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2010年4月 2日 (金)

『天国はまだ遠く』

(申し訳ありません。4月1日付で投稿した記事。
 削除規定により、削除と相成ったようです。
  当シナプス・ブログ管理者さま、お手数をおかけして申し訳ありません。)

 「今年の桜は、不運である」。
 文章として成立する?

1004011s
 さてさて、ブログを書いていてよかった・・・・・。
『政策形成の戦略と展開~自治体シンクタンク序説~』の著者である、
M研究員さまより、コメントを頂きました(⇒こちら)。

  感謝感激。m(__)m

 それに対するレス、力をこめて書いたつもりですので、読んで頂け
れば、幸いです。
(それにしても、このシナプスブログのコメント欄、長文を書こうと
した時の書きヅラさ!!改善を願いマス)

 さてさてさて、今日から新年度。
 その初めとして、取り上げるのがこの本か・・・・・・

 『天国はまだ遠く』(瀬尾まいこ著、新潮文庫、362円+税)
          (Amazonでの紹介ページは⇒こちら

1004012s

 改めて、こちらにも「内容」をコピー。
仕事も人間関係もうまくいかず、毎日辛くて息が詰りそう。23歳の千鶴は、会社を辞めて
死ぬつもりだった。辿り着いた山奥の民宿で、睡眠薬を飲むのだが、死に切れなかった。
自殺を諦めた彼女は、民宿の田村さんの大雑把な優しさに癒されていく。大らかな村人や
大自然に囲まれた充足した日々。だが、千鶴は気づいてしまう、自分の居場所がここにな
いことに。心にしみる清爽な旅立ちの物語。』

 ハイ、とってもベタな設定。

 で、さらには、この作品も映画化されているとのこと。
 知らなかった・・・・。
 確かに「本を読まなくなった」「映画を見なくなった」時代。

 で、この作品における、人物設定の妙味。
 自殺志願の23歳女性を、“大雑把な優しさ”で癒す「民宿の田村さん」が30歳独身、
Uターンをしてきて3年目、という設定。

 いつものように、一部引用させて頂きます。m(__)m
・・・・・
「そうなんかなあ。なんかようわからんけど。で、どうしたらええん?」
「どうしたらっていうか、もちろん、大丈夫だと思うんですけど、一応、あの、私が言い
たいのは、襲わないでください、みたいなことで。別にうぬぼれてるわけじゃなくて、ほら、
男の人って愛がなくても、女だったらなんでもいいってとこあるでしょう?」
 田村さんは「あんたってすげえ幸せやなあ。羨ましいわ」と三分ぐらいけらけら笑った後
で、「そんなやらしいことばっか考えてんと、外を見てみ」と言った。
                                   ・・・・・・

  世の独身男性ども!想像されたし。
 ひとつ屋根の下に、ある日突然、若い女性が転がりこんできたら。

   限りなく妄想は膨らんでしまうもので。

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
  いや、
 「傷ついた女性の弱みにつけこむのが、漢として、正しいのか?」
                    悶々としたりするのかな・・・・・・。
 映画化された「天国はまだ遠く」では、「民宿の田村さん」の“心の傷”も描かれて
いたりするとか。(観てみたいDVDばかり、増えてしまいます)

 で、青ヶ島・宝島で通算五年を過ごし、大隅半島をカメラ片手に歩いた身として。
 『決心して“田舎暮らし”を選択した身であっても、中身は煩悩だらけ』
 という等身大の姿を、書いてみたい!!

 ふらふらと・・・・・、
・インテルーあなたを作家にするプロジェクト
  に登録してしまいました。

 ふいと思いついたのは、
 舞台は、内之浦町大浦地区。ヒロインは、大浦小中学校に赴任してきた養護教諭。
ヒーローは、空手修行のため“山篭り中”の青年。

 いやいや、男の私から読めば「民宿の田村さん」を、作者・瀬尾さんは理想的に描き
過ぎているのですが、男の自分が書けば、ヒロインに「己の、女性の理想(萌え?)像」
を描きすぎるのでしょうね・・・・・・。

 いやいやいやいや。ですから、自分に小説をひとつ、書き上げる力量なぞないことは、
明白なわけで。

 さりながら、自分は生きている限り、「青ヶ島」「宝島」「大浦・辺塚」を引きずって
いくのでしょうね。

 コンビニ店員の、心の琴線を鳴らしてくださった、『天国はまだ遠く』。 

            

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