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2011年12月16日 (金)

第十二章「合コンは、決戦?」23

 月夜の下で、出勤。
 明け方くらいから、北風がピュ~ピュ~と、一段と寒くなり。

1112161s
 で、毎冬、毎冬の恒例。
 う~~ん、他人様にお見せできない・・・・。
(あまり、しげしげと見ないでください)

1112162s
 ついつい、某婚活サイトにおいて、「千葉県」で会員検索して、
あれこれプロフィールを拝見・・・・・・。
 「上京」する楽しみがひとつでも・・・・と、つい思ってしまい。
 向こうでお会いする楽しみを・・・・・・、って、いえ、弱音。

 さ、少しでも(第一部 完)を目指して。
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     第十二章「合コンは、決戦?」23
(最初から読んでみたいと思ってくださった方は、
    「新米館主・御仮屋睦」の目次ーFC2小説
                       を是非に。m(__)m

 小雪は、弓と矢を携えて、立つ。
 実は、この『からくり動的機』、何段階かに速度を変えられる優れものなの
だが、時計の秒針と同じく、カチカチと小刻みになるのが欠点だ。そのリズム
を読むことがコツなのだ。じいさんが、睦の参加を禁じたのは、その意味で当然
だ。そして、小雪がそのリズムを読むことが出来るか?が、見どころだ。

 小雪は、きちっと弓道の作法にのっとり、弦をきりりっと引く。
 「はい」
 睦に合図する。
  カチ、カチ、カチッ、・・・・・
 的が移動し始める。
  ヒュッ
 弓が放たれた。
 一本目は、いわゆる“試射”だ。矢は、みかんの木の茂みに飛び込む。
 「ふ~~ん」
 小雪は、なにをつかんだのか。

 「二本目、いきます」
 小雪が、二本目を放つ動作に入る。
 「はい」
 カチッ、カチ、カチッ・・・・
 的が、再び動き出す。
  ヒュッ!
 (惜しいッ!)
 矢は、的から数センチのところを、飛び抜けていった。さすがは、小雪と
いうべきだ。二本目で、コツを読み取ったのだろうか。
 「よ~お~し」
 小雪は、うなづく。
 「三本目、当ててみせます」
 堂々と宣言した。

                       (つづく)

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