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2012年9月16日 (日)

『合併人事―二十九歳の憂鬱』江上剛著

 二日目の当直交代時刻。午前3時。

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 ふ~~・・・・・・・。
 世間様は、秋の連休なのに・・・。
 休みの時こそ、シゴトシゴト。缶詰勤務、ようやく中間地点通過?

 とりあえず、せっせか読書をさせて頂いております。
 そして、近頃は読むだけでなく、読み終わったら感想も書く、というひと手間を
するよう心がけております・・・・。
 買ってもいないのに、Amazonのレビュー欄、活用させて頂いております・・・・m(__)m
(本を買うのは、柏駅近辺の書店で・・・)

 さて。
 久しぶりに「経済小説」を。
・合併人事―二十九歳の憂鬱 (幻冬舎文庫):江上剛著
  はい、もちろん、帯カバーに三根梓さんがいらっしゃるから。
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 ヒロイン・日未子は、合併して誕生したメガバンクに勤務する、タイトルの通り29歳。
上司と不倫中。その情事のシーンって、絶対渡辺淳一に対抗しているやろ・・・・
                          という感じに、エロイです、ハイ。

   それはともかく。
 今までの私の人生において、「丸の内のOL」サマなんて、全然リアリティを持って想像
できる方々でなく。
 婚活サイトでも、たしかにプロフィールを拝見すると「大企業に勤めるOLサマ」って、
いらっしゃるんだな・・・・とは思うのですが、自分のような低スペックな野郎とは、
次元の違う世界。
                    まず、そこで、ふ~~ん。

 会社内の派閥抗争に明け暮れる男どもから、一歩退いた位置で、冷徹に社内を観察する
・・・・と書けば聞こえはいいものの、それはアヤフヤな立ち位置であって・・・。
  正直、日未子さんが、それほど仕事しているとは思えません・・・・・。

>「くだらない」
>日未子は、鏡に向かって小声で言う。なんだか心が楽になっていく。何もかもくだらない
>ことだ。

>「もう直ぐ三十歳。素のままに生きてみようか。今までは周りに影響され過ぎていた気が
>する。もう立たなければならない歳だよ。分かった? 日未子!」

 メガバンクを蹴っ飛ばして辞める日未子の、その先はドウナル???????   
                  ラストからこそ、本当の物語が始まっている作品。 

  蛇足。
 会社という世界から飛び出して、自由に生きる女性として、
 ダイビングショップ経営・ノリとヨガインストラクター・ひろみという二人の女性が
登場しますが、それはそれで“食べていく”って、とても大変だろうな・・・・・。

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