったのは、

 世の動きとしては、“図書館廃止”の前に、民間委託(指定管理者制度)化でしょ!
なのですが、
 この小説の中では「民間委託」は、ほぼ一笑に付されてオシマイ・・・・。

 鹿児島県出水市の図書館。
 一市民としては、「気がつけば、民間委託されていました・・・」。
  そういえば、現在のわが居住地・千葉県柏市の市立図書館は、現状はどうなんだ?

 今週末公開のアニメ映画
「図書館戦争」総合サイト
 では、図書館を巡ってドンパチが勃発!
(原作を読むと、それはそれで重いテーマが提示されているのですが)

  現実とフィクションを、渡り歩きましょう。
             (すみません。意味不明)

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コメント

図書館の本を「あ」から読みそうな?

図書館って好きなんだけどなぁ。フィクションとはいえ、存続の危機とか
ちょっとあり得ないねぇ。コストかかるのは解るんですが。

そういえば門井さんの新作『若桜鉄道うぐいす駅』
ってのが出たみたいですね。
郷愁に浸れる作品みたいで、意外に評判イイみたい。
ネットで探すといろいろ記事を見かけますよ。
でもびっくりしたのが↓のサイトの様な性格まで分析しちゃってるサイト。
http://www.birthday-energy.co.jp/

ここ数年生き残れるかの正念場とか!!
しかし面白いのは、国語辞典を「あ」から順に読んだとか・・・。
図書館の蔵書も「あ」から順に読んじゃうのかも?。

 朝清さん、こんばんは。

 そうなんです、『若狭鉄道うぐいす駅』。
 書店で平積みされているのを発見して、実際に手にとってみたの
ですが、う・・・・単行本・・・・・。
  で、買うのを躊躇ってしまいました。
 (映画一本の鑑賞料金と比べると、決して“高くはない”のですが)

  で!!!!
 とっても、アヤシイ~ィ!そうなサイト、ご紹介してくださり
ありがとうございます。
 ついつい、三根梓さんや桜庭ななみさんについてのコラムを、探してしまいました。 

 (ネットセキュリティに不安のある方は、ご覧になられないように。
                            念のため)

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