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2013年10月24日 (木)

『いさぶろう・しんぺい』(人吉ー吉松)(3)

 私が小学生の頃、もちろんJRではなく国鉄であった頃。

 この肥薩線を、急行列車に乗って通った親父が、こんな土産話をしてくれましたっけ。

「きれいに掃き清められた、チリひとつ落ちていないホームを、制服をピシッと着こんだ

駅長が、ツカツカッと歩いてきて、発車の合図をするんだぜ~」。

 当時は、国鉄は“赤字垂れ流し”として、批判の槍玉に上げられていた時代。

(一日に数本しか列車の来ない駅にも、駅長のような“お偉いさん”が居て、することと

いえば、駅の掃除だぜ)

という皮肉のニュアンスが篭められていた訳ですが。

 矢岳駅。標高539.6m、肥薩線で最も高い場所にある駅。

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13102022s_2  映画『鉄道員(ぽっぽや)』の世界でしょうか。(とかなんとか、私はまだ観ておりませんが)
 守るべき職場として、駅に仕えた方々の息吹を感じられませんか・・・・。

 吉松駅待合室に掲げられている、かつてのD51(デゴイチ)の勇姿。

13102499s  
 昭和の高度成長期には、近隣の山々から伐り出された木材を輸送する路線でも

あったのでしょう。

                       (つづく)

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