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2013年2月

2013年2月26日 (火)

再び、映画『神童』

 土日の缶詰勤務を経て、今夜無事仕事をこなせば、明日から“休み”!。
 ふ~~、今日あたりは“寝坊注意報”が出ていたのですが、なんとか
いつもどおりの電車に乗り。

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 北風が収まると、日差しは春へと向かいつつあることを実感しますね。
 ところで、「長芋」って、料理してみたことありますか?

 さて、深夜の映画鑑賞。
 昨夜は、『さよならドビュッシー』の影響で『神童』を選択。
 2006年製作、成海璃子さん13歳の時の主演作品とのこと。
 (えっ、13歳!!)

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 あらすじ
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言葉を覚える前に楽譜が読めたうた(成海璃子)は、飛びぬけたピアノの才能を持ち
神童と呼ばれて育った。しかし中学生になった今では、自分が本当にピアノが好きか
どうか判らなくなっていた。一方、音楽大学を目指すワオ(松山ケンイチ)はピアノ
の練習に明け暮れる毎日。もし試験に落ちたら実家の青果店を継ぐことになっている。
ふとしたことからワオと知り合ったうたは、青果店に通ってアドバイスをするように
なった。次第に親しくなっていく二人。やがてワオは見事音大に入学し、二人はそれ
ぞれの人生を歩んでいく。しかし、うたは原因不明のめまいと耳鳴りに悩まされるよ
うになっていた。世界的な巨匠ピアニスト・リヒテンシュタインの代演でコンサート
に出ることになったうた。そこにはワオも来ていた。周囲の不安をよそに素晴らしい
演奏を繰り広げ、聴衆を圧倒するうた。しかし演奏後、激しい耳鳴りに襲われ、うた
は倒れてしまった。それ以来、うたの耳から音が消えていった。ある日、幼い頃父に
連れて行かれたピアノの倉庫にやって来たうた。かつて自分の屋敷にあったピアノを
発見し、弾こうとするが弾けない。その時、別の指が音を鳴らした。ワオだった。
「聞こえる?」と訊くワオに「聞こえたよ」と微笑むうた。やがて連弾を始めた二人
を光が包んでいくのだった。

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 う~~ん、橋本愛さまファンとしては『さよならドビュッシー』と『神童』を比べる
ことは出来ないのですが、“音楽”の使い方としては、『神童』の方がぐっと深みが
あるかな・・・・・というのが、正直な感想。

 『神童』では、主題歌「a ripple song(リプルソング)」の旋律がたびたび
流れます。たぶん演奏技術的には、決して難しい曲目ではないと思います。
 ところが、耳に残る旋律なのですよね・・・・。

 「音楽」とは、決して技術の優劣を競う競技ではない。ウン・・・・。

 そして一方で、さりげなく難曲も。
 『さよならドビュッシー』にも出演されていた清塚信也氏が、イヤミな大学講師役
として、ちょいと登場して、さっと演奏してみせてくださった曲。

 ・ショパン作、12の練習曲 作品25 第11番「木枯らし」イ短調

  耳に残る旋律だ・・・・・。

 もうひとつ。
 作品の中では、成海さん演じる“うた”がさりげなく、協奏曲でオーケストラ
と共演しておりますが、これはもう“あり得ない!!”のですよね・・・・。

 山下リオさんと同じく、
   成海璃子さんの今後の活躍、楽しみにさせていただきます。

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2013年2月25日 (月)

『汝ふたたび故郷へ帰れず』飯島和一著

 北風ピュ~ピュ~、う・・・・・、
           寒い・・・・・・。

 ですが、気がつけば。
  アパートから柏駅の道すがらでも、梅の花があちこちで咲き始めております。

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 で、本日も勤務入り。
  こちらも気がつけば、月の出。あれ?今夜は満月?
   ということは「大潮」か~・・・・。
 (大潮となれば、海の干満が激しい。
          ということは、川の水位にも影響する。
                 で、仕事はちょっと緊張する
                         という論法です)

