日記・コラム Feed

2011年10月 4日 (火)

“ななみ”コールを連発した日

 ゲソ~~。

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 冬物(?)新商品への、入れ替え時期・・・・。

 ああ・・・・。もう朝デス・・・・。

 ・・・・ということで、本日、簡潔に。
 『ランウェイ☆ビート』、見ました。

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 ついつい検索して、他の方の評を見てしまうと、「うっ・・・・」
と絶句してしまうくらいの酷評の嵐なのですが、
 実のところ、私は、楽しく拝見しました。

 そして、桜庭ななみサマ。
 ・桜庭ななみ オフィシャルウェブサイト

 お恥ずかしながら、ななみサマが画面に登場するたびに、
 「ななみっ!、ななみっ!」
 と、“ななみ”コールを連発しておりました。
 まったく・・・・、いい歳こいたオジサンなのですが・・・・。

 う~~~~ん、
 オジサン、思ったのですが。
 桜庭ななみサマって、横顔の美しさが秀逸?

2011年10月 3日 (月)

第十章「新米館主、後輩を得る」⑧

 いつも、いつもの、立って食べる「夕食」。

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 いや、ですから、
 「鈴木さん、もっとゆっくり休憩していいんですよ」
 と言われながらもの、

  ああ・・・・、わが貧乏性。 と、ご理解頂きたく。m(__)m
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     第十章「新米館主、後輩を得る」⑧
(最初から読んでみたいと思ってくださった方は、
    「新米館主・御仮屋睦」の目次ーFC2小説
                       を是非に。m(__)m

 それでも、睦は“普通な女の子”だ。振り返って見る、祝子のたたずまいが、
確かに怖く見える。
 (いや、いや。
  Even the hunter will refrain from killing the bird that has flown to
him for shelter・・・・)
 自分に念じて、祝子には笑顔を見せる。
 「ね!。祝子ちゃん、弟が淹れてくれた、ココア、飲もう!」
 「あっ、・・・・・睦さん・・・・、無理しなくていいんです。私のあだ名が
“呪いの美少女”、ってことも、私、知っています」
 
 「おいしい・・・・・」
 睦から手渡されたカップに、ひとくち口をつけた祝子が、感想を述べた。
 「えっ?」
 「コーヒーとか、ココアとかって、『魔性の飲み物』とされているんです。
だから、初めてかな?、母が『入信』したのは、私が3歳の時だから、本当に、
初めての“ココア体験”です」
 「えっ??!!!。私、とってもいけないこと、しちゃったの~~!!」
  つい、睦は慌ててしまったが、
 「はい。
   ・・・・・でも、
  だからこそ、睦さんに、お会いしてよかったな・・・・・・」
 祝子の言葉は途切れる。

 「私、教主様の、御目にとまったんです。東京にある神殿で、教主様に
お仕えする巫女にならないかって」
 「私には、よくわからないけど、それって“名誉”なことなんじゃない?」
 「はい、とても。私にとっても、母にとっても。そして、ここ紫尾教区の
信者の皆さんにとっても、大変名誉なことなんです。
                        ・・・・・でも・・・」
 「でも?」
 なぜ祝子が今日、睦を訪ねてきたのか、なんとなくわかった。
 「・・・でも・・・。女手ひとつで、ここまで私を育ててくれた母には、
とても感謝しています。・・・・でも、でも・・・・・」
 なかなか、その先が出てこない。
 「あっ、祝子ちゃんの悩みを聴こうとしている私って、もう呪われちゃっ
てるってこと~?」
 わざと、軽い口調で言ってみる。
 「あは。そうですね。大きな『お報せ』が、睦さんにあるはずです」
 祝子も、すこし笑ってくれた。
 「・・・・英語か・・・。勉強って、一所懸命したら、楽しいんだろう
な・・・・」
 睦の本棚に目をやりながら、つぶやくように、言う。
 「えっ?。祝子ちゃん、今、高校生でしょ・・・・」
 定期テストがある。否応なく、勉強しなければならない立場のはずだ。
 「はい。・・・でも『御教え』と、学校の授業って、一致しなくて・・・。
『御教え』を守っていると・・・、私、学校の成績、とっても悪いんです。
体育も、『女人、ふしだらな装いを、するべからず』っていうのがあって・・・」
 「ふ~~ん。大変なんだ・・・・」
 睦は、返す言葉を失くした。
 「・・・・でも・・・・」
 祝子の口から、何度目かの「でも」が、出た。
 「昨日、睦さんが男の人を倒して、抑え付けるところ、見ました。とっても
素敵だな~~って。思い切って、話をしてみたいなって。決心して、来てみま
した」
 「そう・・・・」
 すぐには返す言葉を、睦には思い浮かばない。代わりに、あらためて祝子の
細い肩に、手を置いてあげた。
                          (つづく)

