瀧羽麻子著『左京区恋月橋渡ル』
勤め先の最寄駅・東武野田線愛宕駅近くの食料品店。
「昔ながらの~」と言ってしまってよいのか、どうか。
う~~ん、瓜(うり)ですか・・・・。
不思議なもので、「八百屋さん」というのは、ふと住宅街の中に
“忘れられた”ように店がある・・・・のですが。
自分なんぞは、買い物って、もっぱらスーパー・コンビニです。
さ!あと一晩!
気合を入れるために。
さて、案の定、いい歳こいたオジサンは、恋愛小説にハマる。
・瀧羽麻子著『左京区恋月橋渡ル』小学館
文庫本『左京区七夕通東入ル』に引き続き、読破。
うんうん、いいぞ、いいぞ!!!
しょせん小説なんだっ、と解っていつつも。
初恋はやぶれるもの、という結末を十二分に予感しつつも。
それでも、主人公「山根くん」に、つい声援を送ってしまい。
【あっ、重要なネタばれ、を書きますので、もしもし読みたいと
思っている方が、いらっしゃいましたら、以下はパスして頂きたく候】
対する、ヒロイン「美月さん」。
な~るほど、京都だったらいかにも実在しそうな、超絶“お嬢様”。
深窓のお嬢様は、初恋のほの甘い思い出を残して去っていく・・・・・。
その一方で、
婚約者もいるご令嬢が、純情な年下学生クンを、弄んでいった・・・・、
とも、解釈できるわけで。
(公園のブランコを漕いでみせる、なんて、モロ「山根くん」を“誘惑
する”ためじゃん!←オジサン過ぎる解釈?)
「美月さん」は、「山根くん」のハート深く、生涯“初恋の女性”として
刻印されることに、成功したわけですよね・・・・。
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