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2011年7月

2011年7月19日 (火)

第七章「女三人+犬一匹」⑱

 台風の影響で、曇り空。おかげで、暑さも一段落。
 おまけに、お隣の家の屋根普請も、本日はとても静か。
 久しぶりに、快眠できました。

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 さて、7月中に忘れてはいけないこと。
 株式の配当金、受け取りに行かねば・・・。
 2,3日、今日のように暑さが和らいだ日が続くと、いいのですが。

 さあ、愛しのヒロイン・むっちゃんにも、せめて真夏のシーンまでは迎えて
頂きたいと・・・・。
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         第七章「女三人+犬一匹」⑱
(最初から読んでみたいと思ってくださった方は、右「カテゴリー」内「自作
小説」をクリックしてください。m(__)m)

 「御仮屋さん、どうです?、等身大ポスターなんて、作ってみませんか?」
 なぞと、話しかけてくる。
 「等身大ポスター・・・ですか?」
 と、睦が首をかしげれば、
 「そうなんです。ほら、うち写真館ですから、もちろん成人式とかのポート
レートもやっていますから。ばっちり、きれいにお撮りします。それを、思い
切って等身大ポスターにして、売り出してみるんですよ~っ」
 と、勢い込んで説明してくれる。
 「・・・・あの・・・・。そんなの売れるんですか・・・・」
 「大丈夫。だから、私は、御仮屋さんに密着取材をさせてくれって、いつも
お願いしているんです。小柄でかわいいくせに、実は古武道の伝承者である、
御仮屋睦を一目見てみたく、紫尾にやって来る、という人の流れを作るんで
すよ。そして、そんな人のお土産は、やっぱり等身大ポスターしょ」
 「そんなぁ~~、それじゃあ、私、まるでアイドルじゃないですか・・・」
 「そう!限りなくアイドルに近く、しかし、身近に会える存在。これからの
観光は、やっぱり『人』が重要な要素になるんですから・・・」
 いつも、桐嶋はこんな感じだ。

 「ふふふ・・・。桐嶋さんは、睦ちゃんをプロデュースしたくて、うずうず
しているのよ・・・。睦ちゃんも、大変よね~」
 「そうそう、テレビで『遊びに来てください』なんて、言っちゃたんだから、
紫尾へ行って、武家屋敷街の試心館に行ってみても、会えなかった・・・・
じゃあ、申し訳ないわよね・・・」
 「はい。平日は無理としても、出来れば土日は、なるべく道場にいるよう
にしたいと思っています・・・・」
 「あらあら・・・・・、それじゃあ、誰かさんと二人きりでデートなんて、
出来ないじゃない?」
 「あっ、茜さん。睦ちゃんは、一人の彼氏とお付き合いじゃなくて、たく
さんのボーイフレンドに囲まれた“館主さま”になるのよ、きっと。
                          ね?、睦ちゃん」
 「おっ、それはそれで、楽しそう・・・」
 
 ふと、睦は自分の胸中にある、心配ごとを口にしたくなった。
 「あっ、あの・・・。でも、男性って、みんながみんな、“やさしい”
わけじゃないですよね。『女のくせに、生意気だ』なんて、勝負を求められて
きたら、どうしよう?って・・・・」
 「そうか・・・・。確かに『道場やぶり』って、やってきそう・・・」
                           (つづく)

2011年7月18日 (月)

第七章「女三人+犬一匹」⑰

 久しぶりに、朝の道を歩きました・・・。

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 で、今朝は鰻を食べて・・・・・。

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 さ!
 ホント、休みの日っていうのは、時間が経過するのがひたすら早く・・・・・。

