« 2011年10月 | メイン | 2011年12月 »

2011年11月

2011年11月19日 (土)

第十二章「合コンは、決戦?」⑦

 廃棄になるのは、モッタイナイ!
 1111191s

 深夜の売れ残りを、買って帰ってきて、晩酌のおともに・・・・。

 ・・・・とはいえ、具ひとつ約100円ってのはねえ~~・・・・

 少しでも、前進。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
     第十二章「合コンは、決戦?」⑦
(最初から読んでみたいと思ってくださった方は、
    「新米館主・御仮屋睦」の目次ーFC2小説
                       を是非に。m(__)m

 「Beauty is Force。美は、力なり」
 茜は、口上を続ける。
 「これは、睦ちゃん・・・・あらあら、ごめんなさい。私、新館主さまの
職場の先輩であり、ちょっと歳の離れた友達でもあり、普段は“睦ちゃん”って、
呼んでいます。ですから、ここでも“睦ちゃん”って、呼ばせていただきます。
  なぜとはなしに、皆の顔がほころぶ。
 「Beauty is Force。美は力なり。
 これは、その睦ちゃんが、創った言葉だそうです。
 ご覧のとおり、睦ちゃんは女としてもちっちゃい方で、そして、ちっちゃいく
せに、女の私ですらうらやましくなる、ナイス・ボディの持ち主。胸とお尻が、
かなり運動の邪魔になりそう・・・というのは、皆様も想像できると思います。
 そんな睦ちゃんが、戦国時代から伝承される新納流という古武道を継承する
にあたり、女としての美しさを、ひとつ武器として、活かしていこう、と思った
そうです。
 女の美しさ。もうひとつ、女らしい、しなやかな頭の働き」
 ここで、茜は、自分の頭を指差す。
 「そのふたつを最大限活かして、より強くなっていきたい・・・、そんなこと
を睦ちゃんは、私たちに話してくれています。
 今日は、そんな睦ちゃんの第一歩。私たち女四人は、美しさと知恵を寄せ合って、
男性陣に挑戦させて頂きます。
 女性陣主将、田所茜(たどころ・あかね)」
 「水溜小雪(みずたまり・こゆき)」
 「米櫃祝子(こめびつ・いわいこ)」
 「御仮屋睦(おかりや・むつみ)」
 ここで女四人は、男性陣に向けて、さっと頭を下げる。
                          (つづく)

2011年11月18日 (金)

第十二章「合コンは、決戦?」⑥

 午前3時。生温かい風が、ノボリをはためかします。

1111181s
 この後、本格的な雨になるという予報だったのですが、今のところ
曇り空のみ。

 さて、関東への移転準備。
 クロネコヤマトのサイトで、引越し料金を調べてみると、7万?8万?
 結構するものだな・・・・というのが、実感。
 引越し専門業者だと、もう少しお安くなるものでしょうか。

 そして、パソコン。
 現在使用中の「Endeavor MT7800」という機種。調べてみると、2007年製。
ずっ~~と昔から使っていた、という印象があるのですが、こちらは、意外
や意外の、まだ4年程度か・・・という感想。
 パソコンの寿命って、そんなもんだったか・・・・。
(いえいえ、もっと古い機種を今も現役で使っていらっしゃる方も、もち
ろんいらっしゃるのでしょうが)

 さあ。少しでも、完結目指して。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
     第十二章「合コンは、決戦?」⑥
(最初から読んでみたいと思ってくださった方は、
    「新米館主・御仮屋睦」の目次ーFC2小説
                       を是非に。m(__)m

 今日は「合コン」といえども、まずは新納流試心館の若き館主・御仮屋睦の
御披露目式だ。女性陣・男性陣、それぞれ応援・見物・野次馬・監視、そして
手伝い役として、知り合いに声を掛けてくれたようで、それなりの人数が集ま
ってくれた。武家屋敷見物に訪れた観光客にも声を掛けて、しばしお時間を頂く
ことにした。
 「新納流試心館、新たに御仮屋睦が継承する云々」
 と書かれた大きな和紙に、立会人として居合わせた人皆に署名してもらう、
そんな趣向を取り入れた。
 旧館主・じいさんこと新納義彰と御仮屋睦が、一応改まった挨拶をして、御
披露目式を終えた。

 おもむろに、芝居がかった口調で、睦の先輩・茜が口を開いた。
 「さて、皆さま。御用と御急ぎの方以外は、もうしばらくお付き合い願います。
これからが、本日のメインイベント。日曜日の午後を、大いに楽しんでいただき、
最後は、みんなで飲んで食べて楽しく過ごせるよう、準備もしております。お時
間の許す限り、ぜひご一緒に」
 茜は、いったん口上を切った。女性陣・男性陣の8名が、それに揃えて頭を下げる。
もちろん、事前に進行を打ち合わせている。
                           (つづく)

