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2013年2月

2013年2月11日 (月)

『ストロベリーナイト』

 “動きのある”夕焼け。

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 今日は朝から出勤。
 で、ふと見ると、自転車がズラリ。
  あ~、こんなに住んでいらっしゃるんだ・・・・と、改めて感心。

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  さて。
 流山おおたかの森駅構内では。
  「流山か 映画か テレビかー」
   というコピーとともに、『ストロベリーナイト』が流山市内でロケが行われたことを、
  絶賛アピール中。

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  ハイ。「流山は、どこで登場する?」と興味津々で拝見。

 ・・・・・・とはいえ、舞台は警視庁“東中野”署管内がメインであって、「チバ」なんて
微塵も見せてはいけないわけで。
 う~~ん、染谷将大演じる「柳井健斗」が住むアパートのたたずまいが“郊外”ぽかったかな?
(“東中野警察署”の玄関が、流山市水道局の建物ではあるそうです)

 フィルムコミッション活動として「ロケ誘致」に取り組むのは、“街の知名度アップ”が目的
にあると思うとのですが、まだまだ道遠し・・・・でしょうか。
 とはいえ、エンドロールをしっかりチェックさせて頂いたところ、流山市だけでなく、名古屋・
沼津・牛久等でも、ロケが行われたようです。
 そこで、う~~ん、と感心させてしまうのは、本来バラバラなシーンに終始一貫“降り続ける雨”
がバックにあり。一部「お天気雨?」というシーンもありますが、手間かかっております。

 さてさて。
 『ストロベリーナイト』。映画では端折られた部分は、原作を読めば補完できるのでしょうが。

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  それにしても、
  竹内結子演じる“姫川”刑事が、“危険な匂いを漂わす”大沢たかお演じるヤクザ“牧田”
と関係を持つ・・・・なんていう展開は、大ブーイング!!。
 いえ、“降り続ける雨”が“姫川”刑事の心の闇の深さを象徴するものであることは、わかる
のですが・・・・・。
 “降り続ける雨”が、雨が降り続く数日間のエピソードであると、説明されているわけで・・・。

  
  橋本愛さまファンとして、懺悔。
  『さよならドビュッシー』、観に行かず。

     夕方からの上映って・・・・。
     
  次回の休みは三日間ありますので、今度こそ。
      

2013年2月 8日 (金)

『ストロベリーナイト』は、千葉県流山市でロケ

 北風が、ひゅるる~と、吹いて。
  雲を一掃して。
    富士山が、姿を現し。

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 ・・・・って、「快晴=寒い」というのが、関東地方の冬パターン。

           寒いの、イヤ!!ッ~

 寒さに負けて、引きこもっていたら、『さよならドビュッシー』は早々と、
夕方の一日一回上演になってしまい・・・・。
 ・MOVIX柏の葉 上映スケジュール

 橋本愛さまファンとしては、不覚。

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            ・・・・・・でも、寒いの、イヤッ!!!

 さて、気を取り直して。

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 ただ今公開中、竹内結子さん主演の『ストロベリーナイト』は、千葉県流山市でロケが
行われたのだとか。

   う~ん、一度は観に行かねば。

          ・・・・・・それでも、やっぱり、寒いの、イヤデスッ!!

  で、思い出した、はるか昔のこと。
 高校時代、空手部を指導してくださっていた道場が、千葉県流山市にありました。
(空手の段位って、勝手に“自称”出来るわけでなし。それ相応な審査を受けなければ
ならないわけで。で。今思うと、その“審査料”が道場主さんの収入になっていたんだな~
と、思い返すのですが)

 そのおかげで、春と秋の「流山市民体育大会」に、幾度か参加させて頂きました。
 開会式のプログラムに、「流山市民の歌」斉唱があったわけですが。
  ・流山市民の歌

 ♪あ~ あ~ 流山♪
  というサビの部分に差し掛かると。
  お隣の列に並んでいた、流山○高校空手部の女子部員の方が、
   「わ~~、ダッサ~ッい」
   と、笑っていらっしゃいましたっけ・・・・・・・・。

  
 こんな首都圏の一角のベットタウンで、“ロケ誘致”をしたからといって、それで
観光客が増えるわけじゃないだろう・・・・・・と、つい思ってしまったのですが、

  それは、田舎者の発想。

 ・流山市フィルムコミッション

 “街のイメージ・アップ戦略”の一環としての、フィルムコミッション活動。
 ひいては、それによって「流山市に住まいを持つ」方を増やそう・・・・という
戦略なのであるか・・・・・。

