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2011年11月 8日 (火)

第十一章「合コン、作戦会議」⑪

 いつもより1時間遅い出勤。

1111081s

 ふ~~、今は当たり前のように見る風景ですが。
 意識して、ねぐらの中を片付けていかなきゃならん、と思ってオリマス。。。
 ハイ、思ってオリマス・・・・。

 さ!、「第一部完結」を目指して。
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     第十一章「合コン、作戦会議」⑪
(最初から読んでみたいと思ってくださった方は、
    「新米館主・御仮屋睦」の目次ーFC2小説
                       を是非に。m(__)m

 「睦ちゃんと新納さん、その赤面し合っている二人、やっぱりお似合いよ」
 「ふふふ・・、睦ちゃん。これからもどんどん女を磨いて、きれいになって、
新納さんを赤面させてあげなくちゃね」

 「さ、本題、本題」
 「睦ちゃんのボーイフレンド陣にも、大サービスしなきゃね」
 茜・小雪の二人は、さっと話題を変えた。
 「やっぱり、睦ちゃんのド迫力ナイス・バディで、男どもの度肝を抜くには、
睦ちゃんが全力疾走!・・・かしら?」
 茜が自分の胸の前で、両手を揺らすしぐさをする。揺れる胸の表現だ。
 「そして、飛んで、跳ねて・・・・。って、そうか、障害物競走か・・・」
 「そうか。ラストは、障害物競走。そして、ペアで走ることにするのよ。睦
ちゃんと祝子ちゃん、若い二人にがんばってもらうのよ~」
 「うん。それは、いい種目よね」
 「おお。コース造りは、おまかせあれ。ここは、古武道の道場じゃ。いろいろ
と鍛錬用の用具もあるぞ。慎三郎くんをはじめ、男衆に手伝ってもらおう。この
敷地いっぱい、腕によりをかけて、コースを造ってしんぜよう」
 赤面状態から立ち直ったじいさんが、請け負う。

 「あ・・あの・・・・」
 睦だけは、ひとりため息だ。子どもの頃から、確かにいろいろな鍛錬法に
慣れ親しんできた。ところが、まだ身軽だった時ならいざ知らず、今の大人に
なった身体では、少々重い。そしてじいさんは、張り切って、その障害物競走
用のコースを造るのだろう。泥まみれになることは、避けられない。

 「そうじゃ。茜さん、小雪さんというお二人の美人にも、しっかり活躍し
てもらおう。『ちゃんばら』なんて、どうじゃ?」
 「『ちゃんばら』ですか?」
 「近頃は、スポーツチャンバラという競技もあるようじゃがの。ま、うちの
は、丸めた新聞紙を使う」
 「あ~~、昔の子どもの遊びのような?」
 「そうじゃ」
                           (つづく)

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