 また一週間、ガンバリマス。
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         第七章「女三人+犬一匹」⑰
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 大山は、御仮屋睦(おかりや・むつみ)が、新納流試心館(にいろりゅうし
しんかん)の新館主として「お披露目」をした時、相手をしてくれた、紫尾警
察署の警察官だ。
 先日も、またお昼休みの時間帯に、鶴亀信用金庫紫尾支店を訪れてきた。そ
して、これまたその時、睦は昼食のため、裏の休憩室に居た。前回と同じく、
先輩預金係の田所茜(たどころ・あかね)が、
 「睦ちゃん、大切なお客さまがいらっしゃいました」
 と呼びに来てくれた。
 大山も、休憩時間中に、ちょっと抜け出てきたのだろう。一枚羽織ったジャン
パーの下は警察官の制服姿だ。
 「あっ、また休憩時間を、お邪魔してしまいましたね」
 恐縮する大山は、何を思ったのか、睦に対して、さっと敬礼をした。
 「いえいえ。こちらから、改めて御礼を言う機会がなくて・・・。警官の方
が、プライベートでテレビに映って、よろしかったのでしょうか」
 「あはは・・。上司には『おまえ、なかなかテレビ映りがいいなあ~』って、
感心してもらえました。また、なにかお手伝いできることがあったら、なんな
りと・・」
 という会話があった。
 もっとも、その日の大山の表向きの用事は、定期購読しているのだろう、
武道雑誌の購読料の振込だった。それにかこつけて、睦の“顔を見に来た”の
は、ミエミエだ。

 「あの~~、大山さんには、これからもいろいろと協力してもらいたいので、
仲良くしていけたらなあ~~って・・・・」
 「あらあら。『協力者』であって、『ボーイフレンド』でもないの?」
 「そんな~~、まだ、知り合ったばかりですし・・・」
 「警察官と親しくなる機会なんて、なかなか無いと思うわよ。それに、あの
大山さんって、いかにも“誠実”って、感じがして、悪くない、と思うけど
な~~」
 「いえ・・・、まだ、そんな親しいわけじゃないですし・・・」
 「あはは・・。睦ちゃんなら、黙っていても、男の方から、猛烈にアタック
してくるか。・・・・・そうだ、『紫尾写真館』の若ダンナどのは、どうなの
よ?」
 “『紫尾写真館』の若ダンナどの”とは、桐嶋のことだ。こちらは以前から、
鶴亀信用金庫と取引関係にある。近頃は、なにかと用事を見つけては、桐嶋は
紫尾支店にやって来る。そして、睦の姿を見かければ、
 「御仮屋さん~!!」
 と呼びかけてくる。
                           (つづく)

2011年7月16日 (土)

第七章「女三人+犬一匹」⑯

 同僚に「今にも雨が降りそうですよ」と言われて、
 いつもとは違う方角、南の空を、ついパチリ。

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 でも、結局は、雨降らず。

 チクショ~。暑さに負けてタマルカ・・・・。
 今週は、変則で日曜夜が休みとなったので。
(休みナシ、というのは回避されました)
 さ、とりあえず、あと一晩のガンバリ。
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         第七章「女三人+犬一匹」⑯
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 「も~~う、お二人、今度は、どういうリアクションなんですよ~~」
 睦は、少々二人のテンポについていけない。
 「睦ちゃん。私にも、高校生のボーイフレンド、紹介してくれない?」
 「ええっ。茜さんにですか・・・・」
 「そう。そして、私は若い男のエキスを吸い取るのだ。これぞ、今流行りの
アンチエイジング(若返り)ってヤツよね・・・・」
 ご丁寧に茜は、舌なめずりまでしてみせた。あながち、冗談ばかりのように
も見えない。
 「そんな~~。吸血鬼みたいなこと、考えないでくださいよ・・・・」
 睦は、お手上げだ。
 「そうか・・・・。睦ちゃんは、制服を着ちゃえば、十分“女子高生”って、
通じちゃうか。・・・でもさ、ホラ、車を運転していて、ふと見ると、片方が
自転車を押しながら歩く、高校生カップルが・・・・なんて見ちゃうと、『あ
あ、青春してるな~』って、懐かしくなるのよね・・・」
 小雪が、年長者の心理を解説してくれる。
 「ところで、なに?。その“高校生のボーイフレンド”って、どう知り合った
のよ?」
 「はい。坂道聡(さかみち・さとし)くんって、言って。上の弟・瞬の同級
生で。うちの本屋に来てくれて、知り合って・・・。今度から、英語を教えて
あげることになりました」
 「ひゃ~~ぁ!」
 またまた、年長者二人に歓声を上げられてしまった。
 「もう・・・。・・・・今度は、なんですか~」
 睦、降参だ。
 「・・・・・だって。それって、“個人授業”って、ヤツでしょ?とっても、
ス・テ・キ。私まで、ドキドキしてきちゃった・・・・・」
 茜・小雪の笑いに、睦も仕方なく、付き合う。

