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2011年11月12日 (土)

第十二章「合コンは、決戦?」②

 今日も長いぞ・・・・
 で、出勤前の目覚ましに。
 「いもdeタルト」(150円)。

 1111121s
 いろいろ本を読みたいな~~と思うのですが。
 執筆(笑)再開。
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     第十二章「合コンは、決戦?」②
(最初から読んでみたいと思ってくださった方は、
    「新米館主・御仮屋睦」の目次ーFC2小説
                       を是非に。m(__)m

 見るからにほっそりとして、儚げな雰囲気を漂わす祝子の身体を抱きしめると、
「私たち、イケナイ関係?」と、つい思ってしまうのだが、睦としては、祝子に
は強く親愛の情を示したいのだ。
 なにせ祝子は、“呪いの美少女”というあだ名を持ち、「ちょっかいを出す
者は、呪われる」と、まことしとやかにウワサされている存在なのだ。
 「そんなウワサ、私が破ってやる」
 意志表示をこめた、親愛の情だ。

 ふと横を見ると、タダモトが
 (ボクとも、して)
 という催促顔で、見上げている。
 「あっ、タダモトくんも・・。こんにちは」
 祝子も、タダモトの表情に気がついてくれた。腰を落として、おっかなびっく
りながらも、タダモトの首に腕を回して、挨拶をしてくれた。
 「ごめんなさい。やっぱり、まだちょっと怖くて・・」
 祝子が、正直に謝ってくれる。
 「ううん。いいの、いいのよ。タダモトは、やっぱり大きいもん。すぐ慣れる
わよ」
 睦は、とりなした。

 「お母さんは、許してくれたの?」
 歩きながら、睦は祝子に訊ねた。
 「・・・はい。・・・昨日から、口を利いてくれません。今朝も、黙って
集まりに出かけて行きました」
 「・・・そう。案外、いいお母さんなのかもしれない・・・・」
 祝子の家は、母一人娘一人の母子家庭だ。そして、某宗教集団の信者なのだ。
日曜日といえば、その集団が催す集会が必ずあり、それに参加するのが、大事な
信者の“務め”であるらしい。祝子は、小さい頃から母に連れられて、集会に
必ず出席してきており、優秀で、なにかと引っぱりだこの存在らしい。もちろん、
その飛びぬけた“美少女”の外見も影響している、というのは、睦の推理。
 その祝子が、今日は集会を休んで、睦たちと一緒に過ごすために、来てくれ
た。信仰の上では、とてつもなく堕落した行為であり、許されるものではないは
ずだ。それを黙って見逃した母親は、意外といい人なのかもしれない・・・と
睦は思う。
                          (つづく)

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