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2012年12月29日 (土)

三根梓さんが!、イッパイだ~っ!!

 世間様では、28日が「仕事納め」なのでしょうか。

   普段はなるべくお邪魔しないようにしている、柏市立第三小学校の敷地内に。

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  でも・・・、結構、お年寄りとか“近道”として、校庭を利用されているようで。

     いやいやいや、ですから、お年寄りではなく、“不審者”となり得るオジサンが、挙動に注意しなければならないのですヨネ・・・・・。

  うわ~~。やっぱり。年末の繁華街。人通りが、いつもより多い!デス。

    ああ・・・、確かに「お正月休み」に突入したんだな~という感のある、家族連れの多さかな。

   ふと、夜空を見上げてみれば、ハクセキレイ。

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   「ハクセキレイ」って、例えば、コンビニの駐車場で餌を探しているような、ごくごく普通の野鳥なのですが、・・・一夜の寝場所を求めて、繁華街に集まってくるようであり。

  さてさて。大本題。

  八重洲ブックセンター丸井柏店にて

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    わ~い!

      三根梓さんが、イッパイだ~~!!   

 

 

2012年12月22日 (土)

『あと少し、もう少し』瀬尾まいこ著

 なにげなくカバンをガサゴソしてみたら。

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 中から、文庫本がゾロゾロと・・・・。
 いや、読んだら感想は必ず書く!・・・・という意志だけあって、
 書くときには、やっぱり手元に作品が必要だよな~~で、ついつい
いつまでもカバンの中に入れておいて・・・・で、それがドンドン
累積していき・・・の繰り返し。

  ホント、「読む」はカンタン、「書く」はムズカシ。

 さ、それでも、今日は「書き」ますっ!
・『あと少し、もう少し』瀬尾まいこ著、新潮社刊

  はい、お値段オ高め、重量もソコソコの単行本。
 紀伊国屋書店流山おおたかの森店にて、表紙にぐっと魅かれ。

 瀬尾まいこさんの作品を手にするのって、久しぶり。
 そして瀬尾さんの近況って、どうなんだろう?とネットで検索して
みたら、・・・・・・・、
 中学校の国語教師は退職されたとのこと。

                      残念。(と書かせて頂きます)

  それはともかく。
 久しぶりに拝読する瀬尾さんの作品。
 ちょっと脱力系とも云える、抑制の利いた文体がツボにはまりました。

 思春期の少女の心を描いた作品を、ドキドキしながらいくつか拝読して
きたのですが、

        え~いっ!まだるっこしい!!
 
 能書きたらたら、ひたすら長いだけじゃんかよ~!
 ひとつ“心の動き”を表現するのに、何文字も要するのが“文学”か~!

                と、内心思わないわけでなし。

  対して。この瀬尾さんの作品。例えば、ラスト付近、
>「なるほどね。桝井君、さわやかでかっこいいと思うよ」
>上原は黙って聞いていたかと思うと、何の脈絡もないことを言い出した。
>「なんだよそれ」
>「桝井君さ、自分の深さ三センチのところで勝負しているんだよ。だから、
>さわやかに見える。それだけしか開放しないで、生きていけるわけないのにね」
>「それが駅伝と何の関係があるんだよ」
>もうすぐ本番だというのに、どうして上原はこんなことを話しているんだ。

  たぶん、他の作者の方なら、もっと会話が長くなると思います。

  そして、オジサン読者として、絶賛しなければならないのは!。

 「上原」こと、本作でのほとんど唯一紅一点、美術教師にて、駅伝部監督・上原先生。

 たぶん作者が思い描く、“女性”教師としての理想像なんじゃないだろうか・・・・
(男性教師と同等に、“厳しく”生徒に接することが出来るわけでなし。“厳しさ”の
代わりに、教師として“装う”もの?)

  で、オジサンがデレ~ッと妄想してしまうシーン。
 駅伝部の伴走のため、炎天下に自転車をヒイコラ漕ぐ上原先生・・・萌え~っ

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2012年12月14日 (金)

『神去なあなあ夜話』三浦しをん著

 だっから~~。
  ついつい、いつもいつも撮ってしまうのですが。

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 でも、ホント。
  ほんの15分前には、姿は見えなかったのに・・・・。
  

 さてさて。
・『神去なあなあ夜話』三浦しをん著

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 文庫本と違い、単行本を購入するときは、やはり躊躇するものですが、
八重洲ブックセンター丸井柏店にて、即決購入(笑)。

 

 ワクワクドキドキしながら、期待しつつ読むは、
    平野勇気君の、直紀先生への猛烈アタックの行く末は・・・・。

  いや、わが身の青ヶ島・宝島在住時代のほろ苦い思い出が、
                マジ、甦ってまいります。
        (自分の場合は、もちろん“失恋”で終わったわけですが)

 自分が、離島ではなくて、もし山村に住んでいたとしたら、
  先生に一目会いたさ、に片道40分の山道をトコトコと・・・・って、
                    絶対実行した、と思イマス。

 

2012年12月 9日 (日)

橋本愛さんに、激しく期待!

