第十二章「合コンは、決戦?」23
月夜の下で、出勤。
明け方くらいから、北風がピュ~ピュ~と、一段と寒くなり。
で、毎冬、毎冬の恒例。
う~~ん、他人様にお見せできない・・・・。
(あまり、しげしげと見ないでください)
ついつい、某婚活サイトにおいて、「千葉県」で会員検索して、
あれこれプロフィールを拝見・・・・・・。
「上京」する楽しみがひとつでも・・・・と、つい思ってしまい。
向こうでお会いする楽しみを・・・・・・、って、いえ、弱音。
さ、少しでも(第一部 完)を目指して。
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第十二章「合コンは、決戦?」23
(最初から読んでみたいと思ってくださった方は、
「新米館主・御仮屋睦」の目次ーFC2小説
を是非に。m(__)m
小雪は、弓と矢を携えて、立つ。
実は、この『からくり動的機』、何段階かに速度を変えられる優れものなの
だが、時計の秒針と同じく、カチカチと小刻みになるのが欠点だ。そのリズム
を読むことがコツなのだ。じいさんが、睦の参加を禁じたのは、その意味で当然
だ。そして、小雪がそのリズムを読むことが出来るか?が、見どころだ。
小雪は、きちっと弓道の作法にのっとり、弦をきりりっと引く。
「はい」
睦に合図する。
カチ、カチ、カチッ、・・・・・
的が移動し始める。
ヒュッ
弓が放たれた。
一本目は、いわゆる“試射”だ。矢は、みかんの木の茂みに飛び込む。
「ふ~~ん」
小雪は、なにをつかんだのか。
「二本目、いきます」
小雪が、二本目を放つ動作に入る。
「はい」
カチッ、カチ、カチッ・・・・
的が、再び動き出す。
ヒュッ!
(惜しいッ!)
矢は、的から数センチのところを、飛び抜けていった。さすがは、小雪と
いうべきだ。二本目で、コツを読み取ったのだろうか。
「よ~お~し」
小雪は、うなづく。
「三本目、当ててみせます」
堂々と宣言した。
(つづく)
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