『合併人事―二十九歳の憂鬱』江上剛著
二日目の当直交代時刻。午前3時。
ふ~~・・・・・・・。
世間様は、秋の連休なのに・・・。
休みの時こそ、シゴトシゴト。缶詰勤務、ようやく中間地点通過?
とりあえず、せっせか読書をさせて頂いております。
そして、近頃は読むだけでなく、読み終わったら感想も書く、というひと手間を
するよう心がけております・・・・。
買ってもいないのに、Amazonのレビュー欄、活用させて頂いております・・・・m(__)m
(本を買うのは、柏駅近辺の書店で・・・)
さて。
久しぶりに「経済小説」を。
・合併人事―二十九歳の憂鬱 (幻冬舎文庫):江上剛著
はい、もちろん、帯カバーに三根梓さんがいらっしゃるから。
ヒロイン・日未子は、合併して誕生したメガバンクに勤務する、タイトルの通り29歳。
上司と不倫中。その情事のシーンって、絶対渡辺淳一に対抗しているやろ・・・・
という感じに、エロイです、ハイ。
それはともかく。
今までの私の人生において、「丸の内のOL」サマなんて、全然リアリティを持って想像
できる方々でなく。
婚活サイトでも、たしかにプロフィールを拝見すると「大企業に勤めるOLサマ」って、
いらっしゃるんだな・・・・とは思うのですが、自分のような低スペックな野郎とは、
次元の違う世界。
まず、そこで、ふ~~ん。
会社内の派閥抗争に明け暮れる男どもから、一歩退いた位置で、冷徹に社内を観察する
・・・・と書けば聞こえはいいものの、それはアヤフヤな立ち位置であって・・・。
正直、日未子さんが、それほど仕事しているとは思えません・・・・・。
>「くだらない」
>日未子は、鏡に向かって小声で言う。なんだか心が楽になっていく。何もかもくだらない
>ことだ。
>「もう直ぐ三十歳。素のままに生きてみようか。今までは周りに影響され過ぎていた気が
>する。もう立たなければならない歳だよ。分かった? 日未子!」
メガバンクを蹴っ飛ばして辞める日未子の、その先はドウナル???????
ラストからこそ、本当の物語が始まっている作品。
蛇足。
会社という世界から飛び出して、自由に生きる女性として、
ダイビングショップ経営・ノリとヨガインストラクター・ひろみという二人の女性が
登場しますが、それはそれで“食べていく”って、とても大変だろうな・・・・・。
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