くま川鉄道の終着駅・湯前駅
近頃、“交通新聞社新書”ばかり読んでおりますが。
ホント、時刻表と「青春18きっぷ」を購入したくなりました。
・・・・・・と、少し思ったのですが、丸一日鈍行列車に乗り続ける根性は・・・・・・
アリマセン・・・・・。それじゃあ、新幹線&特急列車を、バンバン利用したら?、
お金が・・・・・。
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くま川鉄道・湯前駅が無いから、ペケ!
ダメ!!熊本の第三セクター鉄道・くま川鉄道の終着駅、湯前駅 が紹介されておらん!、それだけで、☆ひとつ減。 ・・・と、少しでも鉄道ファンの要素をお持ちの方なら、ひいきの 「終着駅」って、お持ちではないでしょうか。本書を手にされて、 「うん、うん」と納得されるか、「え~っ!」とブーイングされる か・・・、あなたはどっち?。 他の方も指摘されておりますが、西日本へと進んで行くにつれ、 文章が淡泊になっているの点も、“西日本びいき”としては、大 ブーイング!!ではあります。しかし、東日本編での、同乗した 他のお客さんの声も取り上げた丁寧な文章と写真の組み合わせは、 秀逸です。もう数十年、「鉄道旅行」とは縁のない生活でしたが、 久しぶりに時刻表を購入したくなりました。
蛇足を、ひとつ。 かつて、九州新幹線開業と同時に開業した、肥薩おれんじ鉄道 の社長に就任された方の講演を聴いたことがあります。その中で 「駅というのは、変わらないものである。だから、まちづくりの 起点(基点)になり得る」とお話しされていたのを、思い出しま した。 ところが、本書の「あとがき」では、 >風景というのは常に変わっていくものであるが、駅周辺の風景 >は、その変化のスピードが特に速いように思う。駅舎も車両も >新しくなり、ロータリーは整備され、駅前には新しいビルが建つ。 と。 「鉄道」あるいは「駅」という社会インフラを、どのように 活かすのか?、そんな問題提起を感じました。
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あとで、もう少し上流方向に進むと、
「あれ?、こっちがダム本体建設現場?」
という箇所があったのですが、展望台が設けられたここが、
川辺川ダム本体建設予定地でしょう。
この山深い渓谷を見れば、率直には「ここにダムが出来なくて、よかった・・・」
と思えるはずです。
かつて“国策”の名の下に、ダム湖の底に沈んだ渓谷は、数多くあったことでしょう。
とはいえ、山の中腹に設けられた新道を進んでいくと、
「野々脇」という標識が立っておりますが、かつての野々脇集落は、川沿いにあった
わけですね。
新道が、旧道よりかなり高い位置に設けられたこと、お判り頂けますね。
そして、五木村の中心地・頭地。
妙に明るい、ニュータウンでありますが。
写真手前は、五木中学校と人吉高五木分校の敷地ですが、
おそらく、山を切り崩して生じた土砂を埋め立てて造成されたのではないでしょうか。
私が18年ほど前に訪れたは、写真奥の荒れ地に、小学校の木造校舎等が
健在でした。
現代史の影の部分・・と表現してしまってよいのか?、
昭和41(1966)年の計画発表以来の、”重み”を痛感しましょう。
成田空港の、JR空港第2ビル駅。
「新東京国際空港」が「成田国際空港」に改称していた・・・・・なんて、
つい最近まで知らなかった自分ではありますが、一転。
まさに、こんな内容の本、読みたかった~!!
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千葉県民としては、「成田」びいきになり
月一度のペースで、九州との間を往復する機会を得た身としては、
まさにタイムリーなタイトルです。常磐線沿線である千葉県柏市在住
の身としては、成田発着のLCC(格安航空会社)便に関心はあるも
のの、柏から成田空港へ行くには、事前に時刻表を調べなければ大きく
時間を無駄にしてしまい。成田から帰って来る際も、一本逃してしま
うと、待ちぼうけ・・・。結局は、羽田空港をメインに利用しており
ます。
本書では「成田国際空港」の鉄道アクセス事情に大きく項を割かれ
ております。そうそう!あの空港での鉄道改札口の解りにくさっ!、
と思えば、それには深~い事情があり(いやもちろん、利用者視点
に立ち改善すべし、と指摘されております)。知るとついつい、千葉
県民として、「成田」びいきになれます。
とはいえ、空港ー都心間のアクセスは充実しつつあるかもしれま
せんが、空港利用者にとっては、都心ばかりが最終目的地ではない
はずで、郊外部ー空港直結のアクセス法も充実して欲しいな~と
思うのは、贅沢?。
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阿蘇くまもと空港では、JR肥後大津駅まで、無料(!)乗合タクシーを試験運行中
とのこと。一度は利用してみる予定です。
ハイ、こちらもアニメ「夏目友人帳」の舞台となった“聖地”です。
普段ハンドルを握っている際は、バス停なぞには気にも留めない・・・
と思うのですが、視力のよい彼女が見逃さず、見つけてくださりました。
感謝m(__)m
進行方向である五木村方面行きのバス停は、ご覧のとおり、かなり字が掠れており。
そして、川辺川が、きれい!なのです。
そして、そして、待合所。
雰囲気のあるバス待合所くらい、いっぱいあるだろう・・・・とも思ったのですが、
今はバスの本数も減って、待合所自体だいぶ減ったのでしょうね。
きれいに清掃されております。
朝夕は通学で利用する人が、いらっしゃるのかな?
