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2013年1月31日 (木)

『白い船』

  急ぎ足で歩いていると、ついつい上着のファスナーを開けたくなる陽気でした。
 日没の地点が、富士山から離れつつあり。

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  さて。
 いつかDVDコレクションに加えたいと思いつつ、Amazonの「ほしい物リスト」に入れっ放し
になっていた一本。
 “デジタルリマスター版”としてBlue-rayが発売されたのを機に、購入を決意しました。
  『白い船』

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 ただ今劇場公開されている『渾身 KON-SHIN』と同じ、錦織良成さんという監督の制作
作品とのこと。調べてみると、この錦織監督、島根県出身。
 そして、その郷里・島根を舞台とした作品をすでに
 『白い船』(2002年)、『うん、何?』(2008年)『RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語』(2010年)、
そして『渾身 KON-SHIN』(2013年)
   と相次いで「島根シリーズ」を発表されている方。
   そして、いずれも全国公開され、きちっと高評価を得ている作品であることに、脱帽。

 うんうん・・・・鹿児島ファンとしては、
 雑賀俊郎監督が「鹿児島三部作」として、『チェスト!』(2008年)『海の金魚』(2010年)と制作
されてきて、次回作は・・・・・・状態であるのが、残念なところ。

 いや、鹿児島だって、ホント映画の素材はいっぱいあるんだ!!と思うのですよね・・・・。

 いやいやいや、鹿児島に限らず、全国都道府県に各一人くらい、そんな映画監督を擁するように
なって欲しいな~と、思います。

 で。
 『白い船』
 いや、ですから、オレ、正真正銘“女先生コンプレックス”ですから。
 20代前半の離島暮らしの頃。当然、若い女性はいない小さな離島。小中学校に赴任されていらっしゃる
女性教師の方って、マジで眩しかったな・・・・・・・・(遠い目)

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 児童数17名の僻地の小学校の女先生が主人公とあらば、もう、私はそれだけで、心ギュッと掴まれ。
 静香先生を演じられた中村麻美さんが、これまた、“思い出の女先生像”にピッタリ合致するし・・・・。

  そして、反則!と思ったのは、ノースリーブ姿。もう、それを観ただけで、ドキドキ・・・。
 私の思い出としては、島の先生方、授業のある学期中に、ノースリーブのシャツを着て登校されること
はなく。夏休み期間中の日直日(?)に、こっそりと・・・・・・だったような。

 そしてそして。
 本作は、ほぼ実話に基づいているとのこと。
 作中で登場する「平田市立塩津小学校」は実在して、平成の市町村合併を経て、
     ・出雲市立塩津小学校
          として、今も健在であるとのこと。

  う・・・・・・ん、
    かつて訪ね歩いた、
       佐多町(現・南大隅町)立大泊小学校、竹之浦小学校、辺塚小学校は、今春
       統合により、閉校されるとのこと。
    また、
      球磨川の山の中、川島分校とか、神瀬小学校とか、も、とっくに閉校になって
     いるとのこと。

   いや「過疎高齢化」の問題を“ノスタルジー(郷愁)”で論じてはいけない、
                              のは、重々承知しておりますが。

   
   でも、わが残りの人生、もし機会があれば、やっぱりそんな「僻地」のために費やせたらな~~
                               と、改めて思った次第。

  さしあたっては、自作小説を地道に書き続けて、文章力を少しでも磨き続けましょうか・・・。
  いや、いまでも結構マジで、
         “女の子が、水着姿で大活躍!”というシーン、考え中です。

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