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2012年9月17日 (月)

『キシャツー』小路幸也著

 外は晴れている、と思うと。
 にわかに雨がパラパラと降ってきたり。
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 ふと、窓の外に虹。
 まだまだ、夜は長い・・・・。
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 で。
 この缶詰勤務中に読了して、もっともよかった本。
・『キシャツー』小路幸也著

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 はははは・・・・・。やっぱり、今の私に一番しっくりくるのが、青春小説であるか・・・と。

 単行本というもの、文庫本を買うよりも、エイヤッ!という覚悟を要するもの。
 八重洲ブックセンター丸井柏店にて、平積みされているのを手にしてみて、いつか買おう、と
思いつつ、いつしか夏は過ぎ去ってしまい・・・・で、ようやく購入した一冊。

 ・・・・・・そうそう。
 俺、10代から20代にかけて、離島をはじめとした「地方」に憧れ、そして「旅」に憧れ。
 そうなんだよ~。
 旅先で、その地元の子(女の子とも)と友達になれたとしたら。

                  もう、生涯最高の思い出になったこと、間違いナシ。

 この作品は、北海道のどこか。1時間に1本、1両編成の気動車(?)が走る、海沿いの
とある町が舞台。ですから、そこの町の高校に通う、なかよし女子3人組であったり、成績優秀
で東京の大学へ進学希望の男子高生に、己の若き頃を重ね合わせる読者が多いのかもしれま
せんが、私が重ね合わせるのは、海岸に赤いテントを張って野宿をする、宮谷光太郎。

 そして、
  そんな旅先で、はっと息を呑む美人女子高生って、必ずいらっしゃる・・・・・・・・

         って、俺の若いころの“地方への憧憬”、そのまんま。

 いやいや、けっして登場人物の背景って、そんな単純なものではなく。作者の意図は、
もっと深い、ノデスガ。
                        

 

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コメント

I have been so bwieldeerd in the past but now it all makes sense!

携帯電話からの書き込み、失礼します。
ありがとうございます。素敵な褒め言葉を頂いた…、と解釈して、正しいのですよ?

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