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2014年8月30日 (土)

『地方交通を救え!―再生請負人・小嶋光信の処方箋 (交通新聞社新書)』

 イヤ、

  レビューを書くということは、「他の方にも読んで欲しい」と思うから書くのであって、

 なるべく好意的に書くように心がけているつもりです。

   ところがね・・・・・。

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      結局、「年取ったら、困るでしょ!」しかないの??

う~~ん・・・。
 実質的な著者である、森彰英さんって、ライターとしての実力は、どうよ???・・・。
 「懐かしい」等の情緒的な、つまり“鉄オタ”的な見方を排して、取材にあたった・・・はず
なのに、あるインタビュー記事では、にわかに沢木耕太郎著『深夜特急』を、筆者自身が
熱く語り出して、「想像力を働かせることが地域交通再生の第一歩」って、森さん自身の
地域交通への“想い”でしょ?。
 とってつけたように、過去に書いた記事を貼り合わせて、そのくせ、肝心な岡山電気軌道
なり、中国バスの路線バスは、本当に乗ってみて取材したのだろうか・・・・・。
 
 そして、「再生請負人」と称されるという、小島光信氏。
 イヤ、私ごとき一読者が批判できるような方ではない、とっても“偉い”御方であることは、
ワカリマシタ。
 とはいえ、公共交通利用のパネルディスカッションでのエピソードとして紹介されている、

《・・・・・このときに小島氏を仰天させたのが、女性パネラーの「日常生活はすべてマイカー
で事足りている。公共交通の必要性は感じない」という発言だった。「あなた方が自動車を
運転できなくなった日のことを想像できますか」という小島氏の前出の発言はこの席で生ま
れた。・・・》

 ええ、ホントに“仰天”されたの~~??。ホントだとしたら、子育て中ママさんの奮闘ぶりを、
まったく“想像できない”方なのでしょう・・・・。つまり、ウワベだけの「利用者目線」を掲げる
社長さんなのでしょう・・・・。
 まあ、経営の「スキーム(枠)」づくりに手腕を発揮されているのは、確かなのでしょう。

 スミマセン。
 私、レビューを書きたい、と思う時とは、「他の方にも、読んで欲しい」と思う時。
 ですから、なるべく、好評価を書こうと心がけているつもりです。
  しかし、ここまで酷評になるとは・・・・・。
   極めて反語的な意味をこめて、☆五つとさせて頂きます。

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