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2010年2月11日 (木)

私が「出水の地域医療」を考える(1)

 春を呼ぶ 雨に濡れたり 旗はまた 午前3時の 夜風になびく

1002111s
 酒断ち三日目。身体も頭も“空転しまくり”という感じです。
 で、なかなか寝付けない・・・のが、ピンチ・・・・・。

 さて、本題。
 『地域医療~再生への処方箋~』(伊関友伸著)を読み終わった
ことを受けて。
 月曜日は市役所へ行って、平成20年度病院事業決算書をツラツラ
と小一時間眺めてみて・・・・・。

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 ここ数日、思わず口ずさんでしまうのは、
  ♪まだまだ探す気ですか?
    それより僕と踊りませんか?
     夢の中へ 夢の中へ
      行ってみたいと思いませんか?
               (「夢の中へ」井上陽水)
 先月見た映画「今度は愛妻家」で、挿入歌として幾度も登場した曲
であるのですが・・・。

 ご存知な方は、ご存知な数字だと思いますが、
 平成20年度末現在の時点で、出水市総合医療センターに在籍される医師
の方の内訳。

 内科   3名
 外科   4名
 産婦人科 1名
 小児科  2名
 整形外科 3名
 脳神経外科3名
 眼科   2名
 麻酔科  2名
 泌尿器科 3名
 放射線科 1名   計24名

 もちろん、これは「平成20年末」、つまり昨年の3月31日現在の数字であって、
平成21年度中の約1年間で、すでに若干変動しているとは思います。
 とはいえ、あの米ノ津川河口に聳え立つ偉容に比して、中身は空っぽに近い
状態が続いている、と素人である私をして書かせて頂きます。

(いえ、もちろん「医師が24名も居りゃあ、十分じゃないさ」と思う方もいらっ
しゃると思います。現に“地域医療”に関心を持つ前の私なら、そう思っていた
はずです。)

 これが、いざとなったら頼りになる大病院・・・・。

『救急医療
二次救急医療については、出水総合医療センター、高尾野医療センターで対応していますが、
同時に、当直医師の負担軽減のため、平成19年4月から平日の内科系夜間輪番時に、出水郡医
師会の先生方に初期救急対応の支援を、また、小児救急については、別に医師会の小児科の先
生方に、土曜日、日曜日、年末年始の夜間の支援等をいただいており、今後も、出水郡医師会に
応援医師派遣の協力を要請していきます。
また、救急外来受診者数は平成19年度以降減少していますが、依然として軽症の患者が救急
医療を受診される傾向があるため、かかりつけ医や当番医を受診されるよう、市民に啓発を行って
いきます。』
      (出水市病院改革プラン 平成19年~平成23年度)

 昨年2月に開催された講演会で、確か病院長が「1.5次救急医療を担い云々」と発言されて
いたような・・・・。
 コンビニで店番をしていれば、表の通りを救急車がサイレンを鳴らしながら走って行くのを
何度を目にするわけですが、その救急車の搬送先はどこよ?というと、極めて厳しい現状である
と、認識しなければなりません。
(いえ、これは、私ごとき独り者よりも、家族・親族が多数いらっしゃる方のほうが、より切実
に実感しているはずです)

出水総合医療センター
 のサイトに対して、近くの町の大病院として、例えば、
国保水俣市立総合医療センター
人吉総合病院
 のサイトとを、見比べてみてください。

 確かに「全国的な医師不足」という問題はあるにしろ、それぞれの町で“濃淡の差”がある
現実。その原因を深く掘り下げていく議論が必要です。

 そのために、一昨年・昨年と「出水地域のこれからの医療を考える」と題された公開講演会
が開催されたのであり、「今年も、あるんじゃないのかな~?」と、私は思っておりました。
 ところが、病院決算書とともに眺めた議会議事録に、ある市議さんが「今年も、地域医療を
考える公開講演会を開催する意志はないのか?」という質問をされて、市当局側が「開催する
考えはない」旨の答えをした部分を発見。

 実は私、これは市当局の判断に賛成。
 “なんとかの顔も三度まで”?。また外部から講師の方を招請して“ためになる”お話を聴
いて、拍手パチパチ・・・で閉会というパターンからは卒業しましょうヨ。
 昨年は、伊関先生の提案による、「医師招請」の署名活動が実施されました。講演会から、
具体的な活動が生まれたことは、及ばずながら賞賛させて頂きます。
 とはいえ。伊関先生の提案の趣旨は、署名活動を通して、さらに議論の輪が広がり、地域医療
を守ろうという日常活動が誕生していくべきである、であったはず。

 はい、自分がひたすら、ねぐら⇔コンビニを往復しているだけの生活で、地元のニュースに
まったく疎い身であること、認めます。
 しかし、そんな「出水地域のこれからの医療を考える」議論、あるいは動き、なんらかある
のでしょうか・・・・・・。

 押忍。私が「出水の地域医療」を考えてみます。(つづく、予定)

               ・・・・・って、「Economic Gardening」は?
                        というツッコミは却下!!です。

     
        

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