第八章「新米館主、お見合いする?」①
長く伸びていった、飛行機雲。
・・・で、ここ数日まとまった雨が降っていないからだと思う
のですが。夜、コンビニの灯りを目指して、小虫が殺到・・・・。
いつも仕事帰りに立ち寄ってくださる、ラーメン店の店長さん。
「スープに虫が入っている、って、お客さんが・・・」
深く同情させていただきます。
夕立一発、こんな小虫どもを洗い流してくれますように。
さて。
タツばあさんという、いかにも“おせっかいばあさん”キャラが登場して、
「お見合い」は、ちょっとベタな展開・・・・とは、自身も思うのですが。
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第八章「新米館主、お見合いする?」①
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御仮屋睦(おかりや・むつみ)が勤める鶴亀信用金庫紫尾支店へ、“タツばあ
さん”こと平手達子(ひらて・たつこ)が、改めて謝罪にやってきたのは、事故
の二日後のことだ。さすがに、今日は夫である男性が運転する車に乗っての、登
場だ。平手夫婦共々、応接室に通され、そこで支店長が応対している。もっとも、
壊されたガラスの修理代は、自動車保険によって補われるので、支店としては、
「今後とも、よろしくお付き合いを」という話になるのだろう。
かれこれ三十分、三人は応接室に入っていた。平手夫婦から一通りの謝罪の
言葉を聞いた後は、そこは支店長、上手く雑談へと話題を切り換えていったのだ
ろう。
応接室のドアが開かれ、支店長が顔をだした。そして、
「御仮屋くん、ちょっと」
と、カウンターにいる睦を呼んだ。
(つづく)
・・・・どういう展開にするか、考え中デス・・・・。
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