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2010年2月18日 (木)

【♪夢の中へ♪】小論文「環境と生態系の関係について」

 週前半、月・火が夜勤というのが、只今の店番パターン。
 朝の訪れがどんどん早くなるのが嬉しい、時期。
 ついつい、いつもいつもの写真を。

1002181s
 さて、本題の前に。近頃、当アホバカブログのテーマソングと化して
いる、井上陽水「夢の中へ」。
 ♪探しものはなんですか?
   まだまだ探す気ですか?
    夢の中へ 夢の中へ
     行ってみたいと思いませんか?♪

 という前フリをしておいて、今日は脱線ネタ。

 水曜朝も、お師匠さま、ご来店。

「お身体、大丈夫ですか?“金縛り”になんか、遭っていませんか。自分が、
受験生の頃って、よく“金縛り”に遭っていましたが・・・・」
 ついつい、オジサンのおせっかい心、全開。

「いえ、大丈夫ですよ。・・・・でも、よく、夢を見ますね。今朝も、とって
も楽しい夢を見ました。」

 これを聞いたら、当然、今度はオジサン、好奇心、全開!
 「うんうん、どんな夢でした?」、サイソク催促!!

「ふと目が覚めたら、試験会場にいるんですよ。行ったことも、見たこともない
試験会場なんですけれどね。科目は『小論文』なんですよ。」

「そこで、目が覚めたんじゃないですか?」
 とは、近頃、夢を見ても、なかなか記憶に残らないオジサンの言。

「いや、ちゃんと問題も解っているんですよね。
 『環境と生態系の関係について述べよ』という問題でした。」

 お師匠さま応援!願掛けとして、只今酒断ち中のオジサンとしては、
(そうか~、楽しい夢ですか~。お師匠さま、本番で、実力を発揮して
くださりそうだ・・・)

 そこで、本日のネタ。
 え?お師匠さまの受験大学に「小論文」って科目、あったかな・・・・、
 いやいや、『環境と生態系の関係について述べよ』なんて、現実の試験問題としては、
抽象的過ぎて成り立たない・・・・というツッコミは、とりあえず忘れて~と。

 お師匠さま、応援!!。
 私が代わりに、その♪夢の中♪の問題に、挑戦するであります!押忍。

(以降、パソコン上で書いているのだから、当然“ネット検索”を使うことも出来ますが、
それは禁止。辞書等を使うことも禁止。というマイ・ルール。
 すでに『環境と生態系の関係について』のネタをあれこれ考えてしまっている、という
大反則は、お見逃しを)
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   環境と生態系の関係について考える
                                 鈴木五郎

 「環境と生態系の関係について」という問題を与えられたら、多くの人は「地球環境」を
メインに書いていくと思う。だが私は、十代の頃の“生き物”好き少年に、気持ちだけは戻っ
て書いてみよう。
 マダラウスバカゲロウ。ふいと思い出す。「ウスバカケロウ」と言われても、一般の人には
ピンとこないかもしれない。その幼虫である「アリ地獄」と説明されれば、人家の軒下の乾いた
砂地などに“巣”をみつけた思い出がある人がいらっしゃると思う。マダラウスバカゲロウとは、
その一種である。とはいえ、マダラウスバカゲロウの幼虫は“巣”を作らず、墓石などの石や岩
の表面に貼り付いて、獲物が通りがかるのを待つ生態だ。そして、そのマダラウスバカゲロウが
最初に発見されたは、神奈川県逗子市にある神武寺というお寺であり、その神武寺は、私が小学
生の頃住んでいた住宅地の裏山にあった。実は、私の叔父に昆虫学者がおり、それゆえに、こん
な「マダラウスバカゲロウ」なぞという名前を知っているのだが、その叔父の案内で、実際に
神武寺でマダラウスバカゲロウの幼虫を探してみる機会があった。そう思って探してみると、
いるいる。墓石の表面に、地衣を被って潜んでいる姿が。小学生であった自分にとって、それ
は、とても神秘的な姿であった。
 あれから三十余年、もちろん今では、マダラウスバカゲロウを探すこともしないし、「アリ
地獄」ですら、目にすることはない。しかし、実際は鹿児島県出水市においても、その気になっ
て探せば、古い墓石の表面に、その姿を見つけることが出来るかもしれない。「アリ地獄」も、
身近なところにあるのかもしれない。“気がつかない”だけなのだろう。
 「生命の神秘」とよく言われるが、普段私たち人間が何気なく暮らしているそのすぐ横で、
小さな生き物たちの生態があり、詳細に観察すれば、とても神秘的に見えるのだろう。ところ
が、私たち人間は気がつかない。いや、気がつきたくないのかもしれない。
 鹿児島県出水市といえば、ツル越冬地。集団で越冬するツルの群れは、観光資源にもなって
おり、いろいろと保護のための施策が講じられている。一方で、例えばマダラウスバカゲロウが
絶滅するとしても、私たち人間は、ほとんど気がつかないだろう。よく理科の教科書などでは
「生態系が崩れると、巡り巡って、人間もしっぺ返しにあう」と紹介されるが、マダラウスバ
カゲロウごときでは、人間にはなんの影響もないだろう。そう思ってみると、この日本列島に
おいても、詳しい生態も不明なまま絶滅していく昆虫なぞ、たくさんいるのだろう。
 「環境」といえば、「地球温暖化」であったり「オゾン層破壊」であったり、「生態系」と
いえば、最近ニュースになっている「クロマグロ漁獲」問題だろうか。もちろん、それぞれ“
人間の生存”に関わる大きな問題である。しかし、普段私たちが目にする身近な環境、そして、
そこに存在する生態系の中で、生きている小さな生き物たち。時には、じっとそんな生き物たち
をじっと眺めてみるべきではないか。地球上で生きる生物の一種としての人間の「謙虚さ」を、
そこから思い返せるのではないだろうか。           おわり
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 一応、120分以内に完成させました・・・・・。
 確かに、気分は十代の頃に戻れたような・・・。

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