2011年11月17日 (木)

アパート探し

 ごめんなさい!。本日は、自作小説、お休みさせてください。
                      m(__)m

 今朝は、“ゴミ出し”してやったぜ~!!
(って、やっぱり二度寝って、イヤだ・・・というのが、言い訳です)

 「寂しいな・・・」と思っていること。
 鹿児島銀行出水支店のATMが、いつのまにやら1台に・・・。

1111171s
 う~ん、ファミリーマート全店舗にATMが導入されて、出水市内
全体では、たしかにATMの台数は増えたのでしょうが。一台だと、
時には結構行列が出来そう・・・・。

 さて、申し訳ないと思いつつ、わが両親に「近所のアパート、探して
おいて」とお願いしておるのですが、両親としては、やっぱり歳相応、
それなりの物件を借りて欲しいようで。
 自分としては、とにかく家賃3万円台、とりあえずユニットバス付。
(仕事探しの中年オジサン、家を出る前にシャワーは、定番しょ)

 そうなると、駅から徒歩十ン分ということになるようで。

 不動産屋のサイトで見つけた、元実家からすぐのアパート。

1111172s
 このくらいの広さで、家賃がこれくらいなら、文句ナシなのですが、
職探しには不利な立地・・・・・。

2011年11月16日 (水)

第十二章「合コンは、決戦?」⑤

 今週の新商品「ブラック・カレーまん」。

1111161s

 中華まん什器の中で、他の中華まん商品と一緒に並べていると、実は
とっても地味・・・なのですが、うむ。写真写りは、別格。

 さて、あれやこれや引越しのこと・・・・。
 県内金融機関に開設している預金口座。とりあえず、普通預金に入れている
分は、ゆうちょ銀行へ集中させて・・・。
 いざという時の定期預金の解約って、東京支店でもさっと出来るものなの
でしょうか・・・。(いずれ窓口で訊いてみないと)

 さ、つづき、つづき。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
     第十二章「合コンは、決戦?」⑤
(最初から読んでみたいと思ってくださった方は、
    「新米館主・御仮屋睦」の目次ーFC2小説
                       を是非に。m(__)m

 「大丈夫。今日はビシっと、子どもに母親のカッコイイところを見せるの」
 茜が、胸を張る。
 「でも・・・・、さすがにお子さんの前で、お色気作戦はなしじゃ・・・」
 「おほほほ。こう見えても、普段から節制を心がけているの。見せ惜しみは
しないわ」
 どうにも、茜は強気だ。
 「ところで、お若いお二人さん?」
 小雪が、口を開いた。この場合の二人とは、睦と祝子だ。
 「そちらこそ、ジタバタしないで、覚悟はよろしい?」
 「・・・・はぁ・・・」
 睦と祝子は、互いに顔を見合わせて、ため息を出し合った。
 
 さて、男性陣は、警察官・大山隆志、カメラマン・桐嶋誠治、高校生・坂道聡、
引きこもり剣士・平手慎三郎の四名。男女対抗ゲームの中身は、この男性陣四名
にも、きちんと通告しておいた。「負けられない」と、男性陣四名も連絡を取り
合って、練習時間を捻出していた。それを通して、男性同士も結構気の合った友
達になりつつあるようだ。
                           (つづく)

2011年11月15日 (火)

 第十二章「合コンは、決戦?」④

 宝島は、遠くになりけり・・・・。

1111152s
 でも!デモ!!。それでも、当時は“金曜午後7時は、宝島小中学校の
体育館へ集合”という日常があったのだよな・・・・・。
 南日本新聞とも、やがて疎遠になっていくのか・・・・。

 千葉県柏市へ引っ越しても、自作小説は書き続けたいな~~と思う、
今日この頃。

 ・・・・とはいえ、根っからの鹿児島県紫尾市産まれの、紫尾市育ち。
就職も、地元の鶴亀信用金庫紫尾支店に極めた、愛しのヒロイン・むっちゃん
を書き続けるのは、ムリかな・・・・。

 で。新たなヒロイン像(私にとっては、主人公はあくまで女性です)。

 霧深き奥薩摩の地に鎮座する稲尾神社。それを守護することを、代々の使命
とした神官・大浦一族。その最後の当主・大浦玲子は、今、使命を帯びて東京
国際空港に、降り立った。
 時に、齢三十三。・・・・・・