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 さて本題。
 ・『汝ふたたび故郷へ帰れず』飯島和一著、小学館文庫

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 えっ、もう20年前?
 鹿児島県鹿児島郡十島村宝島にて。
 “移動図書館”という木箱が、村営船「としま」でひと月ごとにやって来て
おりました。(中身は、毎月代わりながら、ですね)
 あるとき、何気なくその中から手にした一冊がこれ。

 読んでみたら、モロ宝島が重要な舞台な作品でした。

 ・・・・・あれから幾年月・・・・、
 『汝ふたたび故郷へ帰()ず』とタイトルを覚え違えたものの、
再び目にする機会がなく。もう二度と読むことは出来ないのかな・・・と思って
いたのですが、意外や意外。
               Amazonにありました~!
 しかも、文庫本になっておりました。

 で、20年ぶりに再読。
 宝島の場面は、記憶よりも少なく。
  これって、一度はアル中(アルコール中毒)に陥ったボクサーの、復活ストーリー
                              なのであるな・・・・。

 近頃は、すっかりクラッシク音楽を聴く機会が多くなりましたが、久しぶりに脳内で
再生されるのはアリスの『チャンピオン』。
(♪つかみかけた~ 熱い腕を~ ふりほどいて♪デスネ)

 いや、ボクシングと一緒にするのは大変おこがましい限りですが。
 宝島に住んでいた頃、私、自称「空手家」でした(爆笑してください)。
 今思い返せば、ひたすら「ナニ、バカなことをやっていたのやら・・」なのですが、
「全国オープン・トーナメント○○大会」とやらに、本土に出ては出場しておりました。
                               (実話)

 何の縁もゆかりもない人間と“試合場(ボクシングでは、リング)”に入って、
                     なぜ闘うのか?

  答え。漢は、闘うものだ。

     ・・・・・という根源的な“血のたぎり”を感じさせて頂きました。

 そして、そして、他に収録された短編2本、
『スピリチュアル・ペイン』
『プロミスト・ランド』
      も、珠玉の作品でした。

 『スピリチュアル・ペイン』
  第2次世界大戦中、多くの馬が軍用と“徴用”され、人間以上に還らぬまま・・・・
 となったのは、知識として知っておるつもりですが。
 愛馬を喪った者の、消えぬ“痛み”を描いた作品。

  たまたま偶然、先日「軍馬慰霊碑」を目にしたのですよね・・・・・。

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 そして、時代背景として描かれるのは“国鉄分割民営化”。
 例えば鹿児島県出水市も“機関区のある町”として、国鉄職員という方が多く
住んでいらっしゃったと思うのですが、そんな時代からの大きな転換点だったのかな・・・・
                        と、ふと思います。

 『プロミスト・ランド』
   “熊撃ち”。

  人はなぜ、他の生物を殺傷するのか?

 『~帰れず』に相通じるテーマであるかな・・・・。

2013年2月24日 (日)

忘れてないぞ、三根梓さん

 本屋の幻冬舎文庫本コーナーで拝見する機会も少なくなってきましたが。

 

 三根梓さん。 忘れておりません。

 『シグナル~月曜日のルカ~』、DVD発売の告知もなく、すっかり“幻の映画”となって

しまっておりますが。私は、今もDVD、いやBlu-rayで発売されるのを心待ちにしております。

                                          押忍!

山下リオさん@『Rise up ライズアップ』

 買い物のためにちょっと外に出てみたら、ちょっとした台風並みの風。

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 さて。
  ト素人は、たとえ音質が悪くても、演奏する姿とともにクラッシク音楽を
 聴きたいな・・・・・。
  考えてみると、ピアニスト・清塚信也氏の演奏を間近で観る気分になれる
 のは、映画のよさか・・・・・。
 (コンサートでも、ピアノの真横で聴けるわけではないですよね)

