第六章「ハイヒール、やめた」⑥
他の方から見れば、「神経質過ぎる」と思われるかもしれませんが、
川の水位が、どうにも気になり・・・・・。
今のところ、水位は低下しているように思うので、心配しないように
します。
さ。
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第六章「ハイヒール、やめた」⑥
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「古武道」なぞと紹介されてしまうと、大方の人は、大男ですら一発で吹っ飛
ばしてしまう“秘技”があると思いたくなるようだが、それはせいぜいが漫画の
世界での出来事だ。身長150センチそこそこの睦を前にした時、大多数の者は「
強いのか?」なぞという質問は、ぐっと呑み込む。
そういう意味では、さすが、タツばあさん、と言うべきなのか。
「はい、弱いです。まだまだ修行中の身なので・・・・」
睦は、正直に答えた。タツばあさんは、勢いを増す。
「そうよね。あなたみたいな小娘が、強いわけないわよね。ふ~~ん、だけ
ど、なんであなたが、そのナントカ流の後継者になれたわけ?」
「それは、ちょっといろいろ・・・・」
窓口での世間話にしては、長くなってしまう。睦は、口ごもった。それは、
ますますタツばあさんの“口撃”を、強めてしまう。
「ふ~~ん、さては、得意技は“忍法・色仕掛け”って、やつ?。変わり者
で、後継者もいない独り暮らしの年寄りに近づいて、色仕掛けで取り入って・
・・・って。そうよね、きっとそうよね」
睦は、“じいさん”こと新納義彰(にいろ・よしあき)の顔を思い浮かべた。
傍から見れば、確かにそういう風にしか見えないのだろうが、ここは“じいさん”
の名誉がかかっている。
「ちがいます」
きっぱり否定した。ところが、
「あ~ら、あ~ら、ムキになっちゃって・・・。近頃の小娘は、ホント、頭は
悪いくせに、身体の発育と色仕掛けを覚えるのは早いんだから~。うちの主人は、
ここ(紫尾支店)に来させちゃいけないわね。誘惑されちゃうわ」
ここが、タツばあさんの絶妙な間合いだ。タツばあさんの家は、ここ紫尾では
有数の資産家なのだ。当然、鶴亀信用金庫の大事な顧客だ。「誘惑」とは言わな
いまでも、支店を上げて“良好な関係”を維持するよう務めている。
(つづく)
お疲れ様です!雨が降ったりやんだりですね。それにあわせてカミナリも鳴ってます気をつけておかえりください。
投稿: | 2011年6月20日 (月) 01:20
雷に雨かと思えば~日がさしてと大気の状態が悪い。
無理せずに今週も頑張ろう
投稿: | 2011年6月20日 (月) 05:25
コメント、ありがとうございます。
さ~~て、外出するか・・・とボチボチ思ったところで、にわかに雨音が大きくなり・・・
なんてことになると、「ま、いっか・・」と外出する気が失せ・・・・。
日中は寝て過ごし・・・・。
今頃になって、少々元気が出てまいりました。
投稿: 鈴木五郎 | 2011年6月20日 (月) 19:13