« 『10,000人のお掃除革命 実践編』 | メイン | 第四章「新米館主、初仕事」⑬ »

2011年4月20日 (水)

第四章「新米館主、初仕事」⑫

 「10,000人のお掃除革命」は、“仕事関係”で購入した本。
 実は、それと一緒にAmazonにて購入した一冊。

1104201s
 わが愛しのヒロイン・御仮屋睦ちゃんには、折々に英語の決め台詞を
うそぶいてもらおうかな~~と。
 で、英語とくれば、そりゃあもう!シェイクスピアでしょ!!!
 と思ったのですが、う~~む、さすがにハタチの女の子に、シェイク
スピアは重すぎるでしょうか・・・?
 映画「ノッテイングヒルの恋人」あるいは思い切って「インディ・ジョー
ンズ」の中から??

 さて。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
    第四章「新米館主、初仕事」⑫
(最初から読んでみたいと思ってくださった方は、右「カテゴリー」内「自作
小説」をクリックしてください。)

 春の陽射しは、意外ときつい。
 直射光の眩しさに、つい顔をしかめてしまった。
 ふと思うと、表はずいぶんと静かなようだ。(あれ?)と思ってちょっと首
を動かしてみると、門から玄関まで敷かれた石畳の上で、柔道着に着替えた大
山隆志が、黙々とストレッチ体操をしている。同時に、大山も睦の姿に気づいた
ようだ。
 「あっ、御仮屋さん・・・、お待ちしておりました。」
 しげしげと見つめられてしまった。
 (もう、照れますよ~)
 睦は、今度は勢いよく立ち上がって、縁側から庭に飛び降りた。毎朝、睦が
掃き清めている庭だ。小石ひとつ落ちていない。
 「あっ、新納さんたちは『屋敷の裏も案内してやろう』ってことで、裏に
行ってます。」
 道理で静かなわけだ。大山も、立ち上がった。
 「ところで、御仮屋さん、新納流って、どんな流派なのでしょうか?一言
で、じゃ難しいのでしょうが。」
 大山が訊ねてきた。もっともな疑問だ。とかく『古武道』なぞというと、
“神秘のベール”に包まれたもの、というイメージが先行してしまう。
                          (つづく)

トラックバック

このページのトラックバックURL:
http://app.synapse-blog.jp/t/trackback/190585/26341307

第四章「新米館主、初仕事」⑫を参照しているブログ:

コメント

コメントを投稿

プロフィール

フォトアルバム

ごろごろ

最近のトラックバック