 さてさて。
  勤務表を確認したら、3週間毎土日は“缶詰勤務”であるな、と。
 で、いつも持参するノートPCだけでなく、外付DVDディスクも持ち込み。
 もっとも、同僚の方と同室している時に音を出すわけにはいきませんから、
深夜に独りで・・・・ではありますが。

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 そこで、持ってきたのは、
 ・『Rise up ライズアップ』2009年製作とのこと。

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 あらすじ
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 一年前の轢き逃げ事故が原因で失明してしまった少女・ルイ(山下リオ)。未だそのシ
ョックから立ち直ることができずにいるルイは、リハビリセンターにも通わず、わがまま
な日々を過ごしていた。そんなある日、彼女が出会ったのは高校生の航(林 遣都)。パ
ラグライダーに熱中する航は、めったに発生しない“ライオン”と呼ばれる強力な上昇気
流に乗ることができれば、きっと自分は成長できると信じていた。ルイは、成長するため
にひたむきに努力する航の姿を見て、次第に心を開いていく。そして、自分も失明のショ
ックから立ち直るきっかけを見つけようとする。やがて、互いに惹かれ合っていくルイと
航。しかし、2人の間には、残酷な過去が横たわっていた。目を逸らしたくなるような事実
を前に、航とルイは再び向き合うことができるのか……?

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 はい、林遣都クンも“イケメン俳優”として有名ではありますが、私のお目当ては
あくまで、山下リオさん。
 桜庭ななみさんが出演された『書道ガールズ』で初見して以来、ファンです。
 (決して、鹿児島出身ということではないのですが)

 『書道ガールズ』はもちろん、
   『劇場版 魔法遣いに大切なこと』
   『ほしのふるまち』
    あっ、ちょい役ですが出演、
   『武士道シックスティーン』
     と、結構DVDコレクションしております。

 『RISE UP』は、リオさんが視覚障がい者役というのが、う~~~んで、
長く購入をためらっていたのですが、ようやくエイヤッ!と購入。
(でも、『書道ガールズ』『魔法遣いに大切なこと』『ほしのふるまち』とも、薄幸な
少女役なのですが)

  うんうん、三根梓さん・橋本愛さんのような“強烈な”目力(めぢから)ではなく、
“柔和な”目力が印象的です。

 大変残念ながら、桜庭ななみさんと同じく、私は映画館のスクリーンで拝見する
機会が、いまだありません。
 10代の頃から活躍されている女優さんって、女子高生役を“卒業”してしまうと、
ちょっと苦戦されている方が多いような・・・・・・・。

 今後のご活躍、改めて期待させて頂きます。
 

2013年2月23日 (土)

二度観『さよならドビュッシー』

 あっ、日当たりのよいところでは、梅の花もほころび始めておりました。

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 さて、親父の入院は心配ですが・・・。
 まったく・・・・、これが休日はカレンダー通りというサラリーマンなら、今日
土曜日は、親父につきっきりも出来たのに~~~。

 まあ、自分くらいの年齢になってしまうと、老いたる両親というのは共通の悩み
だと思いますので、このくらいにして。

 さてさて。『さよならドビュッシー』、2/22をもって一斉に上映終了となった映画館
ばかりのようで、あの『シグナル~月曜日のルカ~』以上に“レア”な作品となりそう
な雰囲気・・・。

 もったいない!
 橋本愛さんの魅力を堪能するなら、この一本!だと思うのですが。
 『シグナル』は、いまだDVD発売のお知らせすらないのですが、『さよならドビュッシー』
は、きちんとBlu-rayとして発売されることを心待ちにします。

 さて、橋本愛さん以外の見どころは、もちろん「月の光」をはじめとしたピアノ演奏。

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 本職ピアニストの清塚信也さんが演奏してみせてくれた、
  リスト作・超絶技巧練習曲集第4番「マゼッパ」
             を、また聴きたくなってしまい、CDを購入。

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 う~~ん。音響設備の整った映画館で聴くような迫力は、ノートPC程度では望めないのが
残念・・・・・・。

2013年2月22日 (金)

