『インバウンド』阿川大樹著
久しぶりの、朝から出勤。
まだ静かな二番街を通り抜けて、柏駅へ。
出勤してみると、前夜は深夜に電話が何度も鳴る“緊急事態”が勃発していた
とのこと。
正直、オレの勤務中でなくてヨカッタ~~・・・・・・。
で、ただいま、ヒヤヒヤしながら、勤務中。
さて、久しぶりに、大人が主人公(といっても、25歳女性)の小説を拝読。
いや、表紙は漫画?とも思わせてくださりますが。
・『インバウンド』阿川大樹著
“クレーマーにも負けないコールセンター小説登場!!”というコピーの
とおり、舞台はコールセンター。しかも、沖縄。
題名の「インバウンド」とは、
“コールセンターで、顧客からかかってきた電話に対応する業務区分のこと”。
コールセンターは、とかく人件費の安い地方(下手すりゃ、海外)に立地する
傾向がある。
コールセンターに勤務する人は、とかくクレーム等にさらされるストレスが原因で、
なかなか長続きしない傾向にある。
・・・・・そのぐらいは、雑学として知っていたつもりですが、
今どきは、コールセンター業務そのものが“請負”であることに、へぇ~~!!!
商品購入受付あるいは苦情相談業務等を、例えば通販会社から請け負っている
コールセンター会社というのが、各地にいくつもあるらしい・・・・・・。
そこでは、いかに効率的にお客様からの電話をさばいていけるかが、すべて。
この作品に描かれている以上に、あれこれ現実には息苦しさがあるんじゃないかな~
と、元コンビニ店員としては思ってしまうところです。主人公、マニュアルから逸脱したこともして、それが作品の中では、“よいエピソード”となっておりますが、でも、やっぱり
それはダメでしょ・・・・・・・と思う部分あり。
そして、一応長年鹿児島という地方で暮らしてきた身としての、ツッコミ。
う~~ん、月給15万円の女の子の暮しって、もっと慎ましやかなものにならざる
得ないんじゃないかな~~と思うのですが。
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