「撤退の農村計画」
久しぶりに迎える、朝。
ふ~~。やっぱり、気分いいっす。
(正直なところ、店番終えれば外は日中、という生活パターン
も、深夜ねぐらに帰り着く・・・というパターンより、いいっす)
で、帰省の準備。本日は、散髪へ。
で、拙ブログも。本日は、読んだ本の感想を。
「撤退の農村計画
~過疎地域からはじまる戦略的再編~」(学芸出版社刊)
ふ~~と思ってしまうのは、編者の方お二人、それぞれ「1972年生まれ」
「1973年生まれ」。今まで、こういうお堅い本を手にすれば、著者の方は
当然自分より“ずっと”年上な方という前提で読んでおったんですけれど
ね・・・・・。
自分なんぞは、もちろん思い浮かぶのは「内之浦大浦」のたたずまいな
のですが、ここ出水市にも紫尾山系の山奥に立地するような集落があると
思います。買物等日常の用事は、自ら軽トラックを運転して済ませる“元気な
お年寄り”が暮らし、「やっぱり生まれ育ったところに、最後まで住みたい」
とインタビューをすれば答えてくださる・・・・・・・
そんな情景は、誰でも思い浮かべることができると思います。
でも、現実は車の運転が出来なくなれば、集落を離れなければならない・・・。
櫛の歯が抜けるように、徐々に世帯は減り続け・・・・・、
いつか“自然消滅”する運命にある・・・・。
そんな“自然消滅”を待つよりも、「100年先を見据えて」「積極的な撤退」。
具体的には、集落ごと「集団移転」をすることも、選択肢である、と主張された
著作です(私の解釈)。
最初パラパラとめくって、「おっ」と思ったのは、集団移転の事例として、
阿久根市の本牟礼地区(知りませんでした)が、挙げられていたこと。
若手研究者の方の熱意を感じる著作ですが、
「100年後の日本社会」の姿については、なかなか率直には肯けないような・・・・。
人口減少の時代ですか・・・・。
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