    

第十章「新米館主、後輩を得る」⑦

 なんの脈絡もございませんが。
 190円ナリ!!「厚切りチャーシューまん」の、ご登場

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◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
     第十章「新米館主、後輩を得る」⑦
(最初から読んでみたいと思ってくださった方は、
    「新米館主・御仮屋睦」の目次ーFC2小説
                       を是非に。m(__)m

 「あ・・・・、あの。もうしばらく、この姿勢でいてくれませんか?」
 睦と祝子が、抱き合うようになった瞬間、祝子が言ってきた。
 「・・・うん?。いいよ」
 と、睦は言ったものの、
 (なに!?。これって・・・・、“禁断の関係”?????!)
 祝子が睦を抱く力が、グッと増した。

 「あの・・・・・。こんなこと・・・・・、しゃべっちゃうと嫌われると
思うのですけれど・・・・」

 そこで、ドアを「コツ、コツ」と叩く音がした。
 正直なところ、睦は「助かった!」と思う。
 「ちょっと、ごめんね」
 と、祝子の腕をほどいて、ドアを開ければ、瞬だ。

 「持ってきたよ」
 「うん。ありがとう」
 という会話の直後、弟・瞬が、姉・睦を、グイっ!とドアの外へ引きずり
出してきた。

 「な、なによ!?」
 「それは、こっちのセリフ。
  なんで!、“呪いの美少女”が、うちに、来てるんだよっ!!」
 「はぁ?その“呪いの美少女”って、なに?・・・」
 「姉ちゃん、知らないのかよ~っ・・。あの子に、ナンパ目的で話かけた
男子は、ことごとく、その後大怪我をしたんだぜ。いじめようとした女の同級
生も、その後、ことごとく、不幸に遭った、って。これは、事実だぜ」

 「 Even the hunter will refrain from killing the bird that has flown to
him for shelter・・・・」
 「えっ?」
 「『窮鳥懐に入れば、猟師もこれを殺さず』・・・ってね。私にとっては、大事
なお客さんなの。って、瞬。アンタ、一応理系でしょ。もっとマシなことに、脳ミソ
使いなさい」
 それでも瞬は、きちんとココアを淹れてきてくれた。カップが2杯と、クッキー
入り小皿が載った盆を、受け取った。
 「・・・・うん。いざ、となったら、瞬を呼ぶから。頼りにしてるよ、わが弟」
 弟・瞬にウィンクひとつして、睦は自室の方向に向きを変えた。
                             (つづく)        
  

2011年10月 2日 (日)

「ニー・ハオ」の一言だけでも

 昨夜の、鬼火の現場を。

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 夕方の出勤途中に見てみると。 
 う~~~ん、畑?
 ということは、有害昆虫(カメムシ?)駆除のための灯火?。

 さて、身内のことを晒すのは、お恥ずかしい限りなのですが。

 拙ブログを読んでくださっている、わが老父より。

 「中国の人って、ほんと、お金持ってるよ~」

 ・・・・・・
 素人のバカ息子には、理解不能なことなのですが、くたびれきった
我が老父が、今でも“学究ノ徒”であるのは、ひとえに「中国の研究者」
が在るからこそ、とか。

 で、

 そんな、我が老父より、鹿児島へのアドバイス。

 「中国語が、堪能じゃなくっても、いいんだ。
    『ニー・ハオ(こんにちは)』、
      一声でも、ぐっと親近感を持ってくれるもんだよ」
 と。

  う~~~ん。それを受けて、バカ息子が考えたこと。

  出水市の『北薩の天文館』、川端通りにお勤めする女の子が、
    
     「中国語をちょっと勉強してみようかな~~」

  と思っていただけること。

   それが、最初の一歩!