 いやいやいや。その前に、愛しのヒロイン・むっちゃん。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
     第十二章「合コンは、決戦?」④
(最初から読んでみたいと思ってくださった方は、
    「新米館主・御仮屋睦」の目次ーFC2小説
                       を是非に。m(__)m

 「ふふふ・・・」
 「ママさんってのも、つくづく大変よね・・・」
 小雪と睦は、意味ありげに微笑み合う。
 「えっ?」
 怪訝そうな表情をする祝子に、二人は目配せをする。
 「・・・?」

 そういえば、屋敷の裏から、小さな子ども達の歓声が聞こえている。
 「ちょっと、行ってみようか?」
 三人は、屋敷の裏へ向う。途中、じいさんと慎三郎が“障害物競走”のための
“障害物”を準備している。なかなか大がかりなものなのだが、睦は先のことは
考えないようにして、
 「ちょっと、ごめんなさい」
 一声掛けて、その場を通り過ぎる。

 屋敷の裏は、表から見た以上に広い。畑、さらには「山」、つまり林までもある。
歓声が上がっているのは、子ども達が喜んで、そこいら中を走り回っているからだ。
 「ダメ!。畑に入っちゃ、ダメでしょ!!」
 と叫んだのが、茜だ。同年輩らしい女性二人が一緒だ。その茜が、三人に気がつ
いた。
 「よっ!祝子ちゃん、来たな~~」
 こちらも小雪と同様、祝子とは“抱き合う”挨拶をしてくれる。

 「ほんと、ごめんなさい。うるさくなっちゃって・・・・」
 茜が、あらためて謝ってくれる。
 「ママ友、ってやつ。休みの日って、子ども達と遊びに行くところ、結構悩む
ものなのよね・・・・」
 茜は、ちょっとびっくりしたような表情の祝子に、改めて説明してくれる。日曜
午後の時間を、三家族分の子ども達が、ここで過ごすようだ。
 「・・・・でも、いいですよね・・・。私がちっちゃかった頃を思い出します
・・・・」
 「そっか・・・・。『御館町(おたてちょう)の野生児』は、こんな風にして
誕生したんだ・・・」

 「でも、あの~、キャプテンさん・・・」
 祝子が、心配そうに口を開いた。
 「お子さんの面倒を見ながらって・・・、大変そう・・・」
 そのとおり。茜には、女性陣のキャプテンとして、大いに張り切ってつもりなの
だ。おまけに、大人の女性を魅せてやる~と意気込んでいた茜だが、子どもを連れて
いては、なかなかそうはいかないだろう。
                           (つづく) 
 
 

ノートパソコン、欲しい!!

 さて、4畳半一間のワンルーム暮らしを想定して・・・・・。

 当然のことながら、この店舗スペースにド~~ンと置いたデスク(机)と
もお別れか・・・・・。

1111151s
 なによりも引越し当日、さりげなく鹿児島県出水市から千葉県柏市へと
舞台を代えて、拙ブログはシコシコと続くのだ・・・・・
(いえ、南日本銀行サマ。さすがにその時には、タイトルを変えている
                      ・・・・と思います)

 というギャグをしたいのです。

 そのためには、まず
・イー・モバイル公式サイト
 に加入して~~の。
(公式には柏は全域エリア内。出水も私の活動範囲は、エリアとなった
ようです)

 そして、引越し当日。自分が持ち運べる・・・とすれば、それはもう~!
ノートパソコンしょ!!

 で、都会(笑)での無職生活(笑笑)を耐え忍ぶツールとしてのパソコン
スペックを考えると・・・・・・・
(そう何回も買い換えることは出来ない、という前提アリ)

・CPUは、Intel Corei3以上
・メモリは、4GB以上
・ブルーレイドライブ搭載
・モニタサイズは、出来るだけ大きく
・付属品として、アンテナ内蔵テレビチューナー

 各パソコンメーカーを巡って、いろいろカスタマイズしてみたのですが、

 う~~~~ん、どうやら御予算約10万円?

