第十一章「合コン、作戦会議」⑩
さて、今週もはじまり・・はじまり・・・。
で、さっそく反省。
月曜日は、燃えるゴミの収集日。ところが、ついつい飲み過ぎて
寝過ごしてしまった・・・・。
結局、インターネットに繋げる環境があると、ついついパソコン
の前で、ボ~~~ッとして時間を過ごしてしまっているな~~と。
なかなか本って、読まないものですね・・・・・。
これまた、先月の帰省の際、飛行機の中?あるいは常磐線快速の中?
で読んだもの。「D列車でいこう」
本屋の書棚で、タイトルにふっと惹かれ、裏表紙のあらすじを見て、
こりゃあ!肥薩おれんじ鉄道沿線住民として、読まなきゃならんでしょ!!
そんな簡単に活性化策が功を奏するんかい?と思ってしまうのか、夢があ
るよね~~と思えるのか、評価が分かれるところ。
「現実」と「夢」を、どうバランスとるのか?
ムズカシイ・・・
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第十一章「合コン、作戦会議」⑩
(最初から読んでみたいと思ってくださった方は、
「新米館主・御仮屋睦」の目次ーFC2小説
を是非に。m(__)m
「失礼じゃが、女子(おなご)同士というもの、表は仲がよさそうに見えても、
裏では陰口の言い合い・・・という印象があるのじゃが。ふ~~ん、お三人の仲
のよさは、ホンモノのようじゃの・・・」
茜・小雪・睦の三人は「お手玉」を終えて、じいさんが出してくれた麦茶を
頂いている。女三人、じいさんの手をわずらわせてはいけない、と抵抗したの
だが、「よか。ここは、わしの家じゃ」と、じいさんに制されてしまった。
「ほんと、茜さん、小雪さんのお二人が、いい先輩でよかったです・・・」
睦は、正直に感想をもらした。ところが、
「なんの、なんの、その逆よ~。睦ちゃんこそ、いい後輩なのよ、ね?
小雪さん」
「そうよ。睦ちゃんは、いつでも全力疾走って、感じ?。わからないことが
あれば、しっかり質問してくれるし。それでいて、自分の考えも、しっかり
言ってくれるし。『ああ、私も全力疾走していいんだ』って思えてくるのよね・・」
「ふふふ・・・・、その『全力疾走』といえば・・・」
「ああ、あれね・・」
「な、なんのことですか?・・」
先輩二人が、にわかに含み笑いを始めた。
「新納さん、聞いてくれますか」
「もちろん」
「支店長に『御仮屋くん、ちょっと』って、呼ばれたのよね」
「でも、その時、ちょうど睦ちゃんは手が離せない状況だった・・・・」
「・・・もう、その話ですか・・・・」
早くも、睦は赤面だ。
「いいじゃない、照れない、照れない・・・。で、睦ちゃん『すみません、
ちょっと待ってください』って、一言断って・・・」
「で、手元の仕事を済ませて、さ、そこで・・・」
「睦ちゃん、大急ぎで椅子から立ち上がって、支店長のところへと・・・」
「・・・・も、もう~~・・・」
「ふふふ・・・。ところが、あんまりその動作が急だったもので」
「睦ちゃんには、少々窮屈なブラウスのボタンが」
「ポ~~ンッ!!」
「弾け飛んでしまったのだ~~」
「そんなの漫画の世界だけだと思っていたんだけどね」
「支店長、申し訳なさそうに『・・・御仮屋くん、呼ばれても、もう
ちょっとゆっくりでいいから・・・・』なんてね」
「も~~、そんな話、しないでくださいよ~」
「でも、新納さん。睦ちゃんって、小さい頃から、新納さんのもとに
通っていたんですよね」
「そうじゃの。小さい頃からむっちゃんを、よく知っておる」
「そうそう・・。だから、前も話したことがあるんですけど、今の睦
やんって、新納さんによって、出来上がったって、言えるかしら?・・・・」
「いやいや・・・。むっちゃんの家は、親御さんがしっかりしておる・・・」
茜・小雪に、突如矛先を向けられたじいさんは、あきらかにうろたえている。
「でも、その睦ちゃんの、そのナイスバディ。身体はちっちゃいのに、ブラ
ウスのボタンを弾き飛ばしちゃう、おっぱい。そして、下半身もつくべき所は
きちっとついていて・・・。新納流で、小さい頃から鍛錬した成果なのよね~~」
「そうそう。ナイスバディを育てた、神秘の古武道」
「でも、素材が睦ちゃんだったからこそ、なのよね?、きっと・・・」
「新納さんと睦ちゃんって、ただの師弟関係以上のもの」
「それは、男と女の間柄こそ?」
「・・・いや・・・」
軽口の応酬は得意のはずのじいさんが、赤面してしまっている。
(つづく)
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