    なのかな・・・・・・・・。

2011年10月 1日 (土)

第十章「新米館主、後輩を得る」⑥

 山上でゆらめく、鬼火!?

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 ・・・いえ、電灯のようです。
 でも、なにか徹夜での工事をしていたんでしょうか。

 さて、自作小説。
 あっ、くどくお断りさせて頂きますが、
 あくまでフィクションです。
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     第十章「新米館主、後輩を得る」⑥
(最初から読んでみたいと思ってくださった方は、
    「新米館主・御仮屋睦」の目次ーFC2小説
                       を是非に。m(__)m

 「わ~~っ、部屋に招待してもらえるんですか。嬉しいです」
 祝子が、大袈裟に喜んでくれる。
 「その前に・・。ちょっと待ってね」
 もちろん、じいさんとタダモトへ連絡だ。さりげなく、睦の「ただいま~っ」
という声を待っている時間だ。数回の呼び出し音で、すぐじいさんが出た。も
ちろん、タダモトの飼い主であるじいさんにも、昨日の件は報告していたので、
話はすぐ通じた。
 「ごめん。タダモトのご飯はちょっと遅くなるし、散歩は暗くなってからね」
 携帯を切って、祝子に振り向いた。
 「さ、どうぞ、上がってね」
 「いいんですか。・・・・睦さん、お忙しいみたい」
 「なんの。わざわざ私を訪ねてきてくれた、大事なお客さんですから。
                              さ、行こ」
 祝子を促して、店の奥の住居部分へ通じる階段を上がる。
 再び「ただいま~っ」と居間へ入ってみれば、運よく弟の瞬(しゅん)が
いた。
 「おっ、瞬。いいところにいた。私、お客さんがいるの。そうだな・・・、
ココアふたつ、持ってきて」
 「なんだよ~。いきなり・・・」
 と顔を上げた瞬は、祝子の姿を認めると、明らかに狼狽した。
 「ああ・・・。なんで・・・・・・」
 「はじめまして。お邪魔します」
 祝子の方は、きちんとお辞儀をする。
 「じゃあ、瞬。頼むね」
 瞬の狼狽ぶりを無視して、睦は自室へと祝子を案内する。

 睦の部屋は、北向き。そして、四畳半のスペースだから、けっして広くない。
ベットに、学習机、そして“女の子の部屋”には少々不釣合いの本棚まである
から、床の部分はほとんどない。
 「あっ。あのタダモトくんでしたっけ。ここにもいるんですね」
 祝子が言ったのは、ベットの上にある大きな犬のぬいぐるみのことだ。
 「あははっ。お恥ずかしいけれど、小学生の頃から、いつも一緒に寝ている
相手。祝子ちゃん、ちょっと待ってね」
 睦は、かばんを机の上に置き、通勤着の上着を脱いだ。
 「ちょっと、ごめん」
 とぬいぐるみを動かして、ベットの上に二人が座れるスペースを作った。
 「さ、どうぞ、座って」
 と祝子を促したのだが、
 「ええっ、えっ・・・・、どうやって・・・」
 と迷っている祝子は、なんとベットの上に正座した。
 「あの~。正座は、ないんじゃない。もっと楽な姿勢になろうよ」
 「ごめんなさい。私、正座以外の座る姿勢って、よくわからないんです」
 「えっ!?」
 昔の武家の娘でもなかろうに・・・・。
 「もう・・・・。それならば、と。祝子ちゃん、ちょっとごめんね」
 睦は、祝子の身体を抱えあげるようにして、膝を崩させた。祝子の身体は、
睦より身長はあるものの、軽くて、とても華奢な感じがする。
                            (つづく)

観光消費額、プラス75%って、どうよ?

