« 第七章「女三人+犬一匹」⑥ | メイン | 「いらっしゃいませ~!」の英語は? »

2011年7月 2日 (土)

第七章「女三人+犬一匹」⑦

 またまた本日も、南九州ファミリーマートの商品を。
 以前から興味津々だった
  「鹿児島県産天然真鯛の鯛めし」。

1107021s

 「天然」という二文字が入ると、いかにも錦江湾の深海から一本釣り
で釣り上げられた鯛、というイメージを持てるから、不思議。
 そして、本日発見してしまったシール。「国産米使用」。
 自分、最近とんとズボラになってしまって、ニュース等細かくチェック
していないのですが、そういえば「コメ不足」になるのか・・・・。
 そうそう、7月から一部パン商品が値上がりしたようだし・・・。
 
 本格的なインフレが来る?

 ・・・・・と、久しぶりに一つのおにぎりから、経済ネタを書いた
ところで。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
         第七章「女三人+犬一匹」⑦
(最初から読んでみたいと思ってくださった方は、右「カテゴリー」内「自作
小説」をクリックしてください。m(__)m)

 そして、玄関に歩み寄って来て、
 「は~い。タダモトくん、はじめまして。私、茜です」
 と、身体を前かがみにさせて、タダモトに向けて挨拶をした。
 ぱっとタダモトが後足で立ち上がった。そして、前足を茜の肩に置き、顔
を茜の顔にくっつけた。
 「だめ!、タダモト!」 
 睦は、ついつい声を出してしまった。大型犬にそんなことをされたら、誰でも
びっくり仰天だ。ところが、当の茜は、
 「わ~~。大歓迎してくれるんだ~~。嬉しいな~。よし、よし・・・・」
 タダモトの頭をなでている。そして、しばらくして、
 「よ~~し。タダモトくん、ごめん、また後でゆっくりね。私、今、お料理
の手伝い中なの」
 と言って、タダモトの脚を肩から外した。
 「ねえ、睦ちゃん。聞いてくれる?傑作なの~。『張り切り過ぎて、八時
までに、料理を作れそうにない』なんて、あたふたした小雪さんから電話が
かかってきたのよ。普段の小雪さんのイメージからは、想像できないじゃな
い。大急ぎで、エプロン持参で駆けつけて、お手伝いしているところね」
 「もう・・・・、田所さんったら・・・。『普段の私のイメージ』って、
どんなイメージなんですか~。
 ・・・・・でも、実は私、恥ずかしながら一人暮らしって、初めてでさ。
実のところ、結構楽しんでいるの。で、今日は失敗しちゃった・・・・・。
 でも、田所さんって、ホント、さっと飛んできてくれたのよ~」
 「あらあら・・・。このエプロン姿が、ちょっとスーパーウーマンに
見えないこと?」
 茜がひらりと、両手でエプロンの裾を広げて見せた。

 「さ。御仮屋さんとタダモトくんは、奥に上がって、ちょっと待っててね」
                          (つづく)
                   

トラックバック

このページのトラックバックURL:
http://app.synapse-blog.jp/t/trackback/190585/26719846

第七章「女三人+犬一匹」⑦を参照しているブログ:

コメント

コメントを投稿

プロフィール

フォトアルバム

ごろごろ

最近のトラックバック