 自分の高校時代から、遠く離れて。
 確かに「人口確保」が、それぞれの自治体の重要な施策になりつつあるんだな~~
                           ということを、実感。  

自作小説『続 新米館主・御仮屋睦』(2/8)

 東武野田線柏駅。

 不思議なもので、車内って、格好の“読書タイム”であったりします。

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・薩摩の東夷さんの小説一覧ーFC2小説ー

  【お断り】 あくまでフィクションとして読んで頂くために書いたものであり、

  危険な運転行為を唆す意図は、一切ございません。m(__)m
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    水着を買いに(3)
  紫尾市から鹿児島市内までは、紫尾峠・入来峠と二つの山を越えて行く、意外に変化に富んだドライブコースだ。紫尾市街地から、まず渓谷沿いの山道を紫尾山のふところに分け入っていく。
 「わ~、なんか、ドライブって、ワクワクしちゃいます」
とは、祝子。
 「そう?でも、祝子ちゃんだって、お母さんの車で、あちこち出かけるんじゃない?」
 「はい。でも、それって、集会に出かけるとか、用事があって出かけることであって、ドライブとは違うような気がします・・・」
 「そうそう。やっぱり、免許を持たない高校生にとっては、クルマ、そしてドライブって、憧れだよな~」
というのは、弟・瞬。
「私・・・、学校帰りに、よく『ドライブに行かないか?』って、クルマから声掛けられるんです・・・」
「えっ、それは、ちょっと心配。まあ、祝子ちゃんは、そんなのに乗らないって、わかってるけどさ・・。そうだ!、瞬。アナタが、祝子ちゃんと一緒に学校から帰ってくればいい」
「いっ・・・・」
 バックミラーに映る、瞬の顔が赤くなるのが、丸わかりだ。
「あっ、お願いしようかな・・・。瞬くんって、成績優秀なんでしょ?。勉強のこととか、いろいろ訊きたいし・・・」
 (まったく、こういう時って、女の子の方が、肝が据わってるわよね~)
 スカイラインの車内では、そんな三人による他愛もない会話がされているのだが、そのスカイラインに後ろから猛然と迫って来る一台に、睦は気がついた。
 (やれやれ・・・。さっさと追い越してもらおう)
 クルマ、というのは、地方に暮す若者にとっては、“自由の翼”だ。そして、ある意味では、“個性”を表すシンボルだ。ハンドルを握ることが“力の誇示”である・・・と思い込む、若者もいる。今、そんなクルマが、迫ってきた。
 もちろん、睦はここで意地を張って、ドライブの楽しい気分を殺がれたくない。むしろ追い越しやすいように、速度を落としたつもりだったが・・・、相手が悪かった。
  相手は、対向車線にはみ出しながら、並走してきた。そして、おもむろに窓を開けて、こちらの車内を覗き込むようなしぐさを、してきやがった。運転席と助手席、
 (はあ・・・・、ハンドル握ると、とたんに強気になるオニイチャンね・・・)
 スカイラインの運転席には少々不釣り合いに小柄な睦と、高校生らしい二人の姿を認め、ますます強気になったのだろう。こちらを指さして、ゲラゲラ下卑た笑いを飛ばしてくる。おまけに、助手席の一人は、胸の前で手を山なりに動かして、睦の胸をからかう。
 「姉ちゃん、あんなヤツら、気にしないで、さっさと先に行かせちゃえ」
 「大丈夫、わかってる」
 ・・・・・ところがだ、こちらの車内の意志に反して、相手はしつこい。追い越すのをやめて、速度を落としたと思ったら、ピタリと後ろに付けてきやがる。いわゆる“あおり”だ。ぎりぎりまで、車間距離を詰めて、こちらの恐怖心を煽るつもりだ。ここは、大人しくウィンカーを出して、路側に車を停めて“降参”するべきなのだろうが・・・。
 「A lady and A boy, I hope safety first. But I want to teach justice to them.・・・
  安全運転を心がけているつもりだけれど、ちょっと相手に正義とやらを教えてやりたくなったわね・・・」
 「おい、姉ちゃん、無理しないでくれ・・・」
 「大丈夫。ハンドルを握っていれば、おっぱいとお尻の重さなんて誤差の範囲内ってこと、あのオニイサンたちに、わからせてやるわ」
 「私は、睦さんを信じます」
 「OK?、それでは~、So, at the beginning!」
 睦は、徐々に速度を落とし始める。相手だって、大事な愛車だ。そうそう傷をつけられないはずだ。度胸比べのいっとき、睦は法定速度の60キロで走行してやるつもりだ。やがて、後続の車がどんどん追い付いてきて、数珠つなぎになる。相手は、それに耐えられるわけはない。
 バックミラーで、相手との車間距離を確認しつつ、そろそろと減速する。
「私、教習所は最速で卒業したの。女の子だからって、運転が下手なんて、見くびってもらっちゃ困るわよね~」
 祝子と瞬を安心させるために、睦はしゃべる。
 やがて、運の良いことに、大型トラックが追いついてくるのが、見えた。
 (ふっ。勝ったわね・・・)
 誰も、大型トラックの前を走りたくないものだ。
 (さ。オニイチャン、どうする?追い越すなら、今のうちよ~)
 やがて、峠のトンネルにさしかかる。トンネル内で追い越しをするほどの度胸は、相手にないだろう。
  ・・・・・と思うと、相手の車はにわかに速度を上げた。そして、憎々しげにクラクションを鳴らすと、今度はさっさと睦らを追い抜いていった。
 「おっと。私たちは、後ろのトラックにも追い抜いてもらわないと。祝子ちゃん、大丈夫?、ごめん。怖かったよね」
 「いえ。さすが、睦さん、でした」
 「おいおい・・。姉ちゃん、事故ったら、どうするんだよ~。後ろに座っているオレが、一番危なかったってことだよな~、これって」