 「・・・・・・・・
  ごめん、ごめん。タダモトくんに、新納さんに、高校生のボーイフレンドか
  ・・・。
  強敵ぞろいの中で、“若い”人間のオス、いやいや、さらに“結婚適齢期”
の人間のオス、と区分けしなければならないのかしらね?・・・・」
 「そうそう。あの大山巡査ドノ、なんて、どうよ?」
 先輩二人の“攻撃”は、まだまだ続く。
                        (つづく)

2011年7月15日 (金)

今日は、暑さに参った・・・・

 通り雨はなく、一日は暮れ。

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 う~~~ん。さすがに、今日は暑さに参った・・・・です。

 申し訳ありません。本日は、自作小説はお休みとさせてください。m(__)m

 暑い日中は、食欲ナシ。結局、仕事から帰って来て、晩酌しつつ食べる
「一日一食」と化してしまっているか・・・・・。
 夏バテに、気をつけます。

2011年7月14日 (木)

第七章「女三人+犬一匹」⑮

 月夜の晩。

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 長時間露光をすると、月が明るすぎて、肉眼では見えなかった星が写っている
のですね。

 昨日は、明らかに寝不足による、体調不良。
 「寝てやる~」と気合を入れて、就寝。
 よかったことに、お隣の家の屋根工事、今日は比較的静かでした。

 さ、今日も、ガンバラネバ。
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         第七章「女三人+犬一匹」⑮
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 「なに~、睦ちゃん、『年の差』なんて。普段そんなの意識してないんじゃな
い?。いつも“じいさん”なんて、気安く呼んで、いつも軽口のやり取りばかり
していて。師弟関係っていうより、友達同士じゃないの?」
 「えっ・・・・、たしかに・・・・」
 「あら、私は新納さんには久しくお会いしていないけれど、今でもお元気な
のかしら?」
 「はい。今でも、平気で天井に張り付く握力を持っているようで。どうも、
私も、年を取っていないんじゃないかって、思ってしまいます」
 「そうそう。新納さん、黙っていれば『老武芸者』?、いやいやもう『仙人』?
の雰囲気かしら・・・。そのくせ、しゃべり出せば、軽口ばかり。そのギャップが
かわいいのよね~~」
 「・・・・かわいい・・・ですか?」
 「そっか・・・・。その睦ちゃんのヘアスタイル、考えてみると、和服姿に袴を
履けば、立派な『女武芸者』よね・・・。睦ちゃんと新納さん、二人でビシッと
和服姿で極めてみたら、お似合いのカップルになるかしらね~・・・」
 「え・・・えっ、カップルって・・・・・」
 「そうよ~。睦ちゃん、小さいときから新納さんの下で“修行”していたんでしょ?」
 「は・・・はい。幼稚園に入る前くらいから、じいさんのところに遊びに行っていま
した・・・」
 「そうでしょ、そうでしょ。ということはだ~っ!。その睦ちゃんの、魅惑のナイス・
バディは、新納さんによって完成させられたと言える、ノダ。違うかしら?・・・・」
 「おっ、それは、確かにそんじょそこいらの男女関係よりも、はるかに“ただならぬ”
関係よね」
 「そ、そんな・・・・・」
 睦は、真っ赤になって俯いてしまった。

