『東京ロンダリング』『路地裏ビルヂング』
去年の今頃。
私、鹿児島県出水市から、インターネットを使って、仕事探しと住まい探しを
せっせかしておりましたっけ・・・・。
そんなことを思い出しながら読んで、イタク感銘した作品2点。
例えば東京駅周辺等山手線沿線のコンビニでの求人なら、朝夕等少しずれた
時間帯に勤務すれば、軽く時給1,000円超が謳われており。
おお・・・、オレなら、すぐ見つけられそう・・・・と思ったものの。
じゃあ、それに対応する「住まい」は・・・・となると。
山手線沿線なんて、それこそ4畳半風呂ナシアパートでも、滅茶苦茶お高い・・・・。
冗談抜きで、都心のコンビニ、ファーストフード等にお勤めの方って、
どうやって生活してルンダ????
で、「事故物件」。
ありていに言って、“そこで死者が出た部屋”。
もちろん、そんな部屋には誰も積極的に住もうとは思わず、したがって、家賃は相場よりも
安くなっている・・・・・と、よく言われていますよね。
そして、自分なんぞは、一度は“幽霊”に遭遇してみたいと、思ったり、思わなかったり・・・・。
以前、新聞か雑誌かで、作者・原田さんのインタビュー記事を読み、読んでみたいと思っていた作品。
もう一点。
・路地裏ビルヂング、三羽省吾著
ハイ、文春文庫らしからぬ、“ラノベ”調表紙に魅かれて、即買いしました・・・・。
どこぞのサイトで、専門家先生が
“四十代の転職は、高収入が見込める『営業』職に、積極的に挑戦すべし”
なんて、助言されていましたっけ。
自分なんぞも、案外“健康食品会社の営業マン”になっていたかもしれない・・・・。
もちろん両作品とも、「そんなこと、あり得ない!」と断言したくもなりますが。
でも、「どこかで、たまには、こんなこともあって欲しい」・・・・・
日常にちょっぴり疲れた、大人のための“童話”です。
コメント