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2010年3月23日 (火)

『政策形成の戦略と展開~自治体シンクタンク序説~』

 春のお天気は、変わりやすく。
 日中は、雷混じりの本格的な雨。
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 さ~~て、実は“恋愛小説”をAmazonから購入してしまっておる
のですが、“お堅い本”も手にしておるぞ~~!ということで。

『政策形成の戦略と展開
  ~自治体シンクタンク序説~』
          (牧瀬稔著、東京法令出版刊、定価2,100円)
              Amazonでの紹介ページは⇒こちら

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 この著者である牧瀬先生って、実は俺よりお若いのかな?と思うのですが、
うむ、この方の人柄にまず惹かれます。

 相変わらず、引用ばかりですが。

『・・・・・本書における知識社会は、「高度な知識を必要とするプロフェッ
ショナルの人々が活躍する社会であり、社会のすべての仕組みにおいて、「知」
が基盤として成立している社会」と捉える。そして、「知識を基盤とした知恵を
創出による創造的な営みが、一人ひとりの福祉(幸福)増進の主要な源泉になる
社会」と定義する。
 もちろん、プロフェッショナルになじまない者や、あえてプロフェッショナルに
ならない道を歩む者もいるだろう。もし知識社会が、そのような彼ら彼女らにとっ
て住みにくい社会を目指すならば、それは間違いである。そのような彼ら彼女らを
無視し、除外する社会であってはいけない。しかしながら、現実的には、過去と比
較した上で、わが国は今まで以上に、プロフェッショナルが求められる社会に移行
しつつある。
・・・・・・』
          (第1章 知識社会におけるシンクタンクの位置、P24)

 大変おこがましいのですが、
 私が思いっきり背伸びして、こんな“お堅い本”を手にするのは、そう、まさに
『「知」が基盤として成立している社会』への、憧れです。
 底辺の底上げ、まあ、私ごとき“ノン・プロ”の存在が、よりプロフェッショナル
な方々を引き立てる・・・・と。

 牧瀬先生は、プロ中のプロ。それなのに、プロフェッショナルでない「彼ら彼女らを
無視し、除外する社会であってはいけない」という一文を入れる心意気。
 近頃は、いかにも“俺って、プロなんだよね~!ト素人は黙って、俺の言うことに
うなづいていればイイ!”という物言い(?)があふれているように思いませんか?

 「知識」は、一人の独占物ではない?

  ・・・・って、今夜は、ここで時間切れ。

  続きを書けますか、どうか。

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コメント

はじめまして。なんちゃって研究員のM研究員です。ネット・サーフィンをしていたら、こちらに辿り着きました。
『政策形成の戦略と展開』はどうでしたか?
個人的には力の入れた図書なんですが、マニアックなので、販売は芳しくないようです。結構、評判のいいのは『条例で学ぶ政策づくり入門』です。図書館で借りて、読んでみてください。

> 「彼ら彼女らを無視し、除外する社会であってはいけない」という一文を入れる心意気。

過分なお褒め言葉をいただき、ありがとうございます。なんで、こんな文章を入れたのか・・・と考えていたら、祖父母が脳裏に浮かびました。
そのうち、祖父母のことをブログに書きますので、お時間がございましたら、ご訪問下さい。
それでは、ひきつづき、感想を期待しています。。。

 M研究員さん、カキコミ、大変嬉しいです。
 ネット世界のよさなのか。本の感想を書けば、いつか著者の方が目にしてくださるだろう、
という淡い期待があるわけですが、実際にコメントを頂けること、恐縮なかぎりです。

 『条例で学ぶ政策づくり入門』。
 う~~ん、自分は「出水市自治基本条例策定検討委員会」の公募委員に応募しておき
ながら、途中脱落・・・・・というトラウマがあるので、「条例」と聞くと、ちょっと及び腰になって
しまいますが。

 改めて、『政策形成の戦略と展開』の感想を、少しでも。

 私、今でこそ、ねぐらと職場の往復ばかりの生活となっておりますが、以前は、せっせと
「~~委員会委員」公募ともなれば応募し、「〇〇を考えるシンポジウム」の会場に足を
運んでは、質疑応答ともなれば、勇躍発言し・・・そんなことをしておりました。

 決まり文句は、
「市民一人一人が、主役。みんなで、自分の住む街のことを考えましょう」
 
 ・・・・とはいえ、現実は「わが街のこと」に無関心、あるいは“私利私欲”の範囲での関心・・・、
そんな方々の割合が多いわけです。そして、そんな方々を決して非難することは出来ない!、と。

 じゃあ、その街の役所に勤める自治体職員の方々はどうなのだろう・・・・?
 願望ばかりであるかもしれませんが、「日々、わが街のことを、考える」、それがお仕事。
 そのお仕事の成果で、“市民を魅せて欲しい”・・・。

「自治体シンクタンク」に、その可能性はありや?

 いや、それは広報であったり、地域メディアの可能性において検討するテーマなのかもしれませんが。
 

 


 

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