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2013年10月24日 (木)

『いさぶろう・しんぺい』(人吉ー吉松)(4)

 そして、客室乗務員さんが「さあ、ここが、一番の見どころです」

と案内してくださった、『日本三大車窓』。

13102015s  右手奥に、桜島が見えているのがお判り頂けるでしょうか。
 撮影するタイミングを逃してしまいましたが、ちょうど桜島が噴火して、灰色の噴煙が

立ち上る瞬間を目にすることが出来ました。

                                     ・・・・・・・・・とはいえ、

 私としては、あの平野部めがけて駆け下っていくのを実感できるほどには、

この車窓風景が続くと期待していたのですが、正直、えっ、これだけ・・・・・・・。

 う~~ん、『日本三大車窓』が選ばれたのは、やっぱり蒸気機関車全盛の時代

ならでは、だったのでは。

ちなみに、『日本三大車窓』とは、

 ・根室本線 狩勝峠越え(現在は、路線付け替えにより、廃線)

 ・篠ノ井線 姥捨駅

 そして、・肥薩線 矢岳越

 いずれも急勾配を悪戦苦闘しつつ昇りつめ、辿り着いたところで、汽笛一声。

 乗客・乗務員一同となって開放感を味わう・・・・・、そんな蒸気機関車時代ならでは

光景だったのでしょうね。

  うん、そんな風に往時を偲べれば、この光景も味わい深くなりますね。

 さて、こちらの写真は、彼女には「ちょっと座って、待っていてね」と、一人最前部まで

行って撮った、“決死の一枚”。

13102018s  「山神第二トンネル」を、通過中。
 詳細は、是非検索して調べて頂きたいのですが、

 終戦直後、昭和20(1945)年8月22日、復員軍人等乗客53人が犠牲となった

「列車退行事故」の現場です。

 今でも、トンネル内から人声が聞こえる等々怪談話が語り継がれる“幽霊トンネル”です。

 もちろん、運転士さんは顔色一つ変えず運転を続け、トンネルの長さもそれほど長い

とは思わないのですが、このように前方を見ていると、かなりの勾配を実感できます。

 当時、ばい煙が充満したトンネル内での悲劇に思いを馳せます。

                       合掌

                                (つづく)

 

 

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