第七章「女三人+犬一匹」⑦
またまた本日も、南九州ファミリーマートの商品を。
以前から興味津々だった
「鹿児島県産天然真鯛の鯛めし」。
「天然」という二文字が入ると、いかにも錦江湾の深海から一本釣り
で釣り上げられた鯛、というイメージを持てるから、不思議。
そして、本日発見してしまったシール。「国産米使用」。
自分、最近とんとズボラになってしまって、ニュース等細かくチェック
していないのですが、そういえば「コメ不足」になるのか・・・・。
そうそう、7月から一部パン商品が値上がりしたようだし・・・。
本格的なインフレが来る?
・・・・・と、久しぶりに一つのおにぎりから、経済ネタを書いた
ところで。
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第七章「女三人+犬一匹」⑦
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そして、玄関に歩み寄って来て、
「は~い。タダモトくん、はじめまして。私、茜です」
と、身体を前かがみにさせて、タダモトに向けて挨拶をした。
ぱっとタダモトが後足で立ち上がった。そして、前足を茜の肩に置き、顔
を茜の顔にくっつけた。
「だめ!、タダモト!」
睦は、ついつい声を出してしまった。大型犬にそんなことをされたら、誰でも
びっくり仰天だ。ところが、当の茜は、
「わ~~。大歓迎してくれるんだ~~。嬉しいな~。よし、よし・・・・」
タダモトの頭をなでている。そして、しばらくして、
「よ~~し。タダモトくん、ごめん、また後でゆっくりね。私、今、お料理
の手伝い中なの」
と言って、タダモトの脚を肩から外した。
「ねえ、睦ちゃん。聞いてくれる?傑作なの~。『張り切り過ぎて、八時
までに、料理を作れそうにない』なんて、あたふたした小雪さんから電話が
かかってきたのよ。普段の小雪さんのイメージからは、想像できないじゃな
い。大急ぎで、エプロン持参で駆けつけて、お手伝いしているところね」
「もう・・・・、田所さんったら・・・。『普段の私のイメージ』って、
どんなイメージなんですか~。
・・・・・でも、実は私、恥ずかしながら一人暮らしって、初めてでさ。
実のところ、結構楽しんでいるの。で、今日は失敗しちゃった・・・・・。
でも、田所さんって、ホント、さっと飛んできてくれたのよ~」
「あらあら・・・。このエプロン姿が、ちょっとスーパーウーマンに
見えないこと?」
茜がひらりと、両手でエプロンの裾を広げて見せた。
「さ。御仮屋さんとタダモトくんは、奥に上がって、ちょっと待っててね」
(つづく)
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