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2012年11月21日 (水)

『再会スロートレイン』西田俊也著

 遅出出勤の日。
 早出の時よりも3本遅い電車を利用するのですが、柏のアパートを出る午後3時半ごろ
で、十分“夕方感”たっぷり。

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 そして、午後4時半前には、十二分“黄昏感”あり?
 冬至まで、あとひと月。

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 実は「冬至」で検索してみると、今年12月21日の冬至までで、マヤ暦の暦が終わるから
“地球滅亡か!?”と言われているとか・・・・。

 さてさて。
 わが身にとって、一大変換を与えた一冊。
・『再会スロートレイン』西田俊也著、徳間文庫

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 実はこの作品、
“青春18きっぷで旅をする同窓会って、意外と楽しい”とは、決して描かれておらず。
                             (私の読み方では)

 そして、同窓会ってのも、“必ず、楽しいモノ”であるとは、描かれておらず。
                            (私の読み方では)

 そう、私のような「同窓会なんて、決して出ん!」という人間の心情も、
ホロホロと描かれており。合コン代わりに集まろう、という20代は通り過ぎて、30代に
突入してしまったビミョーな年代のそれぞれの心情が描かれており。
 それは、もちろん明るいことばかりではなく、むしろ陰々滅々なことばかり。

 18歳にしてパパになったオジサン、かつて修学旅行で行った広島で、ソンナコト
してしまっているし・・・・・。

        う~~ん、ふと思うと、決して「いい作品」では、ナイカ・・・。

 いやいや。
 でも、私にとっては「高校時代の同級生に、連絡を取ってみよう」と思った一冊。
(いやいやいや。
 もちろん、いきなり“初恋の恩師”に真っ先にメッセージを送る・・・・・
                  というのが照れ臭かった訳でもありますが)
  

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