 「ごめん、ごめん、睦ちゃん。いじめるつもりは、ないのよ」
 小雪が、あわてて謝ってくれた。
 「そっか~・・・。強敵、一人と一匹がいたとして。“若い”人間のオスどもは、
どうなの?」
 茜も、話題をそらしてくれた。
 「あ、あの~、私、高校生のボーイ・フレンドが出来ました・・・・」
 睦は、ほっとして答えた。
 ところが。
 「高校生のボーイ・フレンドッ~!!」
 茜、小雪の二人に、またまた驚きの声を上げられてしまった。
                             (つづく)

2011年7月13日 (水)

第七章「女三人+犬一匹」⑭

 なんてこともない、いつもの「夕焼け」ですが、
  それでもお客さんが途切れた瞬間に、ついつい一枚・・・・。

1107131s
 さて、今朝は「散髪に行くぞ~」と決めて、午前8時半いったん起床。
ところが、すでに先客あり・・・・・(ーー;)。
 結局、午前11時から・・・・・・・・・・・・。
 
 で、本日は、明らかに寝不足デス。
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         第七章「女三人+犬一匹」⑭
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 「ハァハァ・・・」
 小雪は、少々呼吸まで荒くなっている。
 「タダモトくんって、これだけ立派なワンちゃんなんだから、お散歩もしっ
かりさせなきゃ、いけないんでしょ?」
 「はい。朝と夕方、それぞれ一時間くらい、一緒に出かけています」
 「ふ~~ん、そりゃあ、親密度は桁違いよね・・・・・」
 「そうそう。睦ちゃん、訊いてくれる?小雪さん、私を呼びつけておいて、
当のご本人は、何をしていたと思う?・・・・パソコンで、一生懸命検索して、
『犬の食事』を調べているの・・。そして『ああ・・・、これ食べさせちゃいけ
ないんだ~』とか、パソコンの前で嘆いているのよ・・・。おかしいでしょ?」
 茜の暴露話だ。
 「もう・・・・。そんなこと、言わないでくださいよ~っ。睦ちゃんとタダ
モトくんの関係は、鉄壁ってことね・・・」
 「ふ~~ん、確かに、人間のオスどもにとって、タダモトくんは強敵である
な・・・・」
 「あっ、人間のオスの中に、強力なライバルがいるっ!」
 「えっ!!!?」
 「えっ、誰、誰~?」
 「そうよ!、このタダモトくんのごシュ・ジ・ン。睦ちゃんが“じいさん”
と呼ぶ、新納義彰(にいろ・よしあき)さん」
 「えっ、あの~~、“じいさん”・・・・。私との年の差って・・・・」
                         (つづく)
 

2011年7月12日 (火)

第七章「女三人+犬一匹」⑬

 夕立雲の下。

1107121s
 今日も、通り雨がある、お天気のようです。
 
 さ、ガンバラネバ。
 しばらく「休み」はナシ、を覚悟しなければならないようで。
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         第七章「女三人+犬一匹」⑬
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 (えっ!??・・・)
 「・・・・もう・・・いきなり・・なんですか・・・」
 睦は、つい言葉を失った。
 ふと横に視線をそらすと、「伏せ」の姿勢で、睦を見上げるタダモトと目が
合った。
 「タダモト・・・・」
 つい名前を呼んだ。タダモトも、小さくうなずいてくれた。
 その、睦とタダモトの間合いを、小雪が見逃さなかった。 
「なんだ、なんだ~!!睦ちゃんのカレシって、タダモトくんか~~!妬いちゃ
うな~~。そうだ!、タダモトくん、いじめてやる~~!!」
 やおら小雪は、タダモトの頭を胸に抱え込んだ。そして、ぎゅうぎゅう力を込
めて抱きしめ始めた。
 「どうだ!。睦ちゃんの胸ほどじゃないけど、苦しいだろう~っ。さ、どうだ?
参ったか~~」
 びっくり仰天しているであろうタダモトだが、さすが紳士だ。そろそろと後ずさり
で逃れようとするが、その程度では逃げることは出来ない。

