第三章「新規顧客=新弟子?」③
いかにも「寒気の吹き出しによる雲」?
コンビニの同僚の方々、お師匠さまを評していわく、
「不思議ちゃん」「変わった子」・・・・・。
う~~ん・・・・、
そういうものなのか・・・・・・。
急いで、つづきを。
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第三章「新規顧客=新弟子?」③
「あはは・・・。あなたの、そのムチムチナイス・ボディこそ、男心を
一発ノック・アウトする武器じゃないの~。」
(わっ、これはイヤミだ・・・)
「でさ、その顔の傷といい、手の絆創膏といい、いきなりジョギングで、
そんな怪我するわけないわよ。・・・・あなた、なんか武道やっているの
よね?それ関係でしょ?」
(先輩お二人って、なんでこんな頭の回転が早いんだ・・・・)
「は、は・・・い。実は、その修行を、今朝、久しぶりに再開してみた
んです。」
(さすがに、「館主になります」と宣言しました、とは言えないよな
・・・・)
「へ~~、資格試験の勉強もしなきゃならない、新人職員なのに~?」
(わっ、ここで「お気楽だわね~」というコメントが炸裂か~!)
「面白そうじゃん」
(へっ?)
「ほら、私、こっちにいる平日って、ここ(職場)とアパートを往復
するだけじゃない。それだけじゃ、つまらないと思ってるの。私も、そ
の武道、御仮屋さんと一緒にやってみようかしら・・・・。」
(ゲゲゲッ!)
「あっははははっ~~。冗談よ、ジョウダンだってば。御仮屋さんが、
私のこと煙たがっているの、解っているつもりよ。でも、興味あるな。
なに?、今朝はどんな修行したの?」
「はっ、はい、まず道場の掃除をして、犬の散歩がてら、山の中を
走ってきました。あ、あの~、最後に『堀跳び』というので、水たまり
を跳び越えるのに挑戦したんですけれど、失敗して、水たまりにドボ~
ンをしてしまいました・・・・。」
「あっははははっ~~~。それで、私の顔をしげしげと見ててくれたん
だ~~。そりゃあ、ありがとう。」
水溜小雪(みずたまり・こゆき)が、さもおかしそうに笑う。
「うん、うん、そうだ。御仮屋さん、今度、私の部屋に遊びに来ない?
どうせ私、夜はヒマなんだし。簡単だけど、手作り料理ごちそうするから
さ。いろいろ相談にも、乗ってあげられるかもしれない。
私だって、オッカナイだけじゃないのよ。」
(アレレレ・・・・?。好印象を持ってくれたみたい・・・・・)
(つづく)
女の子同士の“会話体”というのも、実は全然知りマセン・・・・
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