『再会スロートレイン』西田俊也著
遅出出勤の日。
早出の時よりも3本遅い電車を利用するのですが、柏のアパートを出る午後3時半ごろ
で、十分“夕方感”たっぷり。
そして、午後4時半前には、十二分“黄昏感”あり?
冬至まで、あとひと月。
実は「冬至」で検索してみると、今年12月21日の冬至までで、マヤ暦の暦が終わるから
“地球滅亡か!?”と言われているとか・・・・。
さてさて。
わが身にとって、一大変換を与えた一冊。
・『再会スロートレイン』西田俊也著、徳間文庫
実はこの作品、
“青春18きっぷで旅をする同窓会って、意外と楽しい”とは、決して描かれておらず。
(私の読み方では)
そして、同窓会ってのも、“必ず、楽しいモノ”であるとは、描かれておらず。
(私の読み方では)
そう、私のような「同窓会なんて、決して出ん!」という人間の心情も、
ホロホロと描かれており。合コン代わりに集まろう、という20代は通り過ぎて、30代に
突入してしまったビミョーな年代のそれぞれの心情が描かれており。
それは、もちろん明るいことばかりではなく、むしろ陰々滅々なことばかり。
18歳にしてパパになったオジサン、かつて修学旅行で行った広島で、ソンナコト
してしまっているし・・・・・。
う~~ん、ふと思うと、決して「いい作品」では、ナイカ・・・。
いやいや。
でも、私にとっては「高校時代の同級生に、連絡を取ってみよう」と思った一冊。
(いやいやいや。
もちろん、いきなり“初恋の恩師”に真っ先にメッセージを送る・・・・・
というのが照れ臭かった訳でもありますが)
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