 「ふふふっ。逃がしはしないわよ~。私の胸で窒息させてやるわ~。どうだ、さ?
タダモトくん、参ったか~?」
 「く~~~ん」
 タダモトが、悲鳴をあげた。
 「よ~~っし、降参か」
 小雪が、タダモトを解放した。小雪も、確かに力をこめて、抱きしめていたのだろう。
その白い肌が一気に上気して、紅を帯びている。それは、睦ですら、どっきりとする
艶かしさだ。
                             (つづく)

2011年7月10日 (日)

第七章「女三人+犬一匹」⑫

 「見事な、入道雲!」
 と、デジカメを取り出してみたら・・・・・、

 「あっ、電池は、コンセントで充電中だった・・・・」

 で、あと一晩・・・・・・
 気合を入れるために、ちょっと贅沢を。

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 ガンバリマス!
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         第七章「女三人+犬一匹」⑫
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 そうなのだ。幸いなことに、“タツばあさん”こと平手達子(ひらて・たつ
こ)自身には、ケガと呼べるほどの外傷もなかったのだが、夫である男性に
迎えに来てもらった彼女は、文字通り「意気消沈」、それまでの元気は嘘のよ
うに、悄然と帰っていったのだ。
 「車を運転するの、怖くなっちゃったでしょうね・・・・・・」
 「でも、自分で車を運転出来なければ、今までのように、好きに外出できな
いのよね・・・・・」
 「そうですよね・・・。私、紫尾信金に勤め始めて、改めて『あっ、こんな
に、お年寄りの方って、多いんだ~』って、思いました・・・・」
 睦とて、地元商店街の本屋の娘だ。買物ついでに“茶飲み話”をしていく、
お年寄りの姿には慣れ親しんでいるつもりだったが、午前九時から午後三時まで、
という営業時間の金融機関窓口では、さらにお年寄りの姿が目立つ。
 「そうでしょ~、睦ちゃん。やれ、PTAだ、ママさんバレーだ、って、ほ
とんど同じ年代の人たちとの集まりに出てると、ふと、そのギャップに驚くこと
って、あるのよね・・・・」
 というのは、茜。
 「う~~ん、どう?御仮屋さん・・・じゃなくて、睦ちゃんね・・・。
正直なところ、タツばあさんが来なくなったら、嬉しい?」
 と訊いてきたのは、小雪だ。
 「いえ・・・。来なくなってしまったら、少し寂しいと思います・・・・・」
 「あらあら・・・・、やっぱり、感心」

 「さ!。お年寄りのことは、さておいて。
     ピチピチギャルの睦ちゃんは、どうなのよ?」
 いきなり茜が、話題を変えてきた。
 「はい?。あの~~『どうなのよ?』って・・・、なんのことでしょう?」
 「あはは・・・。睦ちゃん、茜さんは『“カレシ”は、どう?』って、訊いて
いるのよ~」
 「そうそう。睦ちゃんの男関係、先輩二人に白状してしまいなさい」
                              (つづく)

2011年7月 9日 (土)

第七章「女三人+犬一匹」⑪

 見事な入道雲。

1107092s
 確かに、一日に何度か「通り雨」がありました。

    夏っス!