 その10万円を、後々「無駄遣い」と後悔するか、「先行投資」として
感謝出来るか・・・・・。

2011年11月13日 (日)

第十二章「合コンは、決戦?」③

 深夜 独り おでんを炊く

1111131s
 ・・・おでん70円セールは、空振り。
 う~~ん、もったいない。で、気持だけでも。

 コンビニも含めて、世には食料品を提供するお店がたくさん存在
するわけですが、その裏で、「廃棄」される食料の量を積み重ねて
いくと・・・・・。

 いやいや、自分すでにコンビニ店員歴10ン年。再就職も、手っ取り
早くコンビニで探したい、と思っているのですが。
 ・・・・・・それでも、モッタイナイ・・・・。

 ふ~~。
 気を取り直して。
 今週は、日曜日が休みで、次の休みは、明日月曜日。中七日って、
かなりキツイ・・・・。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
     第十二章「合コンは、決戦?」③
(最初から読んでみたいと思ってくださった方は、
    「新米館主・御仮屋睦」の目次ーFC2小説
                       を是非に。m(__)m

 「あっ、祝子ちゃん、オッ~ス!」
 庭先でなにやら男性陣と話しこんでいた、水溜小雪(みずたまり・こゆき)
が気がついて、歩み寄ってきてくれた。
 「おう。相変わらずの、美少女よのう~」
 ちょっとふざけた口調と、これまた祝子を抱いて、挨拶代わりにしてくれる。

 小雪と田所茜(たどころ・あかね)という、職場の先輩二人と、高校生の祝子
とは、今日までになんとか“顔合わせ”も済んでいる。職歴の長い女性二人と現
役高校生が、上手く打ち解けてくれるだろうか・・・、そんな心配を睦をしたの
だが、杞憂だった。さっと“抱き合う”という挨拶を、真似してくれた。

 「どう?祝子ちゃん、でも、悩んだんじゃない?」
 金融機関の窓口には、いろいろな思想信条を持つ人が訪れ、時にはテラー(窓
口係)にも、“勧誘”をしてくる。そんなときは文字通り“慇懃無礼”、適当に
あしらうのが『テラーの真髄』なのだが、先輩二人は、相手の心を読もうとする
気持を失っていない。
 小雪は、睦が口に出来なかったことを、しっかり代弁してくれた。

 「あ・・・、あの・・・。確かに、悩みました。・・・でも、今日のことで、
『お報せ』が来ても、決して後悔しないって・・・・、決心しました・・・・」
 「・・・・そうよね。祝子ちゃんにしてみれば、一大決心よね。でも、大丈夫。
ここにいるみんなが、その『お報せ』とやらを、均等に負担してあげるから」
 「あの・・・・」
 睦としては、この場には祝子の子細を知らない人間もいる。「均等に負担」と
いう言葉には、少々抵抗がある。
 「はははっ」
 小雪が、気持ちよく笑ってみせる。
 「いいのよ。支店長には、“突然監査が入る”ぐらいの『お報せ』を負担して
もらうの」
 そうなのだ。鶴亀信用金庫紫尾支店の支店長が、どこで嗅ぎ付けたのやら。
 「うちの女の子三人組が、なにやら不穏な動きを計画しているそうじゃないか。
私としては、しっかり監視しなきゃならん・・・」
 と、今日はここに来ている。
 「そっか。支店長に、その『お報せ』を、全部引き受けてもらおうっか」
 仕事中いつも背後で目を光らせている、支店長の姿を思う浮かべつつ、睦は冗談
を言えた。

 「あ・・・、キャプテンさんは?」
 祝子が、訊いてきた。この「キャプテンさん」とは、もう一人の睦の先輩・茜の
ことだ。女性陣の中では、最年長者(もっとも、本人の前では禁句である)であり、
もっとも陽気なムード・メーカーである茜に、女性陣の主将、つまりキャプテンを
お願いしているのだ。
                             (つづく)                   

2011年11月12日 (土)

第十二章「合コンは、決戦?」②

 今日も長いぞ・・・・
 で、出勤前の目覚ましに。
 「いもdeタルト」(150円)。

 1111121s
 いろいろ本を読みたいな~~と思うのですが。
 執筆(笑)再開。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
     第十二章「合コンは、決戦?」②
(最初から読んでみたいと思ってくださった方は、
    「新米館主・御仮屋睦」の目次ーFC2小説
                       を是非に。m(__)m

 見るからにほっそりとして、儚げな雰囲気を漂わす祝子の身体を抱きしめると、
「私たち、イケナイ関係?」と、つい思ってしまうのだが、睦としては、祝子に
は強く親愛の情を示したいのだ。
 なにせ祝子は、“呪いの美少女”というあだ名を持ち、「ちょっかいを出す
者は、呪われる」と、まことしとやかにウワサされている存在なのだ。
 「そんなウワサ、私が破ってやる」
 意志表示をこめた、親愛の情だ。