 忘年会の席上での自己紹介。
(シラフの今思い返すと、チョット・・・と思ってしまうのですが、オジサンばかりの
酒の席上、若輩者の私が“ハズす”のもありかな~ということで)

「私の趣味は・・・・。
  橋本愛さんという、16歳の女優さんがおるのですが、その方が出演している映画を
 観ることです。
  ですから、女子高生の娘さんがいらっしゃる方は、ぜひ自分に紹介してください!」

  ・・・・・三根梓さん、日和ってしまい、ゴメンナサイ・・・・・。

 さて。
 『さよならドビュッシー』中山七里著・宝島社文庫

映画『さよならドビュッシー』公式サイト
 橋本愛さん、全身火傷から復活して、ピアニストを目指す役柄ですか。
                        とっても難役そう・・・。

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 “初”単独主演なのだとか。激しく期待させて頂きます。

 ・・・・・・それはそれで。
 原作を拝読したのですが。
 自分は、まったくクラッシク音楽の素養がないもので、曲名を読んでもチンプン
カンプン(ドビュッシーの「月の光」程度なら、解りますが)。
 ですから、コンサートでの演奏の様子を、文章で描かれても・・・・・

     ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
                    飛ばし読みしてしまった箇所アリ。

 そして、登場人物が能弁であり。活字量にして1ページ近くも“しゃべる”って、
現実ではあんまり無いと思うのですよね・・・・・。
 まあ、現実能弁な方って実在しますが、聴く方は“苦痛”ですよね?

 上記2点、映画では、きちっと昇華されていること、期待させて頂きます。

 その上で、蛇足をひとつ。
  う~~ん、ピアノって、そんなに贅沢なもの?

  自分が中高生の頃って、クラスに一人“ピアノが弾ける人”がいた・・・
というイメージがあるのですが。そして、合唱祭でのピアノ伴奏って、そう簡単な
ものではなかったと思うのですよね。
 もちろん、この小説は“プロのピアニストを目指す世界”のことですから、“お稽古ごと
としてのピアノ”とは、別世界なのでしょうが。

  う~~ん、
   自分って、“一億総中流”時代の夢を見られた、幸福な世代だったのかな・・・。
     

2012年12月 8日 (土)

三根梓さん@幻冬舎文庫

  常磐線の車内で、三根梓さん、ハッケ~ン!!(笑)

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 ダイキン工業の車内広告ですね。

   そして!

  ふらっと、書店に行ってみれば。

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 三根梓さん、冬バージョンですね。

   う~~ん、12月新刊のラインナップ、時代物ばかりか・・・・

  (しかも、シリーズ物って、途中から読むわけにはいかないですよね・・・)

 

  いやいやいいやいや。その中から、一冊購入しました。

      ハイ、ワタシは明言します。三根梓さんだから!!。

 

                              買いました。




2012年11月29日 (木)

十階堂一系『不完全ナックル2』

 いや。
 自分なんぞも、暇つぶしに小説(?)とやらを書いており、わが愛しのスーパーヒロイン・むっちゃん
が、如何にしてゴツイ野郎をノック・アウトするのか・・・・日々、真剣に考えております。
 ストーリーを考える楽しさと苦労の一端、少しは理解できるつもりです。

 そして。
 自分なんぞは、もっぱら書店の文庫本コーナーの常連なのですが。
  いや~~、百花繚乱、えっ、こんな作家さん、いたっけ?・・・・・状態。
  「小説家」というのも、世にあふれ返っております。

 で。
 自分なんぞも、かつては「写真家」を目指していましたっけ。
 そんな若いヤツには、まずなにが必要か?
      「お金」と「賞賛」
    あなたの作品が好きです、と言ってあげなきゃ。

