真保裕一著『ローカル線で行こう!』(第4回)
東武野田線。
首都圏の鉄道路線網の中で、都心に直結していない路線というのは、
どうしても“取り残された感”があり。それは、よくいえば“レトロ
感”であり。
そして、駅もレトロチックなつくりであり。
そんな勤務先の最寄駅に登場した、ちょっとレトロ(?)な雰囲気の
七夕飾り。
今週末は、あちこちで「夏祭り」があるようです。
さてさて。
文庫本を手にする人は多けれど。
“月刊文芸誌”を手にされる方は、少ないでしょう。
・小説現代8月号
ハイ、今月もしっかり購入しました。
お目当ては、
真保裕一著『ローカル線で行こう!』第4回
・・・・・・そういわれると、実は真保裕一氏の作品って、ほとんど
読んだ記憶がないのですが、イメージとしては“ミステリー小説””推理小説”
を書く作家でOK?
そんな作家が書く作品らしく、
駅舎は放火され、実は妨害工作のため刺客も送り込まれていたらしい・・・
と、ヨシヨシヨシ、
俄然ミステリーらしくなってきましたっせ~。
ところが、「もりはら鉄道」に県庁から出向してきた・鵜沢哲夫クンが、どうにも
こうにもモテモテ状態・・・のようで。
そりゃあ、モテるでしょうが・・・・・、そこは一読者として、イラッ!(;一_一)
読んでもいない方に、こんなことを書いても意味ないのですが・・・。
やっぱり、ひとつ行き着く思いは、
・小説の中での出来事が、なぜ現実にならないか。
作中で登場する“B級グルメ・スタンプラリー”なんて、決して目新しいアイデア
ではないと思うのですよね・・・・・。
Tシャツ切符というのも、きっとどこかの鉄道では、実際に販売されているのでは・・・??
・・・・・それはともかく。
この作品が“経済小説”というジャンルであれば、結末は、「もりはら鉄道」が単年度黒字を
経常。でも、まだまだ厳しい状況の中、発車のベルが響く・・・・・・・
だと思うのですが、この作品の結末は、どうだろう?
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