日曜日が「休み」でした。
いつものように、夕暮れ時に近所の「だいわ」へと。
・・・・・同じ小売業従事者としては、心配になってしまうくらい、
「お客さん、少ねえ・・・・」
がんばって欲しい、と切に思います。
で、購入した物。目覚まし時計。
そう、明日2日は、運転免許の更新講習、午前9時より。
万全を期すため、2台目の目覚ましを用意。
さて、
「暑い、暑い」と言いつつ、やっぱり例年の暑さほどではない・・・
のでしょうか。
本日は、ちょっと張り切って、小説投稿サイトに登録
・薩摩の東夷さんの小説一覧ーFC2小説
実は題名を考えていなかったのですが、とりあえず「新米館主・御仮屋睦」と
名付けて、「プロローグ」をアップしてみました。
さ、ということで、つづき、つづき・・・・・。
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第八章「新米館主、お見合いする?」②
(最初から読んでみたいと思ってくださった方は、右「カテゴリー」内「自作
小説」をクリックしてください。m(__)m)
睦は、応接室のドアのところで、さっと頭を下げた。
「平手さん、大丈夫でしたか。あの・・・、お怪我はなかったとは聞いていた
のですが、とってもショックだったんじゃないかって、心配していました」
“タツばあさん”こと平手達子が、慌ててソファから立ち上がった。
「あらあら・・・・。謝らなきゃならないのは、こっちよ。今まで、あなたを
からかって楽しんでいた罰が当たったのよ・・・。あなたみたいな若い子に怖い
思いをさせてしまって、ホント、ごめんなさい」
タツばあさんが、深くぐっと頭を下げた。
「いえいえ・・・」
睦も、さらに深くお辞儀をする。
なかなか頭を上げない二人をとりなすように、支店長が
「御仮屋くん、平手さんは、君におりいって話があるそうだ。そこに、掛けた
まえ」
と、座るように指示した。
新人の睦にとっては、応接室とは掃除をするところ、あるいは、来客にお茶だし
をする場所であり、自分が座るなぞ、なんとも居心地が悪そうだが、仕方がない。
「失礼します」
横柄な感じにならないよう、浅くソファに腰を落とした。
タツばあさんも、座りなおした。そして、おもむろに、
「支店長さん、あなた。申し訳ないけれど、席を外していただけません?私、
御仮屋さんと女二人、サシでお話したいのよ。支店長さん、御仮屋さんを少し
の間だけ、貸してくださらない」
「あの~~。私、窓口の仕事が・・・」
「かまわん。窓口は、田所くんと水溜くんが上手くこなすさ。さ、平手さんは、
どうぞロビーの方で」
支店長とタツばあさんの夫、男二人が出て行って、応接室のドアが閉められた。
タツばあさんは、しばらくためらっていたようだが、意を決したように、声を
出した。
「御仮屋さん、私がこんなことをお願いすると、虫が良すぎると思うでしょう
けれど・・・・。
あなた、お見合いしてくださらない?」
「は、はい?」
地方金融機関の窓口で仕事をしていると、「あの子、いいねえ」と取引先から
お見合い相手を紹介されるのは、決して珍しくない、と睦も聞いている。
とはいえ、この“タツばあさん”、今まで「胸の大きい女は、頭が悪い」等睦の
ことをさんざんイビってきた。それが、どういう方針転換なのだろう。
(つづく)
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