 大変不遜ではありますが、
   自分は、“十階堂一系”さんを、激しく応援させていただきます。押忍。

 そこで。
 十階堂一系著『不完全ナックル2』、メディア・ワークス文庫

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 ・・・・相変わらず。
 コロコロと“語り手”が代わり、読みづらいたりゃ、アリハシナイっ!!
 そして、「空手」だけじゃあ、ネタ不足・・・・・と思われたかどうだか、空手部以外のキャラが
ゾロゾロ登場するって、オレ的には、興醒め。

 自分が高校生だった・・・・・、えっ!?もう四捨五入すれば30年前????
 千葉県では新設高校のラッシュでした。
  (伏字ナシで書きますが)
     当時、沼南高柳高校女子空手部。
  型の部。強豪校は、当たり前のように「平安五段」。対して、「平安二段」だったかな・・・。

 いつか、十階堂一系先生が、このクソブログを目にしてくださることを、夢見て。

    一から空手部を創部するストーリー、もっと描いてくださいっ!! 押忍。
  
  
  

2012年11月21日 (水)

『小鳥を愛した容疑者』大倉崇祐著

 北風吹く朝9時過ぎ。
 開店直後のマミーマート柏若葉町店で、お買い物。
 これから午後10時までの閉店まで、スーパーの一日って、どうなのでしょうね。
(実際は、もっと朝早くから商品の納入が行われているわけですが)

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 で、買い物してきた材料で作る、わが自慢の「カレーライス」。

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 煮干し・生姜・玉ねぎ・じゃがいも・豚こま。
 う~~ん、おいしそうに見せるためには、彩りとしてピーマン?人参でも?

 さてさて。
 自分って「推理小説」というジャンルは、それほど読んでないな~
と思うのですが。
 この一冊、かなりの猛スピードで一気読み。
 『小鳥を愛した容疑者』大倉崇裕著 講談社文庫

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 いや、オジサンとして。
 警視庁に新設された「総務部総務課動植物管理係」の担当職員として、一般公募
で採用されたというヒロイン・薄(うすき)圭子に、激しく萌え~~。
 なんで制服姿(って、あのスカート姿ですよね)で、現場に臨場するのさ~~!

 そして、もう一方の主人公。
>結婚もせず、男一人、捜査畑で飯を食ってきた
  元捜査一課の鬼刑事・須藤、五十歳。

 当然のことながら、この二人の“歳の差”“ラブコメ”が始まるんですよね?
  で、続編を激しく期待する、オジサン読者なり。

  とはいいながら!!

 

>「時間がないので、簡単に済ませるぞ。かいつまんで言うとだな……」
>「カイツマン?」
>「人間の言葉も少し勉強しろ」
>「すみません。イルカの言語でしたら、もう少し……」

 

  って、あり得ないっ!!!!!!

 

 わが人生四十数年において、ご縁のあった“理系女性”の方々。
 すべからく、とても聡明で理知的で、とっても魅力的でございました。
                       間違いない。

 

『再会スロートレイン』西田俊也著

 遅出出勤の日。
 早出の時よりも3本遅い電車を利用するのですが、柏のアパートを出る午後3時半ごろ
で、十分“夕方感”たっぷり。

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 そして、午後4時半前には、十二分“黄昏感”あり?
 冬至まで、あとひと月。

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 実は「冬至」で検索してみると、今年12月21日の冬至までで、マヤ暦の暦が終わるから
“地球滅亡か!?”と言われているとか・・・・。

 さてさて。
 わが身にとって、一大変換を与えた一冊。
・『再会スロートレイン』西田俊也著、徳間文庫

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 実はこの作品、
“青春18きっぷで旅をする同窓会って、意外と楽しい”とは、決して描かれておらず。
                             (私の読み方では)

 そして、同窓会ってのも、“必ず、楽しいモノ”であるとは、描かれておらず。
                            (私の読み方では)

 そう、私のような「同窓会なんて、決して出ん!」という人間の心情も、
ホロホロと描かれており。合コン代わりに集まろう、という20代は通り過ぎて、30代に
突入してしまったビミョーな年代のそれぞれの心情が描かれており。
 それは、もちろん明るいことばかりではなく、むしろ陰々滅々なことばかり。

 18歳にしてパパになったオジサン、かつて修学旅行で行った広島で、ソンナコト
してしまっているし・・・・・。

        う~~ん、ふと思うと、決して「いい作品」では、ナイカ・・・。

 いやいや。
 でも、私にとっては「高校時代の同級生に、連絡を取ってみよう」と思った一冊。
(いやいやいや。
 もちろん、いきなり“初恋の恩師”に真っ先にメッセージを送る・・・・・
                  というのが照れ臭かった訳でもありますが)
  

