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2013年1月21日 (月)

『ある日、アヒルバス』『ドラフィル』

 結局、今日もしぶとく溶け残った残雪。
 日陰の箇所は、ホントしぶとい・・・・。
 で、これでまた今夜〔21日)遅くには、雪が降るかも・・・
                    という予報だとか。

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  さて。
 歳相応なビジネスマン(?)であったら、「読書」といえば、“自己啓発書”?
“資格試験問題集”?、せいぜい“歴史小説”?が適当なのでしょうが・・・。

  しかし!私は!

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・『ある日、アヒルバス』山本幸久著:実業之日本社文庫

 鹿児島県出水市でコンビニ勤めをしていた頃、よく買い物に来てくれていた女子高生が、
「卒業したら、都会で就職します」(鹿児島では、“都会”というと関西圏の場合が多か
ったように思います)で、姿を見せなくなり・・・・(サビシイ)・・・・。
 そんな女の子が、お盆やお正月時期に帰省していらっしゃる・・・・・と、
   お化粧が、どんどんお上手になられていって~~。
   (オジサン目線では「どんどんケバくなって~」とも云います)

          という御姿を見てきた者として、とても興味深く拝読。

 だから決して自慢するつもりはありませんが、首都圏近郊の(一応)進学高を卒業した
身としは。「高校を卒業したら、就職のために上京」という境遇が、一般的ではなく。
 でも・・・・、ナ~ルホド、観光バスのバスガイドさんって、毎春そういう新人さん
から誕生するのでしょう
 親元離れて寮暮らし(本作の中では、元「江戸前旅館」)、若い女の子にとっては、
過酷なカルチャー・ショックな世界なんだろうな~~。
                      うんうん、オジサン、ワカルワカル・・・。

 一方で、そんなハタチにも満たない女の子たちって、
      教育指導しなければならない先輩の立場から見れば、 
                      「使えねえ~~!!」の一言。

                 というのも、オジサン、ワカルワカル・・・・。
 

 まあでも、それでもなんのかの、新人をきっちり一人前に育てる教育環境がある
会社って、やっぱりいい会社なんだろうな・・・。当の新人さん、その教育係となった
方には、なかなか実感する機会がないかもしれませんが。

 一度は、アヒルバス、いや、はとバスに乗ってみたくなります。

・『ドラフィル~竜ヶ坂商店街オーケストラの英雄~』美奈川護著:メディアワークス文庫

 橋本愛サマ主演映画『さよならドビュッシー』と同じく、クラッシク音楽をバックボーンに
描かれた小説なのですが、正直、
                『ドラフィル』のほうが、イイ!!

  音楽の道。その道のプロになろうとしたら、
     もう小さい頃からの“英才教育”が必須である・・・・・、
                            うんうん、それは、モウ解ッタ・・。

 でも、音楽を楽しむことが好きだ、という数多の方々が、そのごくごく少数のプロ、あるいは
プロ志望者を支えているのか・・・・と思うと、
  主人公二人を支える、竜ヶ坂商店街オーケストラ(通称:ドラフィル)の面々が秀逸。

  だっから~、アマチュア・オーケストラで、もちろんよいですから、一度生演奏って
                                   聴いてみたいよな・・・・。

   『ドラフィル2』も、すでに刊行されているとのこと。さっそく、読まなければ。         
                         

 

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