第五章「御仮屋書店にて」⑦
あんまり拙ブログでは、勤め先の宣伝は書きたくないのですが・・。
本日は。
5月24日(火)発売、鹿児島・宮崎限定2万食。
「いずんの鶏弁当」。
さて、今日くらいは“お疲れモード”Maxにつき・・・で、自作小説
は休載とさせて頂こうと思ったのですが、愛しのヒロイン・むっちゃん
に「だめ!」と怒られましたので・・・。
って、いかにも幻想小説?SF?。
作家が丹精をこめて書いた作中の主人公が、徐々にその作家の目に
見えるようになって・・・・という筋。古今東西、たくさんあるので
しょうね。
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第五章「御仮屋書店にて」⑦
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小説」をクリックしてください。m(__)m)
それでも、
「Thank you(ありがとう).」
頑張って考えてくれたであろう、その答えに御礼を言ってあげた。
「ふむ。英語が好き、っていうのは、本当のようね。」
「はい。英語が好き、なのはホントです。」
男の子は、いかにもホッとしたような表情をした。
(自分とそんなに歳は離れていないのに、カワイイんだから・・)
「そうだ。きみの名前を教えて。私、瞬の姉の御仮屋睦(おかりや・むつみ)。
瞬のお友達なら、私の友達でもあるわね。さ、きみの名前は?」
「あっ、あ・・・、ぼく、坂道聡(さかみち・さとし)。瞬と同じ紫尾高校
二年、部活はバスケ部です。」
「そう、坂道君か。よろしく、ね。」
睦は坂道に向って、手を差し出した。
「ええっ・・・、いいんですか・・・」
坂道はためらう。
「遠慮しないで。しっかり握手しよう」
睦は、遠慮がちに差し出された坂道の右手を、しっかり握ってあげた。
坂道は、これまで以上に顔は真っ赤か状態。
「さ~て。うちの瞬は、坂道君には、私のこと、どんな風に言ってるのかしら、
教えてくれない?」
「えっ、えっ・・・・・それは・・・・・」
再び、坂道は言いよどむ。
「私の友達でしょ。しっかり、教えてよ」
「あっ・・・、あの・・・」
「隠さないで」
「えっ、その~~、ルックスはまあまあ・・・。身体はチビなくせに、ムチムチ
ナイスバディで、弟にとっては目の毒・・・。ただし・・・・・・」
「ただし?」
「あの~~、あくまで、瞬が言ったことです。・・・ただし、頭はカラッポ・・・」
(あん野郎めっ!)
(つづく)
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