2012年10月30日 (火)

『悪の教典』貴志祐介著

 近頃、すっかり映画もしくはテレビドラマの原作を手にする、というパターン
が多くなってしまいましたが。
 今回は
「悪の教典」公式サイト

 予告編をご覧頂ければ解るとおり、
 「女子高生に向けて、ショットガン(散弾銃)を撃つやつなんて、許せん!!」
                        という、一心です。キッパリ

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 え~っと、学園に潜りこんだサイコパス(人格異常者)が、ついにその正体を
表し、大量殺戮の端が切られる・・・という内容、でしょうか。
 ホラー?サスペンス?小説を読み慣れている方にとっては、ともすれば「ああ、
またか・・・」という印象をあたえる内容らしいのですが、普段小説なんて読ま
ない人が、手にすることはお奨めしません。
 「フィクションは、フィクションとして楽しめなきゃ」という大前提はあった
としても、人の心は千差万別。とってもハードな内容に我慢できない・・・・
という方も、いらっしゃるのでは。

 主人公“ハスミン”、己の身を守るためなら、殺人を犯すことすら、躊躇なし。

    (あ、あんまりネタバレを、書いてはいけませんね)
 その明晰な頭脳を活かして、すべて“完全犯罪”としてきた・・・・。

 実のところ、世の中、しょせん「序列社会」。
 その中での、自らの“序列”を死守するために、人は意識的か無意識かを問わず、
結構醜悪なことって、してるよな・・・・・
                   と思いつつ、読んできて。

 ところが、完璧であるはずの“ハスミン”の行動に、疑問を持つ人が現れ、
次第にほころびが出始め、・・・・

               ついには「クラス全員殺害」実行に、着手する。

 このジャンルの作品を読み慣れている方にとっては、このラストの部分が
「な~んだ、『バトルロワイアル』の真似じゃん」と思う箇所のようですが、
 命乞いする者、逃げようとする者、戦おうとする者。
  それぞれ一瞬のキャラクターのきらめきを残し、斃されていく・・・。
  
   おりゃあ!!、女子高生を殺すヤツは、許さん!!!

   決して、自分好みの映画ではないのですが、
                一度は観てみようと思います。
 (今年たくさんの映画に出演されていらっしゃる、橋本愛さん。
   さすがに“殺され役”は、とっくに卒業されていらっしゃるようで)

 

2012年10月23日 (火)

『心とろかすような マサの事件簿』宮部みゆき著

 金木犀 道に散りて 秋深し

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 春の桜のように、儚くもあり、ですね。
 一方で、クリスマス・・・・デス。

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 さて。またまた、ちょっと気になっている、テレビドラマ。
・パナソニック ドラマシアター『宮部みゆきミステリー パーフェクト・ブルー』|TBSテレビ

 ああ、多部未華子さん主演『浪花少年探偵団』の後釜なのですね。

 で、その原作本を、紀伊国屋書店流山おおたかの森店にて、購入。
 う~~ん、近頃は“映画原作”とか、“テレビドラマ化”といった作品ばかり、読んでおります。
(『天地明察』なんぞ、原作は読んだのですが、映画は未見。上映、終わってしまう・・・)

 さて。
・『心とろかすよな マサの事件簿』宮部みゆき著

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 宮部氏のデビュー長編作『パーフェクトブルー』を引き継ぐ連作短編集。
 蓮見探偵事務所の面々と、ジャーマン・シェパードの老犬・マサが活躍します。

 うんうんうん。
 そういえば・・・・、自分もシェパード・タダモトが登場する小説を書いていましたっけ・・・・。
  で、実は昨日、3行だけ続きを書き始めました。

  “頭がいい”と言えば、とってもベタだけれども、シェパード。
   たぶん、間違いなく人語を解することも出来るだろう・・・・・、
   必要とあらば、自らテレビをスイッチオンして、“情報収集”・・・・
   人目につかず、夜の街を闊歩するのだろう・・・・

                   そうだ、そうだ、デキルンダヨ・・・・。
 『パーフェクト・ブルー』をはじめ、宮部氏の作品を手にしたのって、とても久しぶりなの
ですが、ぐっと親近感が持てる作品です。
 反面、とても残念なのは、蓮見探偵事務所とマサが登場するのは、この2冊だけ、という点。

  最近では、宮部氏って、どんな作品を書かれているんでしたっけ?

  さ。自分も、小説の続きを書かねば・・・。
 

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