 はい、ホント久しぶりに“お堅い本”を購入しました。

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 ・・・・・でも、DVDも二本。
 う~~ん、せめてコレクションを保管するケースを用意
しなければ・・・・と思っております。
 観たら、積みっ放し・・・・というのが、現状・・・・。

 さて!。
 「勉学の秋」でっせ!!!!

 ということで。なにやら、張り切ってしまう我。
(いや、「負けるな」のメッセージと思いたい・・・)

  鹿児島経済同友会が公表された
 「観光重視の総合戦略提言」を、ググッ~と読む!

 同提言によれば、
 平成21年において、
  ・県外宿泊観光客数      750万人
  ・一人当たりの観光消費額   22,900円
 という統計数字を、
  ・県外宿泊観光客数     1,000万人
  ・一人当たりの観光消費額  40,000円
 まで増加させよう!
   という内容であるよし。

  んんん????
  でも、ちょっと待てよ。
  人数が33%増に対して、
  「一人当たりの観光消費額」は、実に75%増を達成しよう!
 というのは、ちょっと・・・・。

 今どきの時代、“価格競争”はどこの業界でも当たり前のこと。
 そこに“品質”で勝負しようという発想が、どれだけ説得力ある???

 いやいやいや・・・・。
 天文館のスナックに勤める女の子が、実は中国語堪能。
 中国から来たお大尽サマのハートを、グイッと鷲掴み~~~!!!!
  お大尽サマ、再び、天文館に舞い戻る・・・・・・。

 そんな展開?

2011年9月30日 (金)

第十章「新米館主、後輩を得る」⑤

 28日付南日本新聞一面記事。
 「観光重視の総合戦略を」
 について、いずれ書いてみたいな~~。

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 で、今日はやっぱり、自作小説。
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     第十章「新米館主、後輩を得る」⑤
(最初から読んでみたいと思ってくださった方は、
    「新米館主・御仮屋睦」の目次ーFC2小説
                       を是非に。m(__)m

 『ハイツM』の大家である両親には、念のため報告した。ところが、両親か
らも「あの親子には、あまり関わらないほうがいい」と言われた。築二十年が
経過して、今では比較的手軽な家賃で入居できるアパートとなっている。空室
を作りたくない大家としては、ことさらに問題のある人物以外には貸す、のが
原則だ。睦が関わった親子は、入室を拒否するほどではないにしろ、なにかし
ら“訳あり”なのだろう。
 ちょっと気にはなるものの、睦も忘れようとしていた。

 ところが、その翌日。鶴亀信用金庫紫尾支店から帰ってきて、いつものよう
に「ただいま~っ!」と大きな声で挨拶をしながら、表通りに面した御仮屋書
店から中に入った。ところが、いつもならば「あら、お帰り」と返事を返して
くれる母が、
 「睦。ちょっと・・・・」
 と、呼び止めてきた。奥の方を気にするように、睦にささやく。
 「あなたに、お客さん・・・」
 「ん。誰?」
 奥の方の応接セット代わりに置かれた食卓に目をやってみれば、あの米櫃
祝子(こめびつ・いわいこ)が、姿勢正しく立っている。そして、睦の視線
に合わせて、深くお辞儀をしてきた。
 「あっ、あの・・・・。御仮屋書店さんが、うちの大家さんだということ、
昨日はじめて知りました。・・・・ということは、うちのこともご存知だと
思います。今日は、けっして『勧誘』とかじゃなくて、昨日のお礼を改めて
言いたくて、お邪魔しました。・・・・あの、母には内緒できました」
 なかなか“今どきの女子高生”とは思えない、物言いだ。
 「母には内緒?」
 その一言が、気になる。
 「母さん、たぶん大丈夫」
 睦は、ちいさく母にささやくと、祝子の方へ歩を進めた。
 「祝子ちゃん、って、呼んでいい?昨日は、怖かったでしょ・・・」
 「はい、どうしていいか、わからなくて・・・。でも、御仮屋さん、とっても
カッコよかったです」
 「あっ、私のことは、睦さんでも、睦ちゃんでも、いいから。祝子ちゃん、
今日はこれから暇?」
 何ごとかを話したくて、祝子は睦の帰りを待っていた、と察する。
 「はい。今日は、バイトも休みなんです」
 「そう。それなら、女の子同士だね。私の部屋へ、ご招待してあげる」
                          (つづく)

