第十一章「合コン、作戦会議」⑪
いつもより1時間遅い出勤。
ふ~~、今は当たり前のように見る風景ですが。
意識して、ねぐらの中を片付けていかなきゃならん、と思ってオリマス。。。
ハイ、思ってオリマス・・・・。
さ!、「第一部完結」を目指して。
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第十一章「合コン、作戦会議」⑪
(最初から読んでみたいと思ってくださった方は、
「新米館主・御仮屋睦」の目次ーFC2小説
を是非に。m(__)m
「睦ちゃんと新納さん、その赤面し合っている二人、やっぱりお似合いよ」
「ふふふ・・、睦ちゃん。これからもどんどん女を磨いて、きれいになって、
新納さんを赤面させてあげなくちゃね」
「さ、本題、本題」
「睦ちゃんのボーイフレンド陣にも、大サービスしなきゃね」
茜・小雪の二人は、さっと話題を変えた。
「やっぱり、睦ちゃんのド迫力ナイス・バディで、男どもの度肝を抜くには、
睦ちゃんが全力疾走!・・・かしら?」
茜が自分の胸の前で、両手を揺らすしぐさをする。揺れる胸の表現だ。
「そして、飛んで、跳ねて・・・・。って、そうか、障害物競走か・・・」
「そうか。ラストは、障害物競走。そして、ペアで走ることにするのよ。睦
ちゃんと祝子ちゃん、若い二人にがんばってもらうのよ~」
「うん。それは、いい種目よね」
「おお。コース造りは、おまかせあれ。ここは、古武道の道場じゃ。いろいろ
と鍛錬用の用具もあるぞ。慎三郎くんをはじめ、男衆に手伝ってもらおう。この
敷地いっぱい、腕によりをかけて、コースを造ってしんぜよう」
赤面状態から立ち直ったじいさんが、請け負う。
「あ・・あの・・・・」
睦だけは、ひとりため息だ。子どもの頃から、確かにいろいろな鍛錬法に
慣れ親しんできた。ところが、まだ身軽だった時ならいざ知らず、今の大人に
なった身体では、少々重い。そしてじいさんは、張り切って、その障害物競走
用のコースを造るのだろう。泥まみれになることは、避けられない。
「そうじゃ。茜さん、小雪さんというお二人の美人にも、しっかり活躍し
てもらおう。『ちゃんばら』なんて、どうじゃ?」
「『ちゃんばら』ですか?」
「近頃は、スポーツチャンバラという競技もあるようじゃがの。ま、うちの
は、丸めた新聞紙を使う」
「あ~~、昔の子どもの遊びのような?」
「そうじゃ」
(つづく)
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