第十二章「合コンは、決戦?」22
今朝は、午前5時前にねぐらへ帰ってきたと思うのですが。
近所の“フィリピン・バー”(?って、呼んでいい?)は、まだ営業中?
さ~て、まだ悩んでおります。
どんどん値下がりしてきているような・・・。
これに「Office」が付属すると・・・。
こんなお値段になるようで。
・・・・・後は、自分のただ今現在の趣味・「日本映画作品のコレクション」
という分野において、どのくらいの勢いでブルーレイ商品が一般化するのか???
さ、久しぶりに。
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第十二章「合コンは、決戦?」22
(最初から読んでみたいと思ってくださった方は、
「新米館主・御仮屋睦」の目次ーFC2小説
を是非に。m(__)m
「ルールは、三本ずつ、女子衆・男衆交互に射って、合計十二本で勝負。
むっちゃん以外なら誰が何度射っても可、でどうじゃ?。あんまり長引いても、
観客の皆さんが、退屈されるからの」
じいさんがルールを説明したあと、睦が急いで付け加える。
「あっ、あの~~。一応、観客の皆さんは、こちら側に集まってください。
安全に注意しますので・・・。あの~~、そして、的から外れた矢は、そのミカン
の植木の枝で停まるようになっていますので。どこかへ飛んでいってしまう、と
いう心配はありません」
民家の庭先で弓を射る、なぞは、本来なら「危険」だと非難されかねない。
それを見逃してもらいたく、説明を加えた。
「そうじゃの。からくり機械の操作は、むっちゃんにお任せしよう。射手が
合図をしたら、的を動かす。女子衆にも、男衆にも、平等にな」
じいさんは、なかなか狡猾だ。これでは睦が、他の女性にあれこれアドバイス
できない。
「それでは、先攻は、女子衆。小雪さん、見本を見せてくだされ」
「はい」
じいさんに促されて、小雪が弓を手に立ち上がる。弓の長さは約1メートル60センチ。
的までの距離は、少し長く約10メートル。
小雪は、いつのまに用意していたのだろうか、カチューシャ(ヘアバンド)で髪を
留めている。長身で色白の小雪は、たしかに、ギリシア神話の女神だ。
「ふふふ・・・。これで、誰も一本も当てられなかったら、目も当てられないわよ
ね・・・・」
小雪は、不敵に微笑む。
二番目の種目は「四半的(しはんまと)」と決められてから、女性陣・男性陣それぞ
れ、実際に弓を手にとって練習してきた。だが、それはあくまで動かない的に対してで
あって、“動く的”というのは、今日が初体験だ。
いくら弓道経験者の小雪であっても、難問である。
(つづく)
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