2011年9月29日 (木)

第十章「新米館主、後輩を得る」④

 実は!、今週は講談社におかれましては、
『桜庭ななみ、ウィーク』であるようで。
 日本で一番売れている雑誌(一応、?)「少年マガジン」にご登場。

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 「書く」には、“時の勢い”が必要なもので。
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     第十章「新米館主、後輩を得る」④
(最初から読んでみたいと思ってくださった方は、
    「新米館主・御仮屋睦」の目次ーFC2小説
                       を是非に。m(__)m

 男は、息を整えようとしているのだろうか。しばらく、地面にうつぶせの状態
のまま、動かずにいた。だが、やがて、何物かを求めて、腕を動かし始めた。

 (・・・あっ、眼鏡を探しているんだ・・・)
 察した睦が、地面に落ちていた眼鏡を拾い上げた。恐らく、睦が男を地面に押し
倒した時に、外れて落ちたのだろう。
 「はい。・・・たぶん、壊れていない、と思う・・・」
 眼鏡を手渡す睦に、
 「あっ・・・、ありがとう・・・」
 意外なことに、御礼の言葉が返ってきた。

 男は、なおも息を整えていたのだろう、眼鏡を掛けてからも、しばらく黙って
いた。
 「・・・・・。ありがとう。アンタみたいな、若い女の子に止めてもらったこと、
やっぱり感謝しなければならないんだろうな・・・・。袋叩きにされなかっただけ、
オレは、幸運だったんだろう・・・・」
 改めて、礼を言われてしまった。

 四方八方からの「なにごと!」と様子を伺う視線が、「あ~っ、一件落着なんだ~」
とでも言うように、一斉に消えた。気がつけば、“一方の当事者”であるはずの、
母娘が住んでいる一室のドアは、閉められている。

 男は立ち上がった。
 「アンタのお尻の感触、楽しませてもらった・・。だけれども、そこの家族には、
関わらないほうがいい・・・・」
 と、負け惜しみのように言うと、ヨロヨロと歩き出した。
 植え込みの陰に隠すように置いてあった自転車を引きずり出すと、それに跨って
去って行った。

 (ストーカー?)
 たぶん、そうなのだろう。
 ところが、アパートの一室のドアは閉じられたままだ。
 (もう!、人がせっかく!!)
 と愚痴りたくなるところだが、タダモトの手前だ。
 「タダモト、ありがと。こういう“痴話ゲンカ”の仲裁って、感謝されないのが、
人間の世界なの。
 いいよ。楽しいこと、考えよ。ね、合コン実行委員長サマ」
 タダモトに話しかけながら、その場を去ることにした。

 ところが、去ろうとした時、
 「待ってください!」
 一室のドアが開いた。
 「あっ、あの~~~。ありがとうございました!」
 飛び出してきたのは、娘の方だ。
 (わっ!。美少女~っ!)
 睦が、つい思ってしまった相手は、紫尾中央高校の制服に身を包んでいる。
 「あっ、あっ・・・・、ごめんなさい!。
   私、米櫃祝子(こめびつ・いわいこ)って、いいます。
                   あなたのお名前は・・・・・」
 「・・・あっ、私、御仮屋睦。商店街の『御仮屋書店』の娘ね」
 「あ、ありがとうございますっ!」
 と、改めて頭を下げられたところで、ドアの奥の方から、
 「祝子、戻ってきなさいっ!」
 どうやら母親の方が、登場してきそうだ。

 とっさに睦は、
 「じゃあね。
   いつでも、御仮屋書店に遊びに来てね」
 さっと、タダモトとその場を去った。
                       (つづく)

2011年9月28日 (水)

