第十章「新米館主、後輩を得る」②
そうそう・・・・。
一応、きちんと「見た」と報告しなければなりません。
柏木美里サマ出演『放送禁止』。
(「柏木美里って、誰?」という方も、実はYahoo!のサイト
を利用している方なら、最近は結構目にされているはず
⇒Webマガジン 月間チャージャー)
う~~~ん、自分は男だし、そりゃあ見ている最中は下半身緊張とも
なるわけですが、観終わった後に、それほどの印象が残らず・・・・。
女性の美しさ、に、なにを求めるのか?
というのが、男によって価値基準さまざまって、こと??
で、私が“口直し”に見た一本。
『天然コケッコー』
主人公・右田そよちゃん、方言丸出しで「かわい~い」のですが、
けっして「幼い」わけではない。
そんなキャラクターに、改めて魅かれ直しました。
(って、書くと「アンタ、ロリコン?」と言われそうですが)
とかなんとか、日常からちょっと現実逃避しつつ。
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第十章「新米館主、後輩を得る」②
(最初から読んでみたいと思ってくださった方は、
「新米館主・御仮屋睦」の目次ーFC2小説
を是非に。m(__)m
仕事を終えたその日の夕方、合コンの件は、さっそく“じいさん”こと新納
義彰に話をした。
「ふむ。合コンか・・・・。もちろん、わしも張り切るぞ」
「ちがうよ~。きっと、じいさんは、対象外だよ」
「なんの。茜さんの人妻の魅力に対抗できるのは、わしのいぶし銀の味だけ
じゃろ」
まあ、いつもの軽口の応酬だが、じいさんはふいと真顔に戻った。
「むっちゃん、せっかくこの試心館に協力してくれそうな人が集まりつつ
あるんじゃ。ここで皆さんに、きちんと『お願いします』をする意味をこめて、
新館主・むっちゃんのお披露目をしたらいい・・・。そう、むっちゃんの先輩
お二人は、提案してくれたんじゃな」
「そうか。みんなに楽しんでもらうために、あれこれ考えなくちゃね」
「そうとも。そうだ!、小雪さんにも、ぜひ弓の腕を披露してもらおう」
「そうよね。茜さんにも、ぜひ『人妻の魅力、炸裂!』の特技を披露して
もらおうっと。二人に、お願いしておく」
「そうじゃ、そうじゃ・・・。じゃが、殿方どのにも、ちゃんといいところ
を見せる機会を作ってあげなきゃの・・・・・」
そこで、聞き耳を立てていたタダモトが、後ろ足で立ち上がって、アピール
をする。
「そっか・・、心配しないで。タダモトも、ちゃんと実行委員のメンバー
として、参加してもらうわ」
皆の都合を早く聞いて、日取りを決めてしまおう。まだ、大山のように
仕事上の名刺を交換しただけの相手もいる。GW後半に入ってしまう前に、
こちらから連絡を取ろう。ちょっと勇気がいるな~。
みんなで、ワイワイと楽しめるゲームなんて出来たら、いいよな・・・。
等々考えるのは楽しい。タダモトとの散歩の足取りも、つい軽くなる。
ところが、ふいと足を停めさせられてしまう現場に遭遇してしまった。
「あそこ、私のアパート・・・・」
『ハイツM』と壁に描かれているアパートに、睦とタダモトは目をやった。
(つづく)
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