『いさぶろう・しんぺい』(人吉ー吉松)(2)
肥薩線人吉ー吉松間の見どころといえば。
今でこそ、山岳路はトンネルを掘り抜いて、通り抜けるルートとなるわけですが、
トンネル掘削技術がまだ未熟な時代、山岳路を踏破する線路を敷設するため、
スイッチバック・ループ線という手法を用いて、路線が開設されている点。
(もっとも「海上からの艦砲射撃による、脅威を避けるため」とされる、路線決定理由も、
時代の流れを感じさせられますが)
ただ乗ってみただけでは、そのスイッチバック・ループ線を体感できないのですが、
『いさぶろう・しんぺい』では、車内放送・あるいは客室乗務員の方による、解説付き。
2枚の写真、よ~く見比べてください。違いますよね。3号車と1号車の運転台です。
スイッチバックの区間は、逆向きに走行するので、運転士さんは車内を移動します。
そこで、私と彼女も運転士さんの後ろをくっついて、車内移動を“体験”。
客室乗務員の方から、
「今日は、運転士さん以外に、ギャラリーの方も、一緒に移動しております~」
と解説して頂き、車内爆笑(笑)。楽しい思い出になりました。
そして、ループ線。
写真では、少々わかりづらいですが、下に大畑駅のスイッチバック部分が見えております。
(検索してみたら、以前は手前の樹木が育っておらず、もっと駅の全容が見えていたようです)
山のかたちに沿って、ぐるっと回って、この部分まで登ってきたわけですね。
(つづく)
最近のコメント