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2011年11月25日 (金)

第十二章「合コンは、決戦?」⑫

 う~~~っ、さみぃ~~、と思いつつ、家路を急ぐ。
 ふと見上げると、冬の星座がキラキラと。
(って、写真にはまったく写っておりませんが)

1111251s
 千葉の柏市じゃあ、どのくらい夜空の星が見えるのやら?

 で、Amazonで「レビュー」デビューしました。

 う~~ん、自分でも書いた趣旨がよくわからん・・・・。
 なかなか短文で、かつ訴求力のある文章って、ムズカシイ・・・。
 でも、確かにこりゃあハマりそう。見た・読んだ作品は、とりあえず
Amazonにレビューを、というのが、ひとつ趣味となってしまいそう・・。

 さあ、長編小説でも、まだまだ苦労を。
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     第十二章「合コンは、決戦?」⑫
(最初から読んでみたいと思ってくださった方は、
    「新米館主・御仮屋睦」の目次ーFC2小説
                       を是非に。m(__)m

 「さ。極めっ!」
 意を決して、上着を肩から外して、腕から抜く。

 四人で揃えたレッドのブラトップに、ランニングパンツ。お腹と脚が、外気に刺激される。

 いくら大胆不敵な茜や小雪であっても、普段は地元の信用金庫に勤めるOLだ。
恥ずかしさが頂点に達し、動きが止まってしまった。
 見入る男衆も、場を和ませる適切なセリフが、とっさには思い浮かばない。

 そんな局面を打開するために、さっと動けたのは、シェイクスピアをこよなく
愛する犬・タダモトだ。人間の中に混じる犬としての役目を、よく心得ている。
 女四人にさっと駆け寄ったと思うと、やおら後ろ足で立ち上がる。第一の標的
は、女性陣主将・茜に定めて、前足をポンと茜の胸に置いた。

 「いやんっ!」
 普段の茜らしからぬ、甲高い悲鳴が起きる。
 それでもすぐに、いつもの茜に戻れるのは、さすがだ。
 「わ~~っ、不覚。タダモトくんに、一本取られた~」
 そっとタダモトの前足をとって、地面に下ろした。

 タダモトは、次の標的を狙う。小雪と睦は、さっとタダモトの意図を理解して、
腕で胸を隠した。ところが、呆然と立ち尽くしてしまったのが一人。運動という
“はしたない”ことなぞ、ほとんど経験のないお姫様・祝子だ。
 勢いよく立ち上がったタダモトに、抱きつかれる格好になる。

 「キャ~~~~っ!」
 御館町一帯に響いてしまったのでは、ないだろうか。
                          (つづく)
 

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