 すっかり季節に取り残されてしまいました・・・・
(う~~ん、愛しのヒロイン・むっちゃんが水着姿を披露、というところ
までは、最低限書き続けたい・・・・と思っているのですが。
                  いつのことやら・・・・・・)
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         第七章「女三人+犬一匹」⑪
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 メインの「玉ねぎ抜きグラタン」はなくても、小雪が買ってきた“おつまみ”、
茜手作りの自称“手抜きサンドウィッチ”、そして睦が、母から「先輩二人に、
よろしく」と託された“烏賊刺し”。これは、釣りが趣味の父が、夜釣りで釣り
上げたものだ。フローリングの床は、結構にぎやかに食べ物が並んだ。
 さあ乾杯、というところで、“乾杯の音頭”を年長者二人、どちらがとるかで、
まあお決まりの“譲り合い”だ。
 「ここはやっぱり、呼びかけ人であり、部屋のあるじ、である小雪さんよね」
 「いえいえ、やっぱり、スーパーウーマンであり、年長者の田所さんに・・・」
 「あら、やっぱり、私は“オバサン”扱いなの?」
 というやり取りがあり、結局小雪のほうが折れた。
 三人は、お互いのグラスにビールを注いだ。タダモトの前にも、普段愛用の
ステンレス製ボールに、ビールが注がれた。
 「タダモト。あんたが酔いつぶれても、私はあんたを背負って帰れないからね。
飲みすぎちゃダメ」
 睦は、タダモトに念押しした。
 小雪が、短く挨拶をする。
 「それでは、私が。私、正直、紫尾支店勤務を命じられた時、ものすごく敗北感
を感じました。ですが、ここで田所さん、御仮屋さんというお二人に出会って、前
向きに生きていこう、と徐々に思えるようになりました。三人の友情が、これから
も深まっていきますように。乾杯!」
 「かんぱ~いっ!」
 「かんぱい~っ!」
 「わんっ」
 「あっ、ごめん、タダモトくんもいるんだね。三人と一匹だね」
 三人がグラスを合わせた。タダモトには、三人が冷えたグラスを、頬に押しつけて
やった。
 「ねえ。小雪さん、あなたも私たちのこと、睦ちゃん、茜さんって、呼んでくれない?」
 茜が提案した。 
 「あっ、水溜さ・・・・じゃなくて、小雪さん、そうしてくださいよ」
 睦も即座に賛成した。
 「そ、そう・・・。じゃあ、睦ちゃん、茜さん、これからも、よろしくお願いします」
 小雪が、頭を下げた。睦も茜も「こちらこそ」と、さっと頭を下げた。

 「あ、あの~~」
 最初の一口を飲んだところで、睦は切り出した。
 「タツばあさん、大丈夫でしょうか・・・・」
 「あらあら・・・・、さすが睦ちゃん。あれだけイビられても、相手のこと、心配
してあげるんだ・・・」
 「でも、確かにケガはなくても、すごいショックでしょうからね・・・・・」
                                (つづく)

いざ!、困ったときのATMって・・・・??

近頃の、わが決死の(!!!!笑)、マイブーム。
 「あさひやま どうぶつえん コロッケ のりしお味」。

1107091s
 。。。。。。って、なんでそんなのイチオシするかといえば、
 知る人ぞ知る!!!!
  (鹿児島では、あくまで「知る人ぞ、知る」レベルだと思う
     のですが・・・・)
  あの!!!!、北海道は旭川の“旭山動物園”。
 http://www5.city.asahikawa.hokkaido.jp/asahiyamazoo/

ねえ~~~?。わかる人は、わかってくださるはず。
 “旭山動物園”こそ、ひとつの「地方活性化の夢」ですよね!!

 さて、本題です。
 本日、いつもと違う午前2時台にブログを書く理由。

 コンビニ店員として。ATM設置店で店番をする時、
「今、ATMって、使えないんですか?」
 とか
「えっ~~、24時間使えないの~~~!!!!?」
 という、お客さまのリアクションに応えなければならない立場に、
置かれる訳で・・・・・。

 で、心改めて、調べてみると、
 「ローソン出水市役所店」
 の、西日本シティ銀行管理による“コンビニATM”。
http://www.ncbank.co.jp/atm/teikei/riyojikan_tesuryo.html#s_sonota

 ううう~~~ん、
 これでも、多くの利用客にとって、少しでも有利になるのは、
せいぜい「ゆうちょ銀行」のキャッシュ・カードを持っていらっしゃる方、
限定なのかな・・・・・・・・・。
(鹿児島県内で、西日本シティ銀行発行のキャッシュ・カードを持っていらっしゃ
る方って・・・・・・)

 さ、で、お隣、熊本県水俣市のファミリーマートには、
 確かに『24時間稼動ATM』があるようですが・・・・・・・・・・・・。
  南日本銀行・鹿児島銀行は提携関係にはない(??)ようで。

http://www.family.co.jp/services/atm/index.html

  そこでだ!!!!!!!!!
 「匿名希望」サマに、伏してお願いします!!!!!、押忍。

 今現在、
 「いざ!、という時に、頼れるATMって?????!」

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