                               (つづく)

2013年2月 7日 (木)

『いつまでもショパン』中山七里著

 雪の残る朝。

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  さて。『さよならドビュッシー』『おやすみラフマニノフ』『さよならドビュッシー 前奏曲』と手にしてきて、ハイ。

  シリーズ最新作の単行本(!)まで、拝読。

・いつまでもショパン・中山七里著 宝島社

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本作では、ショパン国際コンクールが開催されている、ポーランドのワルシャワが舞台。

さらには、戦場のアフガニスタンまで。

 うん、“超スーパー・ヒーロー”岬洋介の活躍の場なら、そのくらいのスケールがなきゃ!

 ・・・・・・・・とかなんとか、「ショパン」と言われても・・・・・、え~~っと、代表曲って???

   という私ですが、Youtubeで「この曲は、どんな曲だっけ?」と確認しながら。

 アフガニスタンの戦場で、“奇跡”を起こす一曲は、こちら。

 あ~、この曲か・・・・という、有名曲デシタ・・・・・。

 そして、『さよならドビュッシー』で主人公であった女の子が、ちょっとだけ登場。

 手にする楽譜は、ドビュッシー『喜びの島』。

 こちらは、知りませんデシタ・・・・・。演奏時間が6分少々、というのが、『さよならドビュッシー』を読んでいる方(あっ、映画を観た方も)は、ニヤリと出来る小ネタ。

2013年2月 6日 (水)

BSプレミアムですか・・・

 2月3日。実家近くの路上で。

 こういうネコちゃんに出会うと、ついつい写真を撮ってしまいますよね・・・・・。

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  そうそう、ちゃ~んと「恵方巻」、ファミマで予約して、購入。

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  でも、「恵方巻の予約をお願いしたいのですが~」と店員さんに申し出たら、

「・・・・・・・、ちょっとお待ちください・・・」で、他の店員さんをレジに呼んでくださって・・・・・。

  ふ~~ん、千葉県くんだりでは“予約商材”って、まだそれほど血眼になっていないのかな・・・・。

  ・・・・・・とかなんとか、マミーマートでも「海老カツ巻」を一本購入して、試食。

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  ホント、みなさん、そんなに“恵方巻”って、召し上がっていらっしゃる?

 さて。本日、2月6日は。

 千葉県柏市では、雪がチラホラ舞った程度だったのですが。野田市では・・・・

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  さてさて。とっても残念なこと。

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   「BSプレミアム」ですか・・・・・、そうですか・・・・・。

2013年2月 5日 (火)

『銀のエンゼル』

 封切り時には、ケッ!!

     ・・・・・・・・〇ー〇〇、かよ・・・・・・・・・と思ったのですが。

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  初めて、拝見。

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   あっ、そこに“ポルシェ”のトラクターが登場するのが、北海道??