願いごと

 MOVIX柏の葉にて、『さよならドビュッシー』の最終上映を拝見。

 ふ~~。橋本愛さまファンとして、一矢を報いることがデキマシタ・・・・・・・・・。

    で、帰り道は、柏駅の方角はアッチ!! で、歩き。

  ホトケノザ。

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  春は来ております。

 で、途中出会った神社で、参拝。

   ・・・・・・・・・・・でも、オレ、何を祈ればイイノダロ・・・・・・・・

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  結局、親父、入院。

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2013年2月21日 (木)

今朝の夜明け

 どんどん夜明けの時間が早くなっており。

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  いまどきパノラマ写真を作るのは、このような“貼り合わせ”をしなくても出来るとか。

2013年2月20日 (水)

青空の日に・・・

 気持ちよく、晴れた朝。

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  なんだけれども、今日も親父は病院へ行ったとか。

    何もできないふがいなさ・・・・を、感じつつの、夜食。

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「金縛り」の話

 夜が明けたら、雲は去り。 はるかに富士山が。

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 さて。すがすがしい朝とは、対照的に。

  うっひゃ~~。

  ・・・・・・・オレ・・・・・、どうやら、鹿児島から“動物霊(たぶん、子猫の)”を連れて

きてシマッタ・・・・・・・・。

 つかの間の仮眠時間。ようやく眠りに入れたな~という頃合いに、「金縛り」。

 そして、足元をガサゴソするナニモノかが、そして枕元までやってきて、

  “ふ~っ、ふ~っ”と息を吹きかけられ・・・・。

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  いえいえ、心霊話を信じていらっしゃる方のために、ネタばれ。

  『東京ロンダリング』を読んだ後、「事故物件」でさんざん検索して、

 気分は、カンペキ「幽霊さん、どんと来~いっ!」状態でしたから。

2013年2月19日 (火)

『東京ロンダリング』『路地裏ビルヂング』

 去年の今頃。
  私、鹿児島県出水市から、インターネットを使って、仕事探しと住まい探しを
せっせかしておりましたっけ・・・・。
 そんなことを思い出しながら読んで、イタク感銘した作品2点。

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・東京ロンダリング、原田ひ香著

 例えば東京駅周辺等山手線沿線のコンビニでの求人なら、朝夕等少しずれた
時間帯に勤務すれば、軽く時給1,000円超が謳われており。
 おお・・・、オレなら、すぐ見つけられそう・・・・と思ったものの。

  じゃあ、それに対応する「住まい」は・・・・となると。
   山手線沿線なんて、それこそ4畳半風呂ナシアパートでも、滅茶苦茶お高い・・・・。
  冗談抜きで、都心のコンビニ、ファーストフード等にお勤めの方って、
                          どうやって生活してルンダ????

  で、「事故物件」。
 ありていに言って、“そこで死者が出た部屋”。
 もちろん、そんな部屋には誰も積極的に住もうとは思わず、したがって、家賃は相場よりも
安くなっている・・・・・と、よく言われていますよね。
 
 そして、自分なんぞは、一度は“幽霊”に遭遇してみたいと、思ったり、思わなかったり・・・・。

 以前、新聞か雑誌かで、作者・原田さんのインタビュー記事を読み、読んでみたいと思っていた作品。

 もう一点。
・路地裏ビルヂング、三羽省吾著

 ハイ、文春文庫らしからぬ、“ラノベ”調表紙に魅かれて、即買いしました・・・・。

 どこぞのサイトで、専門家先生が
 “四十代の転職は、高収入が見込める『営業』職に、積極的に挑戦すべし”
   なんて、助言されていましたっけ。

  自分なんぞも、案外“健康食品会社の営業マン”になっていたかもしれない・・・・。

 もちろん両作品とも、「そんなこと、あり得ない!」と断言したくもなりますが。
 でも、「どこかで、たまには、こんなこともあって欲しい」・・・・・

       日常にちょっぴり疲れた、大人のための“童話”です。

 

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