瀧羽麻子著『左京区七夕通東入ル』
いずれにしても、現用の眼鏡。
使い続けること、すでに10ン年。
普段何気なく“掛けている”けれど、ある意味、一番大事なもの。
奮発して新調すべきかどうか・・・・、目下悩み中。
さて、そんな眼に負担をかけつつ、オジサンが読んでいるのは、
もっぱら、恋愛小説・・・・・。
で、『株式会社ネバーラ北関東支社』に引き続き、
瀧羽麻子著『左京区七夕通東入ル』。
舞台は、名前は出てきませんが、京都大学(デアルハズ)。
それなのに、“偉ぶった”臭が感じられないのは、作者の筆力か、
京都という土地柄なのか。
これが、東京大学だと、こうはならない・・・・ハズ。
自転車で二人乗りデートのシーンが、とても羨ましく描かれておりますが、
京都だと“自転車の二人乗り”にも寛容?なのでしょうか。
主人公は、文学部在籍4回生・おしゃれ大好き、花。
そのいまどきの女子大生が、理学数学科在籍の「たっくん」こと、龍彦に
恋をしてしまうという展開。
ところが、その恋する花の対象は、「たっくん」であるはずなのですが、
同じ学生寮仲間のヤマネくん、アンドウくんとも仲良くなって、
美人一人と理系野郎三人という組み合わせが誕生して・・・・。
寮の一室で、酒を飲む・・・
学祭で、たこ焼き屋をする・・・
あげくに、
四人で、卒業旅行に出かける・・・・・
って、描かれた人物像とは異なり、実は頼れるお姉さんタイプ?
・・・・・・この作品の姉妹編という『左京区恋月橋渡ル』も読みたくなって
しまったぞ・・・・。
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