« 自作小説『続 新米館主・御仮屋睦』(10/25) | メイン | お気に入りの場所 »

2012年10月25日 (木)

『ローカル線で行こう!』最終回、え~っ!

 午後4時45分の日没。
 う~~ん、体内時計は、すっかり“西日本型”となってしまった者としては、
え~~っ、もうっ~!!!という感覚。

1210251s

 さて。月刊文芸誌って、ほんとマイナーなんだな~と思いますが、イヤイヤ。
自分は、かつて篠田節子著『ロズウェルなんか知らない』を読みたいがために、
毎月諏訪書店に『小説現代』を買いに行きましたっけ。
 そして、またまた『小説現代』。
  はい、今度は、真保裕一著『ローカル線で行こう!』
        ・・・・・あ・・・残念、12月号で最終回ですか・・・・
 (はい、水木由真さんが描くイラストも、楽しみでした)

1210252s
 う・・・・・・、ストーリー自体は・・・。
 自分、一応、“元”肥薩おれんじ鉄道沿線住民として、赤字ローカル線
活性化に取り組む人々、応援したくなります。
 という前提の上に拝読したのですが、
  『フィクション』は『ノンフィクション』を越えられない・・・・
                        のかな・・・・。
 この作品の中で、繰り出される活性化策としてのイベントも、すでに
どこかで“聞いたことがある”アイデアのように思えて・・・・・。
 ラストは、産業廃棄物処分場を誘致して、貨物輸送を・・・という
アイデアを描いてくださりましたが、それはそれで、
 赤字第三セクター鉄道が、いまさら貨物輸送のためのインフラ整備が
出来るの?という疑問符が。
(放射性廃棄物処分場誘致案は、まったく鉄道活性化策から外れますし)

 でも、ひとつ、“お若い女性”大好き!なオジサンとして、
     ヒロイン・篠宮阿佐美社長!!!!

 新幹線の客室アテンダント(乗務員)から、第三セクター鉄道会社の
社長に抜擢され。
 “客寄せパンダ”という自らの役割を自覚しつつ、次々と実現して
いく活性化アイデア。
                  カッコイイ!!!
 そして、ラストの“失恋”・・・・。
        篠宮社長に、素敵な恋がありますように・・・・。

  うん。
  ですから、生まれ育った故郷のために、働きたいと思う若者って、
必ずいらっしゃるわけで。
 でも、その意気込みに見合った仕事内容とお給料がある職が、地元
にないのが、最大(!)の問題であって。

 かつては、その受け皿は“お役所”であったわけで。
(いや、実際現職お役人の方に話をお伺いすると、10人中9人は
「そんな地域活性化に貢献したいから、役所に入ったわけじゃない」
と語ってくれるのでしょうが、それでも)

 若い人間に、どう活躍して頂けるか?
 40代の人間が、いつまでも「若者」気分でいちゃあいけないデスヨネ・・・・。
 

トラックバック

このページのトラックバックURL:
http://app.synapse-blog.jp/t/trackback/190585/30124527

『ローカル線で行こう!』最終回、え~っ!を参照しているブログ:

» 岡山商科大学はあなたの夢を叶えます! (岡山商科大学はあなたの夢を叶えます!)
岡山商科大学は世界を視野に入れ、斬新なアイデアで地域の活性化に貢献しております。 [続きを読む]

» BB動画 (動画情報ライフ)
動画情報ライフでは、素敵な動画をご紹介しております。 [続きを読む]

コメント

攻めモードな作品が今後も続くのか見もの。

2月に単行本が出たので読んでみました。
ミステリー要素もあり、立て直しでめざましさもあり、
楽しい作品ですね。
アテンダンドならではの顧客目線が、現場とかみ合い始めれば
相乗効果でよい方向に・・・なんてキモチイイです!
さすが、映画になったホワイトアウトを書いた作家さん。
ただこれからもこんなに攻めの作品を書き続けられるのか、
好きなだけに気になるところ。
ネットの記事を読んでいたら、貪欲でなければならない
訳があるって解説をしてるサイトがあるので貼っておきます。
http://www.birthday-energy.co.jp/

これからは大変そうですが、哀川翔みたいに格好良い作品を
出し続けてほしいですね~。

 かっくんさん、コメントありがとうございます。

 そうか真保祐一さんって、「ホワイトアウト」の作者でもあったんですよね・・・。
 自分なんぞは、最近では真保さんの作品といえば「デパートへ行こう!」ぐらいしか読んでいなかったもので、ちょっとイメージが違ってしまいます。

コメントを投稿

プロフィール

フォトアルバム

ごろごろ

最近のトラックバック