第十章「新米館主、後輩を得る」③

 いつもの、ねぐらの台所の窓。
 陽射しは、まだまだきついような・・・・。

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 さて、急転直下。来月中旬に帰省することが出来そう・・・。
 で、ついつい調べてしまったこと。
 途中、愛媛の某市に立ち寄っていくこと。
(いえいえ、単にそこの空気を吸う、以上のことは致しません)
 新幹線で福岡まで行き、そこから飛行機で四国へ。

 う~~ん、出来ないことはないのだな・・・・・。
(歳をとって、年々バカなことをするエネルギーが低下する中、
久しぶりにバカなことをしてみたいな~という願望です)

 さて、パブリック・コメントとは別腹。
 改めて書きますが、この小説はフィクションであり、実在するもの一切とは、
全く関係ございません。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
     第十章「新米館主、後輩を得る」③
(最初から読んでみたいと思ってくださった方は、
    「新米館主・御仮屋睦」の目次ーFC2小説
                       を是非に。m(__)m

 『ハイツM』。
 話は逸れるが、確かにその『M』は、実は睦のイニシャルだ。
 御仮屋家といえば「商店街の本屋さん」なのだが、同時に御館町一帯に地所
を持つ「地主さん」でもあるのだ。明治維新を迎えた当時は、御仮屋家は新納家
と同じように、武家屋敷の門を構えていた。今でも頑なに当時の敷地を維持して
いる新納家とは対照的に、御仮屋家は、御館町の「閑静な住宅街」という面に
いち早く注目した。広大な敷地を分割して、小粋な貸家を建築したのだ。それ
は、金融機関の支店長クラス等“転勤族”の需要にマッチした。今でも、鶴亀
信用金庫紫尾支店長宅は、その御仮屋家の持ち家だ。まあ、その“コネ”のお
かげで、睦は現在OLとなれたことは、さらなる蛇足。
 その『ハイツM』。睦が産まれた時、祖父母が建てた賃貸アパートなのだ。
「おまえの教育費は、あのアパートから出ているんだ」、睦は、両親から冗談
めかして、よく言われていた。

 話を元に戻そう。
 その『ハイツM』一階の部屋のドアが開け放たれ、三十代後半?とおぼしき
男女がなにやら激しく言い争っている。いや、地面に倒れこんだ女に対して、
男はどうやら足蹴さえ加えているようだ。「やめてください!」と男に向って
叫んでいるのは、女の方の娘だろうか。
 典型的な“痴話ゲンカ”の現場のようだが、女の方が暴力を受けていると
あれば、見捨ててはおけない。
 「タダモト、行こう!」
 睦は、タダモトの首輪から、引き綱を外した。一人と一匹は、走り出す。

 先に、ドスン!と男に体当たりをしたのは、もちろんタダモトだ。
 その勢いで、男がよろめいている隙を逃さず、睦が男の右手を制して、身体
を地面に押し倒す。右手を背中に押さえつけながら、睦は男に馬乗りになった。
 「なんだか知らないけど、暴力はよしなさい!」
 睦は、できるだけドスを利かせて、男に叫んだ。
 「な、な、ナンダト~~。おまえには、関係ねえ~っ!」
 こういう場合の、いつものセリフが返ってくる。睦から逃れようと、激しく
暴れ続ける。小柄な睦では、押さえ続けるのは、ちょっと苦しい。
 「タダモト、お願い。頭を抑えつけて」
 だが、タダモトと一緒というのは、なんとも心強い。タダモトが、前足で
男の頭を抑えつけてくれる。
 「ぐぐぐぐ・・・・」
 声すら満足に出せなくなった男の抵抗が、徐々に弱まっていくのを、お尻
に感じつつ、じっと睦は耐えた。

 「・・・・・わかった。・・・もう黙って帰る・・・。だから、放して
くれ・・・・・」
  やがて、男が哀願してきた。
 「・・・ほんと?」
 男を抑え続けてきた睦も、息が少々苦しい。
 「・・・・ああ・・・、ホントだ」
 「わかったわ。離れるわよ、タダモト」
 タダモトに、まず前足を外させる。そして、睦は、さっと男から離れた。
                          (つづく)
 
 
 

「出水市新庁舎建設基本構想(案)」へのパブリックコメント

 今週のヤングマガジン10/10号に、
 出水市ご出身(!)、桜庭ななみサマ、ご登場~!!!

