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2011年11月 3日 (木)

第十一章「合コン、作戦会議」⑦

 そうなんです、そうなんです。
 今日は11月3日「文化の日」なんですよね・・・・。
 ついつい忘れそうになってしまったり。

 あっ、でも。
 いつもきれいな笑顔を見せてくれる、あるママさん。
 顔を真っ赤に上気されて、ご来店。
 お子さん二人とアイスを買っていかれました。
 「明日が、試合なの」
 とおっしゃっていたのですが。
 ママさんご自身が、ビシバシ子ども達をしごいていた?

 店番の合間に。
 「おでん」。

1111031s
 さ、今夜も忙しいのでしょうかね?
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     第十一章「合コン、作戦会議」⑦
(最初から読んでみたいと思ってくださった方は、
    「新米館主・御仮屋睦」の目次ーFC2小説
                       を是非に。m(__)m

 「ほ・・・・。美人三人、いや祝子ちゃんも入れたら四人か・・・、が大活躍
をする場面を、楽しめるわけじゃな。・・・・わしゃ、むっちゃんの得意技は、
すべて心得ているつもりじゃが。小雪さんに、茜さん、特技はどんなものを
お持ちじゃろうか?」
 じいさんが、口をはさんだ。

 「新納さん、よくぞ、聞いてくれました!」
 再び、茜と小雪の声がピタッと合った。
 「ふふ~ん。実はですね、今日はちょっと小技をご披露しようと思って、ある
モノを持ってきたんです」
 小雪が持参してきたバックを開いた。
 「じゃ~~ん」

 ろうそくのほのかな灯りの下、取り出されたものを見やる。
 「あっ、お手玉ですか?」
 「そう、一応、手作りでもあるの」
 小雪が、茜に目配せをした。
 「さ~て、睦ちゃんに内緒で練習した成果を見せる時が、来たわね」
 茜が応じた。

 「ちょっと失礼します」
 二人は縁側から立ち上がって、庭先にちょっと距離を開けて、立った。
 「ふ~~ん。ろうそくの灯りの下で、するのは初めてか・・・。それも、
オツかしらね・・」
 二人は、ほの暗いなかでの距離感を、さりげなく把握している。

 そして、
 「それでは」
 「初公開。鶴亀信用金庫紫尾支店秘伝・お手玉」
 「参りま~す」

 タダモトも、興味津々という面持ちで、二人を見ている。
                           (つづく)

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