2013年2月 2日 (土)

『ドラフィル2 竜ヶ坂商店街の革命』

 気がつけば、道ばたに水仙の花。

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 すっかり小説本の熱中していて、すっかり忘れておりましたが、そういえば昨年1月31日をもって、
10数年勤めた“コンビニ店員”を退職した日でしたっけ。

 あれから一年か・・・・・。
 辞めた当初は、「またコンビニにでも勤めよう」ぐらいに思っていたのですが、今となっては
“店員稼業”への復帰は、とても敷居が高いだろうな・・・・・・。
  それが、今後のわが人生にとって、ヨキコト、でありますように。

 さて、熱中して拝読した作品。
 ・『ドラフィル2 竜ヶ坂商店街オーケストラの革命』美奈川護著・メディアワークス文庫

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 おうおうおう、この曲はどんな曲だったけ?と、Youtubeで一々確認しながら。
  ワーグナーの『ワルキューレーの騎行』といえば。
   「えっ?」と思われる方も、「映画『地獄の黙示録』の~」といえば、「あっ、あれ!」でしょうし、
  シュトラウスの『ツァラストラはかく語りき』といえば、
    あ~~『2010年宇宙の旅』の、あれか・・・・・・。

  で、意外に思ったのは、サティの『ジムノペディ』も、誰でも旋律は知っている一曲。

  そして、メインテーマ曲(?)となっているのは、
    パガニーニ『ラ・カンパネラ 鐘のロンド』というのは、こちら。

  これも誰でも知っている旋律ですよね。

 はい、これはMW(メディアワークス)文庫なぞという、“マイナー”(失礼)文庫に収められているのは、
                             もったいない! 作品です。

   ホント、オーケストラの演奏会、聴きに行きたい、行きたい!!

 そして、本職の傍ら活動に励まれているであろう、全国津々浦々のアマチュア・オーケストラ団員の皆様に敬意を表します。

2013年2月 1日 (金)

寺沢新子サンの、“水中戦”シーン

 Amazonで注文した、新潮文庫版『青い山脈』。
 イヤ、それこそ神田の古本街で探せば、一冊50円なのでしょうが。

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  さっと開いてみたら、「字が小せえ~・・・」。
 (左は、今読んでいるMW文庫『ドラフィル2』)
  奥付を見ると「平成18年10月20日 97刷」ですから、そんな“昔”ではないですよね。

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 さて、問題の、ヒロイン・寺沢新子さんの、水中戦シーン。
 石坂洋次郎氏に敬意を表しつつ、引用させて頂きます。m(__)m
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「ようし。手を貸すぞう!」
 ボートの中から、もう一人の若者が水に飛びこんだ。と、間髪をいれず新子も飛びこんで
いた。まるで強い綱でひっぱられたもののようだった。
 ここでは、腕力も暴力も水にとかされてしまい、水といっしょでなければ何事もなし得な
いのであった。その環境が、水に慣れた新子に、男の暴力に対する恐怖を感じさせなかった
のである。
 二番目の若者は、自分の方に向ってまっすぐに泳いで来る新子を見て、意外な顔をした。
新子が連れの六助の命ごいにやって来たのだと思った。だが、新子が一言も発せず、きびし
くひきしまった顔をして、グイグイ迫って来るのを見て、こいつは闘う気なんだなと感じた。
そして、この途方もない女の子を少しいじめてやれと思った。
 だから、新子が目の前でスプンと水にもぐると自分ももぐり、二人は片腕を組み合せてま
るで仲の好い友達のように、底の方に沈んでいったのである。
 岩の層まで達すると、新子は岩と岩の狭いすき間に身体を入れ、両足をひろげて身体が浮
くのを防ぎ、改めて若者の片腕を両手で必死に抱えこんだ。
 そうされて、若者はあわてた。彼は女の子の感情というものを知らなかった。どうするつ
もりなのか分らない!その恐怖が電気のようにじりじりと背筋を焼いた。
 若者は本気で暴れ出した。しかし、重い水圧が、彼の暴力をのりのようにふやけさせてし
まい、打ってもけっても、水に落ちた絵具のようにその効果がぼやけてしまった。--新子
は、頭をうつむけて、必死で相手の腕を抱えこんでいた……。

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 う~~~ん、書き写して思うのですが、「きれいな文章だ・・・・・」。

  やっぱり映画も観たくなります・・・・。
 
 

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ごろごろ

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