『ハロワ!』久保寺健彦著
台風16号は、今夜鹿児島県沖を通過していくのでしょうか。
被害が少ないことを、お祈りいたします。
関東地方では、パラパラと雨が降った程度。
いや、あの入道雲の下では、まとまった雨となっているのでしょうか。
さて。黙々と読書中。
いや、午前中、ちょっと散歩に出かけましたが。
・『ハロワ!』久保寺健彦著
八重洲ブックセンター丸井柏店にて。
もちろんタイトルが目に入ってきて。
>就職相談員だって、「仕事」探しに悩む。
> 次々と訪れるワケありの求職者たち--------めんどくさいけど、憎めない。
> ハローワーク勤務・28歳男子の奮闘を描く、
> 「お仕事」青春小説!
とのこと。
もう今の時代、「職安」なぞとは呼ばず「ハロワ(ハローワーク)」という呼び名が
定着しているのですね・・・・(遠い目)。
とはいえ、このタイトルが目に入ると。
はるか昔、出水公共職業安定所で、薄っぺらい求人ファイルを繰っていた自分の姿が、
まざまざと脳裏に甦ってきます。
(もちろん「ハローワークプラザ柏」での、己の姿も)
そして、ああ単行本だぜ~~と思いつつ、ふらふらと購入。
「ハロワ」なんて、何度も通うもんじゃない!
と思っておったのですが、結構“常連さん”もいるの?・・・・・・
(いやいや。次に自分がハロワを利用する時は、“常連さん”になるのかもしれません)
あるいは、
各相談員さんは、相談件数・就職件数等“個人成績”がカウントされている・・・。
一介の利用者には窺い知ることができない、ハロワの裏側。
ふ~~んと、目からウロコ。
そして、主人公・沢田信。なかなかな好青年。
>「簡単に爆発する激しさじゃなくて、マグマみたいなものをジッと抱えている。
>そんな激しさ。わたしは、信のそういう静かな強さに惹かれたんだと思う。
先輩相談員との、道ならぬ恋。オジサン、グッとくるな・・・・・・。
とはいえ!!
その主人公を取り巻く登場人物の、それぞれの顛末。
暗澹々・・・・・・
おい!表紙のイメージとは、全然違うぞ~~!!!!
で、大ブーイング。
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