彼女に、また後ろ姿で登場していただき。
この石段112段あると云われ、江戸時代、付近住民の方々が総出で工事に
参加して完成したといわれるのですが。
鳥居の右手に、杖が用意されているのに、ご注目。
そして、石段を上から見ると、
かなり急傾斜であること、お判り頂けるでしょうか。
そして、石段が設けられた当時は、石段と石段の間は、土のままだったのでしょう。
その後、セメントが流し込まれたとは思うのですが、“水はけ”は考慮されなかったの
でしょう、歳月を経て、とっても足場が悪くなっております。
アニメ『夏目友人帳』では、貴志が駆け下りておりますが、実際は“駆け下る”なんて、
トンデモゴザイマセン・・・・・。
彼女と手を取り合って、ゆっくりと。
って、実は強力な「縁結び」の神様?。
そして、石段を上った境内。
・・・・・20代の頃の自分なら、石段を裸足で上り下りして、境内で突き蹴りの練習・・・・・
なんて、おっ始めていたでしょうね・・・・・・、間違いなく。
こちらは、神社の裏手にある、「三産(しゃんしゃん)くぐり」。
くぐると、「幸せを産む」「安産」「金を産む」というご利益があるとのこと。
そして、木立ち越しに見る、川辺川がきれいなのですよ~。
全国各地に、このような無名の“鎮守の森”は、たくさんあることでしょう。
旅先で、ふと、こんな“鎮守の森”に出会えたら、それは「幸せの証し」。
たぶん、世の中検索すれば、「旅行」をテーマにした口コミサイトは、
ゴチャマンとあるのでしょう。
その中のひとつ、「世界最大の旅行口コミサイト」を自称する、
・トリップアドバイザーhttp://www.tripadvisor.jp/
旅行者(利用者)が申告する「ホテル」「レストラン」「観光名所」なりを、審査の上
掲載する・・・・というスタイルのようです。
私がダメもとで申告した「川辺川ダム建設現場」が・・・・、
「観光名所」として掲載を許可してくださり。
え・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「夏目友人帳聖地巡礼の旅」も、「くま川鉄道」「ミュージアムトレイン KUMA」も、
審査の上掲載見送りになったのに・・・・・。
個人的には、「SL人吉号」「矢岳越え」はあるのに、「くま川鉄道」は、なんでダメなのさ~!
で、ブーイングなのですが。
ともあれ、
これは、腕によりをかけて口コミを書かねば。
・雨宮神社
(逆光で撮ったので、う~・・・・・ん、雰囲気がないのですが)
川辺川沿いの田んぼの中に、ぽんと置かれた小山。そして、鬱蒼と茂る森。
ここで、また彼女の質問。
「どうして、ここに、こういう小山が出来たの?」
・・・・・・・うぐ・・・・・・・・・
え~と、最初に洪水で、大岩がこの位置まで流されて来た。
その後、洪水のたびに、流されて来た岩、泥、倒木等が積み上がっていった・・・・・
という説明でOK?
それはともかく、
神社の入り口です。
実は、こちらもアニメ『夏目友人帳 肆』(ちなみに「肆」は「し」と読みます)の、
オープニングで登場した鎮守の森のモデル。
私の頭の中では、この佇まいを見ただけで、オープニングテーマが流れ出す
のですが、「夏目友人帳」をご存じなくても、
いかにもの鎮守の森の雰囲気、存分に堪能できると思います。
11月20日。
人吉から熊本空港までは、もちろん九州自動車道を利用するのが、一番早いわけ
ですが、紅葉が見ごろかな~ということで、五木村経由で。
いえいえ、ペーパードライバーの私は、助手席にふんぞり返っているだけです・・・・・・・・
(-.-)
でも、ひとつ自信を持って、お勧めすること。
人吉球磨地方を訪れたら、イヤイヤ、熊本を訪れたら、
いんや!、九州を訪れたら、川辺川沿いを、ゼヒゼヒ、ドライブを!!
こんなルートですね・・・・。
ごろごろ
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