 ふと横を見ると、タダモトが
 (ボクとも、して)
 という催促顔で、見上げている。
 「あっ、タダモトくんも・・。こんにちは」
 祝子も、タダモトの表情に気がついてくれた。腰を落として、おっかなびっく
りながらも、タダモトの首に腕を回して、挨拶をしてくれた。
 「ごめんなさい。やっぱり、まだちょっと怖くて・・」
 祝子が、正直に謝ってくれる。
 「ううん。いいの、いいのよ。タダモトは、やっぱり大きいもん。すぐ慣れる
わよ」
 睦は、とりなした。

 「お母さんは、許してくれたの?」
 歩きながら、睦は祝子に訊ねた。
 「・・・はい。・・・昨日から、口を利いてくれません。今朝も、黙って
集まりに出かけて行きました」
 「・・・そう。案外、いいお母さんなのかもしれない・・・・」
 祝子の家は、母一人娘一人の母子家庭だ。そして、某宗教集団の信者なのだ。
日曜日といえば、その集団が催す集会が必ずあり、それに参加するのが、大事な
信者の“務め”であるらしい。祝子は、小さい頃から母に連れられて、集会に
必ず出席してきており、優秀で、なにかと引っぱりだこの存在らしい。もちろん、
その飛びぬけた“美少女”の外見も影響している、というのは、睦の推理。
 その祝子が、今日は集会を休んで、睦たちと一緒に過ごすために、来てくれ
た。信仰の上では、とてつもなく堕落した行為であり、許されるものではないは
ずだ。それを黙って見逃した母親は、意外といい人なのかもしれない・・・と
睦は思う。
                          (つづく)

2011年11月11日 (金)

告白しました~っ!

 雨上がりの午前三時半。
 いつもいつもの帰り道。

1111111s
 昨日、嬉しかったこと。

   告白しました~っ!  (#^.^#)

 ・・・・って、
 拙自作小説の登場人物。書いている本人も、なかなか具体的なイメージを
思い浮かべられないのですが、唯一、田所茜(たどころ・あかね)は別。

 そのモデルの方に
 「自分、〇〇さんの、ファンです」。
(ついでに、100円割引券付チラシをドッサリ・・・)

 うぉ~~~、言えたぞ、言えたぞ。
(独身オジサンがミセスの女性に敬意を表するための、スマートな表現法って?)

 来年一月末なんて、あっという間にやってくるのでしょう。
   その前に、ひとつ心残りを解消。
 (ふと思えば、「心残り」と言えるような、心残りなこともあまりないのですが)

 今日は、その余韻に浸っていたいため、自作小説はお休みさせていただきます。m(__)m

2011年11月10日 (木)

第十二章「合コンは、決戦?」①

 今朝は、燃やせるゴミの収集日。
 ちょっと気合を入れて、捨ててやったぜ~~!!

 で、ふと気がついてしまったこと。
 あ~~~・・・・、
  カレンダー、ひと月進んでしまっている・・・。
  1111101s
 急かされている?
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
     第十二章「合コンは、決戦?」①
(最初から読んでみたいと思ってくださった方は、
    「新米館主・御仮屋睦」の目次ーFC2小説
                       を是非に。m(__)m

 「あっ、祝子ちゃんっ!」
 「ワン!」
 試心館(ししんかん)の門前に立っていた、御仮屋睦と犬のタダモトは、向
こうの角を曲がって姿を現した、米櫃祝子(こめびつ・いわいこ)に気がついた。
 「睦さんっ!」
 返事をした祝子が、駆け足になる。

 今日は「合コン」という名の、新納流(にいろりゅう)試心館の新館主・睦
の御披露目式だ。開始時刻は、午後三時。中途半端な時刻になったのは、最初に
汗を流してお腹を空かせて、その後食べて飲んで楽しもう、という目論みだ。
 その食事の準備もあるので、主だったメンバーには午後一時には集まってもら
うことにしていた。今どきの時代、そんな連絡は携帯電話を通せばすぐに出来る
のだが、高校生である祝子は携帯を持っていない。おまけに、少々訳ありで今日も
来てくれるのかどうか、不安だったのだ。

 「・・・・・、ごめんなさい。・・・私、遅刻しましたか?」
 少し息が切れた祝子が、挨拶代わりに訊いてくる。
 「ううん、大丈夫。でも、よく来てくれた~」
 睦は、祝子の肩に手を回して、軽く抱き合う。この年下の友達とは、挨拶の代わ
りに“抱き合う”のが、お決まりだ。
                           (つづく)

 一応最終章のつもりなので、腕によりをかけて・・・・・
                           のキモチです・・・。
 

プロフィール

フォトアルバム

ごろごろ

最近のトラックバック