1109281s
 ぜひぜひ、本屋で手に取られてみてくださいな。
(ちなみに、拙コンビニでは、すでに完売・・・・)

 さて、大浦小中学校の校訓「負けるな」からの、我へのメッセージと思うことに
します。
 今朝、出水市役所へ“パブリックコメント(意見公募)”なる制度を利用して、
わが意見を送付させて頂きました。

=============================================================================
 出水市新庁舎建設基本構想(案)について、一言意見を書き送らせていただきます。

 かつて出水・高尾野・野田一市ニ町法定合併協議会の傍聴に通わせていただきました
が、
 「新庁舎位置は、出水市内でより高尾野町に近いところとし、具体的な建設場所は、
  新市において検討する。」
 という文言中の「より」というのは、現本庁舎の位置より“一歩”でも高尾野町に
近い位置ということであり、現庁舎の位置は検討に値しない・・・といった内容を、
高尾野町・野田町側委員の方が激しく主張されていたこと、思い出されます。
 確かに「昭和の合併」において、出水町・米ノ津町が合併し、今の本庁舎が現在地
に誕生したわけですが、当時はまったくの田んぼの中であったこと、図書館で拝見す
る記録写真に偲ばれます。それが今では、間違いなく出水市の中心地へと変貌したの
であり、「平成の合併」における新庁舎の建設位置も、将来を見据え、慎重な検討を
要することは、間違いありません。
 とはいえ、一市二町法定合併協議会が月2回のペースで開催されていた当時を思い
返してみれば、当時の私たちが、今のように日本の経済情勢が「悪くなっている」と
想像できていたとは、到底思えません。
 悲観的すぎるかもしれませんが、「市の将来人口は、58,000人とする」という文言
すら、あくまで“希望”であり、今や九州西回り自動車道が開通したからといって、
劇的に出水地区の現状が変化するとは思えません。

 「昭和の合併」当時であれば、旧出水市の人口自体はそれほど増加していなくても、
地方交付税制度等“富の再配分”制度が上手く機能し、新庁舎(現・本庁舎)周辺に
“新しい街が誕生した”のだと思います。ところが「国と地方は対等の立場」と言えば、
聞こえはよいものの、実質は「地方切捨て」と怨嗟の声を挙げてもよいくらい、大きく
地方自治制度の根幹が揺らぎつつあると思います。
 このような現状、ならびに先がわからない未来を必死に想像してみれば、新庁舎建設
のみならず、それに付随する道路等社会インフラの整備に要する資金を、どこから得る
ことが出来るのか、その資金を出来るだけ抑制しようと思えば、

 現庁舎位置での、新庁舎立替が、もっとも適切だと思います。

 自分なんぞは、「市町合併をおこなって削減された資金を、若い世代が出水に定住
できるような施策に回せるのか?」という疑問を、かつて発言させて頂いたことがあ
ります。新庁舎をコンパクトに建設して、経費を抑制して、じゃあそれが効果的に若
い世代に引き継げるのがというと、決してそうではない・・・・・・、
    同時に、皮肉も感じる次第です。
=============================================================================

・・・・・・・・・で、書いたからといって、なんらかの満足感が得られましたか?
と言われれば、

 「全然ナシ!。むしろ、虚脱感ばかりなり」
 と、はっきり書かせて頂きます。

 わが身からすれば、例え上のような“くだらない作文”であっても、それなりに
時間をかけたもの。
 一方で、市当局の担当者からすれば、
 「こんなくだらない作文を、今さら読まなければならんのかい!」
 と思われることでしょう。

 そのギャップ・・・・・・・・・・・・・。

 「市民参加」なんて・・・・・・・・、ああ、ナンナノサ・・・・・・。

 それでも、なお!。「負けるな」と言えるのか・・・・・。 

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