第十一章「合コン、作戦会議」⑤
職場に辞表を提出。
・・・・・といってもカッコよく、ズンと「受け取ってください」とは
言えず。こっそりメモを残して。
そして、両親に電話をした際にも、「オレ、帰るから」とは言い出せず。
うん、オジサンの“Uターン”なんて、そんなもん・・・。
まったく・・・。南日本新聞サマは
『最後の迎え方~孤独死の周辺で~』
なんて特集を始めやがって・・・・。
まず考えたのは、「捨てるの、大変だ~~!!」。
そりゃあ、独り暮らしには大きすぎる、商店街の空き店舗でしたから。
で、それでも、
「オレ!。鹿児島が好きだ~~」
という想いを残したく。
愛しのヒロイン・むっちゃんが水着姿を披露されるところまで書き続けたかった
のですが、“合コン”のシーンまでで、ひとまず完結させましょ!
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第十一章「合コン、作戦会議」⑤
(最初から読んでみたいと思ってくださった方は、
「新米館主・御仮屋睦」の目次ーFC2小説
を是非に。m(__)m
「そうよ!!」
睦の先輩、茜と小雪が同時にうなずいた。
「祝子ちゃんに、女だって、飛んだり跳ねたり。自由に活きていいってこと、
睦ちゃんを通して知ってもらうのよ~っ!」
「そうそう。・・・・それならば~~。男女対抗のゲームを、当日するのって、
どう~?。そこで、睦ちゃんの居並ぶボーイフレンド陣を、私たちがメッタメッタ
にやっちゃう!、って、どう?」
「うんうん、コテンパンに男性陣をやっつけちゃうのって、きっと快感よね~~」
「あ・・・・。あの・・・。坂道君は、現役バスケ部員だし・・・。大山さんは、
現職警察官だし・・・。ちょっと、それには無理があるんじゃ~・・・・」
「ふむふむ・・・。残念ながら、睦ちゃんの“ボーイフレンド・コレクション”
は、“真面目だけれど、オクテ”っていうサンプルばかりじゃない?・・・・」
「そう。それならば!、だ。私たち三人の“お色気”作戦で、男性陣の能力
を50%以上喪失させてしまうのよ」
「当然、睦ちゃんは、そのムチムチバディを最大限利用して、男どもの戦意を、
きちんと喪失させてね・・・・・」
「あ~~ら、私と小雪さんだって、ナメたもんじゃないでしょ?」
「当たり前じゃない。睦ちゃん、"Beayty is Force(美は力なり)"じゃなかったっけ?」
「私たち三人が揃えば、三倍どころか九倍強くなれるのよ」
先輩の茜と小雪が、息の合った掛け合いを見せてくれる。
「あの・・・・。それでも、単純に男と女じゃ、身体が違うわけで・・・・」
睦は、二人の掛け合いに入っていけない。
「ふふふ・・・・」
茜と小雪が、意味ありげに微笑む。
「もちろん」
「女は、お色気だけじゃない」
「ここを、使うのよ」
茜が小雪の、小雪が茜の頭を、それぞれ指差した。
(つづく)
お仕事お疲れ様でした東京に帰るんですね。ご両親にとってもやっぱり近くにいてくれたら心強いと思ってくださいますよ。いくら年取っても子供はかわいいですもんね。小説の完結楽しみにまってます。茜さん達の暴走が少し怖いですけど~。
投稿: | 2011年11月 1日 (火) 18:27
いつも読んでくださり、ありがとうございます。
う~~ん、どうやって男性陣をコテンパンにしようか・・・・、目下思案中です。
投稿: 鈴木五郎 | 2011年11月 2日 (水) 15:04