奥田英朗著『マドンナ』
出勤途上、柏駅へ向かう道すがら。
足を停めて。
これから、あちこちのお宅の庭先で、紫陽花が咲き誇るのでしょうね。
さて、金融機関と自治体間で、地域経済振興を目的として結ばれる協定を
検索してみたところ。
鹿児島県内では、鹿児島銀行と日置市が初めてであるようですが、例えば
熊本県内では、合志市がこの取組みに熱心なようで、熊本の地元銀行・肥後
銀行と熊本ファミリー銀行いずれとも、協定を締結されているとのこと。
たぶん、地域金融機関の地域貢献策のひとつとして、全国で同内容の協定が
誕生していくのでしょうね。
その協定があってよかった~~と、地域住民が思える機会があらんことを。
うむ。・・・・・で、鹿児島市まで株主総会に行ってみようかな~~と
思ったのですが、やはり今の自分には、別の時間とお金の活用法が適切なの
だろうと、結論。
で。読んだ本のネタ。
奥田英朗著『マドンナ』。
『ガール』が、大企業に勤める女性が主人公の短編小説集に対して、
こちらは、大企業に勤める40代男性が主人公の短編小説集。
帯カバーには“課長さんの笑える純愛短編集”なぞというコピーがあり、
“人事異動で新しい部下がやってきた。入社四年目の彼女は、素直で有能、
その上、まずいことに好みのタイプ。苦しい片思いが始まってしまった
(表題作)・・・・”。
ハイ、そんな内容紹介に惹かれ。
うんうん、オジサンでも、そんな片思いに苦しむことってあるのさ~~
と共感するつもりで買ったのですが。
表題作『マドンナ』以外は、高校生の息子の進路に悩んだり・・、女性
上司と衝突したり・・、あるいは、郷里の老いたる親に思いを馳せたり・・・
といったストーリーであり、“純愛短編集”ではアリマセン。ハイ
私的には、郷里の老いたる親に思いを馳せる『パティオ』に、もっとも
心の琴線を揺らされて。
現状のまま平穏に過ぎていって欲しい、と願いつつも、いつかはその日常
に終止符が打たれる・・・・・。
大企業の管理職さんであっても、しがない派遣社員であっても、その
悩みは、ひとしく平等であり。
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