『白い船』
急ぎ足で歩いていると、ついつい上着のファスナーを開けたくなる陽気でした。
日没の地点が、富士山から離れつつあり。
さて。
いつかDVDコレクションに加えたいと思いつつ、Amazonの「ほしい物リスト」に入れっ放し
になっていた一本。
“デジタルリマスター版”としてBlue-rayが発売されたのを機に、購入を決意しました。
『白い船』
ただ今劇場公開されている『渾身 KON-SHIN』と同じ、錦織良成さんという監督の制作
作品とのこと。調べてみると、この錦織監督、島根県出身。
そして、その郷里・島根を舞台とした作品をすでに
『白い船』(2002年)、『うん、何?』(2008年)『RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語』(2010年)、
そして『渾身 KON-SHIN』(2013年)
と相次いで「島根シリーズ」を発表されている方。
そして、いずれも全国公開され、きちっと高評価を得ている作品であることに、脱帽。
うんうん・・・・鹿児島ファンとしては、
雑賀俊郎監督が「鹿児島三部作」として、『チェスト!』(2008年)『海の金魚』(2010年)と制作
されてきて、次回作は・・・・・・状態であるのが、残念なところ。
いや、鹿児島だって、ホント映画の素材はいっぱいあるんだ!!と思うのですよね・・・・。
いやいやいや、鹿児島に限らず、全国都道府県に各一人くらい、そんな映画監督を擁するように
なって欲しいな~と、思います。
で。
『白い船』
いや、ですから、オレ、正真正銘“女先生コンプレックス”ですから。
20代前半の離島暮らしの頃。当然、若い女性はいない小さな離島。小中学校に赴任されていらっしゃる
女性教師の方って、マジで眩しかったな・・・・・・・・(遠い目)
児童数17名の僻地の小学校の女先生が主人公とあらば、もう、私はそれだけで、心ギュッと掴まれ。
静香先生を演じられた中村麻美さんが、これまた、“思い出の女先生像”にピッタリ合致するし・・・・。
そして、反則!と思ったのは、ノースリーブ姿。もう、それを観ただけで、ドキドキ・・・。
私の思い出としては、島の先生方、授業のある学期中に、ノースリーブのシャツを着て登校されること
はなく。夏休み期間中の日直日(?)に、こっそりと・・・・・・だったような。
そしてそして。
本作は、ほぼ実話に基づいているとのこと。
作中で登場する「平田市立塩津小学校」は実在して、平成の市町村合併を経て、
・出雲市立塩津小学校
として、今も健在であるとのこと。
う・・・・・・ん、
かつて訪ね歩いた、
佐多町(現・南大隅町)立大泊小学校、竹之浦小学校、辺塚小学校は、今春
統合により、閉校されるとのこと。
また、
球磨川の山の中、川島分校とか、神瀬小学校とか、も、とっくに閉校になって
いるとのこと。
いや「過疎高齢化」の問題を“ノスタルジー(郷愁)”で論じてはいけない、
のは、重々承知しておりますが。
でも、わが残りの人生、もし機会があれば、やっぱりそんな「僻地」のために費やせたらな~~
と、改めて思った次第。
さしあたっては、自作小説を地道に書き続けて、文章力を少しでも磨き続けましょうか・・・。
いや、いまでも結構マジで、
“女の子が、水着姿で大活躍!”というシーン、考え中です。
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